◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2014/06/28（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は日経平均もTOPIXも週間ベースで下落してしまった。」
Ｍ「6週ぶりの下落だな。まあ先週まで強い展開で5週上昇してきたんだ。仕方ない
とも言えるだろう。」
Ｔ「今週は不安定な相場展開で、それでも下げ渋っていたんだが、週末に大きく崩
れてしまった格好だ。」
Ｍ「ああ。ファンド勢などによる半期末に絡んだポジション整理も出たようだ。主
にヘッジファンドなどの短期筋だろう。」
Ｔ「それに便乗して先物に仕掛け的な売りを入れてきた投機筋もいるようだな。」
Ｍ「そうだな。昨日は株主総会ピーク日で、市場参加者も乏しかった。それだけに
売り崩しやすかった面もあるだろう。ただ腰の据えた売り仕掛けではなく、日計り
的な仕掛けであり、続く売りではない。」
Ｔ「だろうな。昨日の下落でも中長期資金はしっかり買っているとの見方もあるか
らな。」
Ｍ「ああ。それだけに懸念する必要もないが、為替が円高にジリジリと進行してい
るのが気掛かりだ。」
Ｔ「そうだな。ドル円は基本的に揉み合いだが、徐々に円高方向へと舵を取ってき
ているような動きを見せているからな。」
Ｍ「7/1ドル暴落説が以前からいわれているだけに、警戒する向きもいるのかもな。」
Ｔ「そんな噂より市場の関心はやはり来週末の米雇用統計だろうな。それまでは緩
やかにドル安円高へ向かうと見ている市場筋は多いようだ。」
Ｍ「そうだな。今回の雇用統計波乱は想定しにくく、市場予測範囲内にとどまりそ
うだけどな。実際そうなれば、ドルが買い戻されるという期待はある。」
Ｔ「ただややこしいのが、雇用統計発表と同日にECB理事会が開催される事だ。7月
は雇用統計木曜日に発表されるからな。」
Ｍ「週末独立記念日だからな。」
Ｔ「ECB理事会後の定例会見では、ドラギECB総裁が量的緩和政策に言及するという
思惑も強く、ユーロ売り圧力が強まりやすい。」
Ｍ「ああ。それだけにECB理事会へ向けユーロ売りドル買いになりやすいが、ドルは
雇用統計前に買われにくい。」
Ｔ「そうなんだよな。でも円は相対的に買われやすくなるため、結局ドル円もユー
ロ円も円高へと向かいやすい。」
Ｍ「それが日本株の重しとなる恐れはありそうだ。」
Ｔ「ただ雇用統計もECB理事会も通過すれば、逆に円安へと向かうのではという期待
もある。」
Ｍ「出来れば米雇用統計強い数字が出て、ドラギECB総裁は肩すかしに終わるってい
うのが良いけどな。それならドル買いユーロ買い円売りと言う流れが強まりそうだ
。」
Ｔ「いずれにしろ、来週は積極的に動く向き乏しそうだ。そう言った重要イベント
が木曜日に控えているだけに・・・。」
Ｍ「ああ。米国は独立記念日で来週末は3連休になるため、それまではポジション調
整が中心になりそうだ。依然として米株は高値圏だけに、手仕舞い売りが強まるよ
うだとやっかいだけどな。」
Ｔ「ただ来週は雇用統計以外でも重要な経済指標発表も多い。それらが尚更ややこ
しくしそうだ。」
Ｍ「しかし最近の動き見ていると、米国市場は経済指標にさほど大きく反応を示し
ていない。良くも悪くも・・・。それだけに雇用統計以外は興味なしって感じが来
週も続きそうだけどな。」
Ｔ「まあ来週は日柄調整って事で。」
Ｍ「注目はやはり新興市場だろう。昨日は結構大きく下落しており、新興市場の下
落が日経先物の仕掛け的な売りを誘ったとの見方もある。」
Ｔ「まあ、あれだけ下げれば心理は悪化するだろうし、そのような状況なら先物売
り仕掛けやすいと言えるからな。」
Ｍ「新興市場は日経平均以上に急ピッチに上昇してきたからな。この程度の下落は
一服とも言える範囲で、これで相場が終わりとは言い切れない。」
Ｔ「だと良いのだが・・・。」
Ｍ「ただ新興市場相場を引っ張っていく銘柄は変わってくるかもな。新たな先導役
が出て来れば、それで更に新興市場相場が続いていくという感じだろう。」
Ｔ「でも、果たして新たな先導役なんて出てくるのかどうか・・・。やはりある程
度時価総額の大きな銘柄でないと、新興市場を引っ張っていけないからな。」
Ｍ「もしくはテーマでも良い。新興市場を引っ張っていく新たなテーマが出てくれ
ば、テーマ株が総じて買われて、それが新興市場を引っ張っていく。」
Ｔ「でもロボットにしても、ＬＩＮＥにしても、ゲームにしても、既に相場作って
しまったし、目新しさは乏しい。」
Ｍ「直近IPOというテーマもある。いずれにしろ来週はどういったテーマに物色の矛
先が向かうのか見極める週になるかもな。」
Ｔ「全体的に調整と言うことにはなりにくいという訳か・・。」
Ｍ「恐らくな。今までの物色意欲が旺盛な余韻が残っているからな。そう簡単に物
色意欲は衰えない。逆に下げてくれば、今まで乗り損ねていた向きが喜んで買い向
かうという期待もあるだろう。」
Ｔ「そうだな。取りあえず週明けしっかりと反発できるのか注目したいモンだ。期
待したい。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は日経平均もTOPIXも週間ベースで下落してしまった。」
Ｍ「6週ぶりの下落だな。まあ先週まで強い展開で5週上昇してきたんだ。仕方ない
とも言えるだろう。」
Ｔ「今週は不安定な相場展開で、それでも下げ渋っていたんだが、週末に大きく崩
れてしまった格好だ。」
Ｍ「ああ。ファンド勢などによる半期末に絡んだポジション整理も出たようだ。主
にヘッジファンドなどの短期筋だろう。」
Ｔ「それに便乗して先物に仕掛け的な売りを入れてきた投機筋もいるようだな。」
Ｍ「そうだな。昨日は株主総会ピーク日で、市場参加者も乏しかった。それだけに
売り崩しやすかった面もあるだろう。ただ腰の据えた売り仕掛けではなく、日計り
的な仕掛けであり、続く売りではない。」
Ｔ「だろうな。昨日の下落でも中長期資金はしっかり買っているとの見方もあるか
らな。」
Ｍ「ああ。それだけに懸念する必要もないが、為替が円高にジリジリと進行してい
るのが気掛かりだ。」
Ｔ「そうだな。ドル円は基本的に揉み合いだが、徐々に円高方向へと舵を取ってき
ているような動きを見せているからな。」
Ｍ「7/1ドル暴落説が以前からいわれているだけに、警戒する向きもいるのかもな。」
Ｔ「そんな噂より市場の関心はやはり来週末の米雇用統計だろうな。それまでは緩
やかにドル安円高へ向かうと見ている市場筋は多いようだ。」
Ｍ「そうだな。今回の雇用統計波乱は想定しにくく、市場予測範囲内にとどまりそ
うだけどな。実際そうなれば、ドルが買い戻されるという期待はある。」
Ｔ「ただややこしいのが、雇用統計発表と同日にECB理事会が開催される事だ。7月
は雇用統計木曜日に発表されるからな。」
Ｍ「週末独立記念日だからな。」
Ｔ「ECB理事会後の定例会見では、ドラギECB総裁が量的緩和政策に言及するという
思惑も強く、ユーロ売り圧力が強まりやすい。」
Ｍ「ああ。それだけにECB理事会へ向けユーロ売りドル買いになりやすいが、ドルは
雇用統計前に買われにくい。」
Ｔ「そうなんだよな。でも円は相対的に買われやすくなるため、結局ドル円もユー
ロ円も円高へと向かいやすい。」
Ｍ「それが日本株の重しとなる恐れはありそうだ。」
Ｔ「ただ雇用統計もECB理事会も通過すれば、逆に円安へと向かうのではという期待
もある。」
Ｍ「出来れば米雇用統計強い数字が出て、ドラギECB総裁は肩すかしに終わるってい
うのが良いけどな。それならドル買いユーロ買い円売りと言う流れが強まりそうだ
。」
Ｔ「いずれにしろ、来週は積極的に動く向き乏しそうだ。そう言った重要イベント
が木曜日に控えているだけに・・・。」
Ｍ「ああ。米国は独立記念日で来週末は3連休になるため、それまではポジション調
整が中心になりそうだ。依然として米株は高値圏だけに、手仕舞い売りが強まるよ
うだとやっかいだけどな。」
Ｔ「ただ来週は雇用統計以外でも重要な経済指標発表も多い。それらが尚更ややこ
しくしそうだ。」
Ｍ「しかし最近の動き見ていると、米国市場は経済指標にさほど大きく反応を示し
ていない。良くも悪くも・・・。それだけに雇用統計以外は興味なしって感じが来
週も続きそうだけどな。」
Ｔ「まあ来週は日柄調整って事で。」
Ｍ「注目はやはり新興市場だろう。昨日は結構大きく下落しており、新興市場の下
落が日経先物の仕掛け的な売りを誘ったとの見方もある。」
Ｔ「まあ、あれだけ下げれば心理は悪化するだろうし、そのような状況なら先物売
り仕掛けやすいと言えるからな。」
Ｍ「新興市場は日経平均以上に急ピッチに上昇してきたからな。この程度の下落は
一服とも言える範囲で、これで相場が終わりとは言い切れない。」
Ｔ「だと良いのだが・・・。」
Ｍ「ただ新興市場相場を引っ張っていく銘柄は変わってくるかもな。新たな先導役
が出て来れば、それで更に新興市場相場が続いていくという感じだろう。」
Ｔ「でも、果たして新たな先導役なんて出てくるのかどうか・・・。やはりある程
度時価総額の大きな銘柄でないと、新興市場を引っ張っていけないからな。」
Ｍ「もしくはテーマでも良い。新興市場を引っ張っていく新たなテーマが出てくれ
ば、テーマ株が総じて買われて、それが新興市場を引っ張っていく。」
Ｔ「でもロボットにしても、ＬＩＮＥにしても、ゲームにしても、既に相場作って
しまったし、目新しさは乏しい。」
Ｍ「直近IPOというテーマもある。いずれにしろ来週はどういったテーマに物色の矛
先が向かうのか見極める週になるかもな。」
Ｔ「全体的に調整と言うことにはなりにくいという訳か・・。」
Ｍ「恐らくな。今までの物色意欲が旺盛な余韻が残っているからな。そう簡単に物
色意欲は衰えない。逆に下げてくれば、今まで乗り損ねていた向きが喜んで買い向
かうという期待もあるだろう。」
Ｔ「そうだな。取りあえず週明けしっかりと反発できるのか注目したいモンだ。期
待したい。」
