◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2013/04/20（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は非常に不安定な展開だったな。」
Ｍ「ああ。先週末のSQが幻となり高値となったことから手仕舞い売りも出やすかっ
たようだが、今週は外部要因がかなり悪化する場面あり日本株の重しとなった。」
Ｔ「為替も非常に不安定だった。1ドル100円を今週にも達成との見方が先週末時点
では多かったが、今週は何と1ドル95円台まで突っ込む場面見られたからな。」
Ｍ「ああ。先週末に米財務省が議会に提出した半期に一度の為替報告書で、日本の
金融政策が円安誘導に当たるかどうか注視するなんて事が記載された。」
Ｔ「それにより、今まで円安容認姿勢だった米国もついに釘を刺してきたのかと警
戒が走ったからな。」
Ｍ「今週は週末にG20会議が予定されていただけに尚更警戒感高まった格好だ。」
Ｔ「更に中国GDPが想定以上に悪かったことや、米国の相次ぐ弱い経済指標、そして
ボストン爆破テロで、円が買われ95円台まで円高が進行した。」
Ｍ「ああ。米国株もそういった悪材料により今週は軟調気味だった。企業決算が多
く出されていたが、想定より悪かったという企業決算も目立っており相場の重しと
なっている。」
Ｔ「それに欧州株も軟調だったな。ドイツには格下げの噂まで浮上し、一時的に
リスク回避の動きが強まった。」
Ｍ「それらにより今週の日本株も一服となったんだが、逆に改めて底堅さを示した
格好とも言えるかもな。」
Ｔ「そうだな。荒い展開で日経平均は節目の13000円割り込む寸前まであったんが、
結局戻しているからな。」
Ｍ「日経先物は13000円割れとなる場面も見られた。ただ現物株が付いてこれず先物
も買い戻されている。こういった状況でも、しっかりと日本株買っている向きも
まだまだいると言うことだ。」
Ｔ「そんな感じだな。日銀ETF買いも入る場面もあり下支えになってはいるが、やは
り中長期的な海外勢の買いは継続している格好だ。」
Ｍ「そうだな。先週は急ピッチに上昇してきたことから、流石に外部要因悪化する
と短期資金は手仕舞いに動きやすい。それだけにヘッジファンド辺りの手仕舞い売
りも今週は出ていたと思われるが、それを中長期資金が受け止めている感じだな。」
Ｔ「先週の海外勢の買越額は驚異的な数字だったからな。1週間で1兆5865億円も買
い越しとなっている。先物も合わせれば1兆6000億円超だ。3月1週に1兆円程度買い
越していたが、その記録を大幅に更新した。」
Ｍ「SQ週だったということもあるが、それを考慮しても異常な買越額だ。逆にいえ
ば、その分、売っている向きもいるというわけだ。」
Ｔ「ああ。先週は個人投資家の売り越しが非常に多く過去最大となっている。やれ
やれ売りも含め、多くが利食いだと思うが・・・。」
Ｍ「そうだろうな。ただ、それらの個人投資家の資金は再び市場に戻って来るもの
だ。長く塩漬けしていた株がようやく利食いできたんだ。これで株を止めるなんて
事は出来ないだろう。」
Ｔ「出来るわけもない。地合最悪ならともかく、これだけ相場が盛り上がっている
のに、株を止めるなんて・・・。」
Ｍ「売却資金の一部は消費に流れるかも知れないが、それはそれで日本経済に好影
響だからな。」
Ｔ「多くの売却資金は次なる投資先やタイミングを待っている格好だろう。つまり
再び株を買いに来る資金だといえる。」
Ｍ「そうだな。早い向きは今週既に押し目買い入れて来ているかもな。来週発表さ
れる今週の投資主体別動向が注目だな。」
Ｔ「さて来週だが、いよいよ日本でも企業決算発表が始まるな。円安により前期業
績の上方修正も目立っており、今期も大幅増益が期待されている。」
Ｍ「ああ。企業がどの程度の為替レートで今期業績見積もってくるのか注目される
。4月1日に発表された日銀短観で示された今期想定為替レート平均は1ドル85円程度
だった。」
Ｔ「ただ日銀短観の調査は黒田日銀会合の前だし、当然もっと引き上げてくるだろ
う。」
Ｍ「でも慎重だからせいぜい90円程度だろう。まあ想定為替レートを保守的とした
結果、業績見通しが保守的な数字になるならまだ良いけどな。」
Ｔ「そうだな。為替によっては業績上乗せ分が大きくなるからな。」
Ｍ「いずれにしろ、企業決算に関してはかなり織り込まれているとの見方もある。
今期大幅増益なのも、保守的な見通しを出すことも・・・。」
Ｔ「確かに。とにかく決算発表をうけどういった株価反応になるのか注目だな。」
Ｍ「ああ。とりあえず為替は先週末時点の水準辺りまで戻してきた。来週にも1ドル
100円を付けに行く展開だろう。」
Ｔ「G20で事実上円安容認されたようなモンだからな。今週と違って懸念は無い。」
Ｍ「シカゴ日経先物も13600円で返ってきており、週明けは大幅高スタートとなりそ
うだ。先週末の忘れ物、幻となっているSQ値13608.19円を取りに行けるかどうか注
目したい。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は非常に不安定な展開だったな。」
Ｍ「ああ。先週末のSQが幻となり高値となったことから手仕舞い売りも出やすかっ
たようだが、今週は外部要因がかなり悪化する場面あり日本株の重しとなった。」
Ｔ「為替も非常に不安定だった。1ドル100円を今週にも達成との見方が先週末時点
では多かったが、今週は何と1ドル95円台まで突っ込む場面見られたからな。」
Ｍ「ああ。先週末に米財務省が議会に提出した半期に一度の為替報告書で、日本の
金融政策が円安誘導に当たるかどうか注視するなんて事が記載された。」
Ｔ「それにより、今まで円安容認姿勢だった米国もついに釘を刺してきたのかと警
戒が走ったからな。」
Ｍ「今週は週末にG20会議が予定されていただけに尚更警戒感高まった格好だ。」
Ｔ「更に中国GDPが想定以上に悪かったことや、米国の相次ぐ弱い経済指標、そして
ボストン爆破テロで、円が買われ95円台まで円高が進行した。」
Ｍ「ああ。米国株もそういった悪材料により今週は軟調気味だった。企業決算が多
く出されていたが、想定より悪かったという企業決算も目立っており相場の重しと
なっている。」
Ｔ「それに欧州株も軟調だったな。ドイツには格下げの噂まで浮上し、一時的に
リスク回避の動きが強まった。」
Ｍ「それらにより今週の日本株も一服となったんだが、逆に改めて底堅さを示した
格好とも言えるかもな。」
Ｔ「そうだな。荒い展開で日経平均は節目の13000円割り込む寸前まであったんが、
結局戻しているからな。」
Ｍ「日経先物は13000円割れとなる場面も見られた。ただ現物株が付いてこれず先物
も買い戻されている。こういった状況でも、しっかりと日本株買っている向きも
まだまだいると言うことだ。」
Ｔ「そんな感じだな。日銀ETF買いも入る場面もあり下支えになってはいるが、やは
り中長期的な海外勢の買いは継続している格好だ。」
Ｍ「そうだな。先週は急ピッチに上昇してきたことから、流石に外部要因悪化する
と短期資金は手仕舞いに動きやすい。それだけにヘッジファンド辺りの手仕舞い売
りも今週は出ていたと思われるが、それを中長期資金が受け止めている感じだな。」
Ｔ「先週の海外勢の買越額は驚異的な数字だったからな。1週間で1兆5865億円も買
い越しとなっている。先物も合わせれば1兆6000億円超だ。3月1週に1兆円程度買い
越していたが、その記録を大幅に更新した。」
Ｍ「SQ週だったということもあるが、それを考慮しても異常な買越額だ。逆にいえ
ば、その分、売っている向きもいるというわけだ。」
Ｔ「ああ。先週は個人投資家の売り越しが非常に多く過去最大となっている。やれ
やれ売りも含め、多くが利食いだと思うが・・・。」
Ｍ「そうだろうな。ただ、それらの個人投資家の資金は再び市場に戻って来るもの
だ。長く塩漬けしていた株がようやく利食いできたんだ。これで株を止めるなんて
事は出来ないだろう。」
Ｔ「出来るわけもない。地合最悪ならともかく、これだけ相場が盛り上がっている
のに、株を止めるなんて・・・。」
Ｍ「売却資金の一部は消費に流れるかも知れないが、それはそれで日本経済に好影
響だからな。」
Ｔ「多くの売却資金は次なる投資先やタイミングを待っている格好だろう。つまり
再び株を買いに来る資金だといえる。」
Ｍ「そうだな。早い向きは今週既に押し目買い入れて来ているかもな。来週発表さ
れる今週の投資主体別動向が注目だな。」
Ｔ「さて来週だが、いよいよ日本でも企業決算発表が始まるな。円安により前期業
績の上方修正も目立っており、今期も大幅増益が期待されている。」
Ｍ「ああ。企業がどの程度の為替レートで今期業績見積もってくるのか注目される
。4月1日に発表された日銀短観で示された今期想定為替レート平均は1ドル85円程度
だった。」
Ｔ「ただ日銀短観の調査は黒田日銀会合の前だし、当然もっと引き上げてくるだろ
う。」
Ｍ「でも慎重だからせいぜい90円程度だろう。まあ想定為替レートを保守的とした
結果、業績見通しが保守的な数字になるならまだ良いけどな。」
Ｔ「そうだな。為替によっては業績上乗せ分が大きくなるからな。」
Ｍ「いずれにしろ、企業決算に関してはかなり織り込まれているとの見方もある。
今期大幅増益なのも、保守的な見通しを出すことも・・・。」
Ｔ「確かに。とにかく決算発表をうけどういった株価反応になるのか注目だな。」
Ｍ「ああ。とりあえず為替は先週末時点の水準辺りまで戻してきた。来週にも1ドル
100円を付けに行く展開だろう。」
Ｔ「G20で事実上円安容認されたようなモンだからな。今週と違って懸念は無い。」
Ｍ「シカゴ日経先物も13600円で返ってきており、週明けは大幅高スタートとなりそ
うだ。先週末の忘れ物、幻となっているSQ値13608.19円を取りに行けるかどうか注
目したい。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
