損切りの不都合な真実・・・
損切りの不都合な真実・・・
From;西村剛
八丁堀の事務所より、、、
それは、私たちシステムトレーダーにとっては、
発想として存在しないので、あまり意味の話かもしれません。
あくまでも、、、
売りルールをどこに設定するか、ただそれだけの話です。
これは本当に大きな課題であり、
これが、あなたの利益を左右するのかもしれません。
おそらく、今年1月以降の株価下落で、
裁量トレーダーの中には、大きな損失を抱えてしまっている人もいるかもしれません。
2013年のアベノミクスバブルの相場が今年も続くと考えて、
保有している銘柄が、たとえ含み損を抱えても、
「そのうち上がるだろう!」という期待で待っていたと思います。
しかし、現実は、、、
全くそんなことなく、含み損が積み重なり
気が付けば、大きな損失になっている状態かもしれません。
特に、このバブルに乗って株式投資を始めた方は、
このような状況に陥っている可能性が高いかもしれません。
これは、システムトレードではなく、
一般的な投資やトレードの視点でお話ししますが、
株で成功できる人は損切りができ、
株で失敗する人は損切りができないものです。
だから、これを実行するのは非常にツラいです。
精神的に、大きなダメージを受けます。
だって、そうですよね。
誰も、株価が下がると思って株を買いません。
「上がる!」と思って買うわけですから。
だから、多くの裁量トレーダーなどは、
自分の負けを認めるタイミングを逃し、
「あのとき売っておけば・・・」と後悔してばかりなのです。
そして、もう今更売れないという
まさに、何も生まない「塩漬け」状態に陥ってしまうのです。
言葉は悪いかもしれませんが、
そうとしか言えません。
その状況を打破するには、
断腸の思いでも何でも良いので、塩漬けをやめることです。
でも、それができず、
多くの投資家やトレーダーたちが、
そして、それが世の中に蔓延して、
いかにも真実のようになってしまっているのです。
一方、、、
私たちシステムトレーダーはどうでしょうか?
私たちは、損切りというよりも、
売りルールで、「保有している銘柄がどうなったら売るか」が明確です。
しかもシグナルが出ますので、
それにしたがって、淡々と売るときは売るだけです。
売りシグナルが出れば、その銘柄に含み益が出ていようが、
含み損が出ていようが、売るだけです。
日によっては、含み損のものばかり売るときもあります。
反対に、含み益のときばかり売るときもあります。
もちろん、含み損、含み益が混ざっているときもあります。
ただ、そこにある真実は、、、
長期的視点で見ると、全ては利益につながるトレードだということです。
だから、私たちシステムトレーダーには、
「損切り」というものが、発想としてないのですよね。
それは、あくまでも、
利益を上げるための過程にすぎませんからね。
私たちシステムトレーダーは、
相場が、上がろうが下がろうが、淡々とトレードを続けるだけです。
ぜひ、このままのペースで、
システムトレードを続けて、長期的な利益を手に入れましょう。