◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2015/05/16（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場はしっかりと上昇した。」
Ｍ「ああ。先週末の米雇用統計を好感して米国株が大きく上げたことが好感された
。ただ、それで月曜日に派手に上げた後は結構不安定な展開だったと言えるだろう
。」
Ｔ「そうだな。連日で日経平均が3桁の下落になるなど、ある意味波乱含みでもあっ
た。」
Ｍ「為替も結構荒く動いていた。まあ結局は1ドル119円台での推移だったと言える
が、120円台に乗せる場面もあったり、119円台割れとなる場面もあったからな。」
Ｔ「それだけ投資家心理も不安定なんだろうな。」
Ｍ「ああ。売りも結構見られていたが、買いも結構見られており、結局のところ売
り買い交錯状態なんだろう。」
Ｔ「ただ今週懸念されていたギリシャ問題もひとまず波乱とはならずに済んでいる
。」
Ｍ「IMFへの支払いはごまかし的だが無事通過したからな。ただギリシャへの支援再
開はまだ合意に至っておらず、先行きは依然として不透明だろう。」
Ｔ「だろうな。恐らく今月末近くなれば、再びギリシャ財政問題が意識されてくる
恐れもありそうだ。支払いがあるだけに・・・。」
Ｍ「それを通過しても来月以降も次々と支払いがある。まだまだギリシャ問題は長
い付き合いになりそうだ。」
Ｔ「まあ、そういった懸念があることで、相場の面白さも出ている面もあるとは言
えるからな。」
Ｍ「良い見方をすれば、相場を冷やしてくる材料だし、結果的に買い場を与える材
料になるともいえるからな。」
Ｔ「ただ相場を難しくする要因とも言えるだけに、出来ればそんな懸念とっとと消
えて欲しいと思っている投資家や市場関係者の方が多いだろうけどな。」
Ｍ「その懸念もあるのか、今週はドイツなど欧州株が比較的に弱かったといえる。
逆に強かったのが米国株だ。」
Ｔ「ああ。ある意味、米国株が強かったため、欧州株の下支えになっていた面もあ
るだろうし、日本株にも追い風になっていた面もあるだろう。」
Ｍ「だろうな。S&P500指数は久しぶりに史上最高値を更新してきており、ダウも高
値射程圏だ。」
Ｔ「特段材料が出たわけでもないが、最近上昇基調だった米長期金利が低下してき
ており買い安心感に繋がっているようだ。」
Ｍ「ああ。その要因が弱い米経済指標だ。先週末の雇用統計はしっかりだったもの
の、今週発表された経済指標は弱いモノが目立っていた。」
Ｔ「確かそうだな。」
Ｍ「やはりインパクトがあったのが13日に発表された米小売売上高だろう。これが
弱い数字となり、4-6月期GDPの予想を下方修正するエコノミストが続出している。」
Ｔ「そうだな。こんな経済状況ではFRBは利上げ出来ないとの見方に繋がったようだ
な。」
Ｍ「ああ。弱い経済指標をうけドルも売られたため、ドル高が収益を圧迫してきて
いた米輸出企業などの買い安心感に繋がった。」
Ｔ「他にも生産者物価指数が想定外のマイナスとなり、やはり利上げ懸念を後退さ
せた。」
Ｍ「昨日発表されたNY連銀製造業景況指数や鉱工業生産、それにミシガン大学消費者信頼感指数がいずれも市場予測を下回った。」
Ｔ「さすがに昨日の米国株は週末ということもあり、弱い経済指標を好感する動き
は限定的だったけどな。」
Ｍ「ただ長期金利は低下しており、支えになったのは確かだろう。ダウ、S&P500指
数は小幅ながらもしっかりプラスで引けているしな。」
Ｔ「でもあまり弱い経済指標が続くのも問題だろう。」
Ｍ「その通りだ。弱すぎると、再び米国景気の先行き懸念が意識されて、それが米
国株の重しとなってくる。」
Ｔ「結局、最近の米国は利上げ懸念が強まったり後退したり、景気減速懸念が強ま
ったり後退したりを繰り返しているように思える。」
Ｍ「ああ。ある意味、良い感じかもな。強すぎず弱すぎずで・・。」
Ｔ「確かにそうかもな。米景気強すぎれば利上げ懸念に繋がるし、弱すぎれば利上
げ懸念後退する一方で、景気減速懸念に繋がる。」
Ｍ「来週も米国では幾つか経済指標発表あるし、20日にはFOMC議事録が公表される。FOMC議事録は4月下旬に行われたFOMCの詳細だが、結構注目だろう。」
Ｔ「そうだな。どういった議論をしたのか解るし、それによりFRB内で利上げに関し
てどういう意見が多いのか解るからな。」
Ｍ「内容次第では、再び早期利上げ懸念強まる恐れもあるし、逆に大きく後退する
可能性もある。」
Ｔ「いずれにしろ、暫くは米国の利上げ時期を睨んで思惑が続いていきそうだ。」
Ｍ「そうだな。日本株は米国株の影響を再び強く受けやすくなっているとも言える
だけに、来週も米国株しっかりとした展開見せてくれれば良いけどな。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場はしっかりと上昇した。」
Ｍ「ああ。先週末の米雇用統計を好感して米国株が大きく上げたことが好感された
。ただ、それで月曜日に派手に上げた後は結構不安定な展開だったと言えるだろう
。」
Ｔ「そうだな。連日で日経平均が3桁の下落になるなど、ある意味波乱含みでもあっ
た。」
Ｍ「為替も結構荒く動いていた。まあ結局は1ドル119円台での推移だったと言える
が、120円台に乗せる場面もあったり、119円台割れとなる場面もあったからな。」
Ｔ「それだけ投資家心理も不安定なんだろうな。」
Ｍ「ああ。売りも結構見られていたが、買いも結構見られており、結局のところ売
り買い交錯状態なんだろう。」
Ｔ「ただ今週懸念されていたギリシャ問題もひとまず波乱とはならずに済んでいる
。」
Ｍ「IMFへの支払いはごまかし的だが無事通過したからな。ただギリシャへの支援再
開はまだ合意に至っておらず、先行きは依然として不透明だろう。」
Ｔ「だろうな。恐らく今月末近くなれば、再びギリシャ財政問題が意識されてくる
恐れもありそうだ。支払いがあるだけに・・・。」
Ｍ「それを通過しても来月以降も次々と支払いがある。まだまだギリシャ問題は長
い付き合いになりそうだ。」
Ｔ「まあ、そういった懸念があることで、相場の面白さも出ている面もあるとは言
えるからな。」
Ｍ「良い見方をすれば、相場を冷やしてくる材料だし、結果的に買い場を与える材
料になるともいえるからな。」
Ｔ「ただ相場を難しくする要因とも言えるだけに、出来ればそんな懸念とっとと消
えて欲しいと思っている投資家や市場関係者の方が多いだろうけどな。」
Ｍ「その懸念もあるのか、今週はドイツなど欧州株が比較的に弱かったといえる。
逆に強かったのが米国株だ。」
Ｔ「ああ。ある意味、米国株が強かったため、欧州株の下支えになっていた面もあ
るだろうし、日本株にも追い風になっていた面もあるだろう。」
Ｍ「だろうな。S&P500指数は久しぶりに史上最高値を更新してきており、ダウも高
値射程圏だ。」
Ｔ「特段材料が出たわけでもないが、最近上昇基調だった米長期金利が低下してき
ており買い安心感に繋がっているようだ。」
Ｍ「ああ。その要因が弱い米経済指標だ。先週末の雇用統計はしっかりだったもの
の、今週発表された経済指標は弱いモノが目立っていた。」
Ｔ「確かそうだな。」
Ｍ「やはりインパクトがあったのが13日に発表された米小売売上高だろう。これが
弱い数字となり、4-6月期GDPの予想を下方修正するエコノミストが続出している。」
Ｔ「そうだな。こんな経済状況ではFRBは利上げ出来ないとの見方に繋がったようだ
な。」
Ｍ「ああ。弱い経済指標をうけドルも売られたため、ドル高が収益を圧迫してきて
いた米輸出企業などの買い安心感に繋がった。」
Ｔ「他にも生産者物価指数が想定外のマイナスとなり、やはり利上げ懸念を後退さ
せた。」
Ｍ「昨日発表されたNY連銀製造業景況指数や鉱工業生産、それにミシガン大学消費者信頼感指数がいずれも市場予測を下回った。」
Ｔ「さすがに昨日の米国株は週末ということもあり、弱い経済指標を好感する動き
は限定的だったけどな。」
Ｍ「ただ長期金利は低下しており、支えになったのは確かだろう。ダウ、S&P500指
数は小幅ながらもしっかりプラスで引けているしな。」
Ｔ「でもあまり弱い経済指標が続くのも問題だろう。」
Ｍ「その通りだ。弱すぎると、再び米国景気の先行き懸念が意識されて、それが米
国株の重しとなってくる。」
Ｔ「結局、最近の米国は利上げ懸念が強まったり後退したり、景気減速懸念が強ま
ったり後退したりを繰り返しているように思える。」
Ｍ「ああ。ある意味、良い感じかもな。強すぎず弱すぎずで・・。」
Ｔ「確かにそうかもな。米景気強すぎれば利上げ懸念に繋がるし、弱すぎれば利上
げ懸念後退する一方で、景気減速懸念に繋がる。」
Ｍ「来週も米国では幾つか経済指標発表あるし、20日にはFOMC議事録が公表される。FOMC議事録は4月下旬に行われたFOMCの詳細だが、結構注目だろう。」
Ｔ「そうだな。どういった議論をしたのか解るし、それによりFRB内で利上げに関し
てどういう意見が多いのか解るからな。」
Ｍ「内容次第では、再び早期利上げ懸念強まる恐れもあるし、逆に大きく後退する
可能性もある。」
Ｔ「いずれにしろ、暫くは米国の利上げ時期を睨んで思惑が続いていきそうだ。」
Ｍ「そうだな。日本株は米国株の影響を再び強く受けやすくなっているとも言える
だけに、来週も米国株しっかりとした展開見せてくれれば良いけどな。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
