◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2015/07/11（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は波乱的な相場となった。」
Ｍ「ああ。週明けはまたしてもギリシャだ。国民投票がまさかの緊縮受け入れ反対
多数となった。しかも圧勝に近い格好で・・・。」
Ｔ「驚いたな。緊縮受け入れ賛成派が国民投票へ向け増えてきていただけに、賛成
多数で決まるとの見方が多かっただけに、サプライズとなった。」
Ｍ「これで週明けは2週続けてギリシャ問題で日本株が爆下げとなった。」
Ｔ「更に今週はギリシャ問題だけでなく、ついに中国リスクが意識されてしまった
。」
Ｍ「タイミング悪いよな。中国株安は今に始まった事でもなく、結構前から懸念は
されていた。ただ市場では殆ど嫌気されていなかっただけに、何で今週になってと
いう感じだ。」
Ｔ「だよな。ギリシャ問題でゴタゴタしているときに何も中国まで懸念意識されな
くても・・・。」
Ｍ「まあ、今週中国は更なる株価対策を打ち出しているが、ことごとく不発に終わ
っているため、さすがに無視できなくなってきたんだろう。」
Ｔ「それに売買停止の銘柄数が今週急増し、最終的には半数の銘柄が売買停止で取引できない状況になっている。こんなの駄目だろう。」
Ｍ「ああ。売りたくても売れないと言うのがもっとも投資家の恐怖心を煽るからな
。結局、売りたい向きが売り切らないと、相場は底打ちしないモンだ。」
Ｔ「そういう状況になってきて、ようやく日本や欧米でも中国リスクが意識されて
くるなんて・・・。」
Ｍ「中国総合指数は高値から30%以上も値下がりしただけに、バブル崩壊と見る向きが増えたことも影響しているだろう。」
Ｔ「そうだな。本当にバブル崩壊ならば、中国経済は今後減速していくのは避けら
れない。しかも結構深く長く・・・。」
Ｍ「そうなれば、日本経済だけでなく欧米経済への影響も懸念される。正直、ギリ
シャ以上のリスクとなり得る。」
Ｔ「それに市場もようやく警戒してきたという感じか。今週はインバウンド含めた
中国関連株に大きく売られた銘柄が目立っていたからな。」
Ｍ「ああ。日本だけでなく欧米でも中国景気の先行きが警戒されて売られている銘
柄も多い。本格的に中国景気減速が意識されてきた恐れがある。」
Ｔ「ただ週末にかけ中国株も連騰し結構戻してきたからな。ひとまず落ち着いてき
そうだが・・・。」
Ｍ「どうだろうな。まだ売買停止となっている銘柄が多く、売り切っていない状況
だ。それらが売買再開され来れば、再び売られると言う懸念もある。」
Ｔ「いずれにしろ完全にアク抜けするには売買停止銘柄がなくならないとな・・・
。」
Ｍ「ああ。ただ今回の事で中国株のリスクが改めて投資家に示された格好だ。イザ
って時に売れなくなる恐れのある市場だとの印象が付いてしまった。」
Ｔ「確かに。それにより中国株への投資は控えざるを得なくなる恐れもあるわな。
」
Ｍ「ああ。投資するにしても、今までより控え目に投資するしかないという向きは
確かに増えそうだ。」
Ｔ「日本でも中国株ファンドの一部が解約停止になるなど影響は出てきている。」
Ｍ「取りあえず来週中も中国株落ち着いていれば良いのだが、再び波乱的な動き見
せる恐れは否めないからな。」
Ｔ「そうだな。いずれにしろ暫くは中国株の動向がかなり意識されそうだ。」
Ｍ「ギリシャ問題は今度こそ落ち着いてくるだろう。今週末に合意できる可能性が
非常に高まっているからな。」
Ｔ「ただギリシャには2週連続で裏切られているだけに何とも言えない。2度あるこ
とは3度あるとも言うからな。」
Ｍ「今回は3度目の正直だろう。ギリシャ側もかなり譲歩してきているし、EU側も譲
歩する姿勢を見せている。」
Ｔ「でもギリシャが今回要求してきた債務削減にかんしては、ドイツがノーを突き
つけている。」
Ｍ「確かにそれは今回決めることは無理だろうけど、取りあえず金融支援は決まる
期待はあるだろう。まあそうなっても、もちろん根本的な解決とはならないが、ひ
とまず最悪のシナリオは避けられる。」
Ｔ「そうだな。今回、支援が決まり凌いでも、いずれまたギリシャ問題に揺れる訳
か・・・。」
Ｍ「債務削減しない限り、そうなる公算は高いからな。まあ長い長い時間をかけて
いけば何とかなりそうだが、ギリシャ国民が耐えられないだろう。それほどの長い
緊縮は・・・。」
Ｔ「だよな。今回の国民投票の結果をみても、無理だな。というか、今回支援が決
まっても果たして、新たな緊縮策を果たして本当に実行できるのか疑問もある。」
Ｍ「まあ確かにギリシャ国民が大人しく受け入れない可能性はありそうだ。いった
い何の為の国民投票だったんだと暴動も起きる恐れもある。」
Ｔ「そうなりゃ、それはそれで新たな懸念となるな。」
Ｍ「そこまで考えると、まだまだ油断できないが、取りあえず今週末はしっかり合
意して欲しいモンだ。」
Ｔ「ああ。中国問題もあるわけだし、とにかく一つ一つ懸念が後退してくれないと
、積極的に日本株買う向きも増えてこないからな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は波乱的な相場となった。」
Ｍ「ああ。週明けはまたしてもギリシャだ。国民投票がまさかの緊縮受け入れ反対
多数となった。しかも圧勝に近い格好で・・・。」
Ｔ「驚いたな。緊縮受け入れ賛成派が国民投票へ向け増えてきていただけに、賛成
多数で決まるとの見方が多かっただけに、サプライズとなった。」
Ｍ「これで週明けは2週続けてギリシャ問題で日本株が爆下げとなった。」
Ｔ「更に今週はギリシャ問題だけでなく、ついに中国リスクが意識されてしまった
。」
Ｍ「タイミング悪いよな。中国株安は今に始まった事でもなく、結構前から懸念は
されていた。ただ市場では殆ど嫌気されていなかっただけに、何で今週になってと
いう感じだ。」
Ｔ「だよな。ギリシャ問題でゴタゴタしているときに何も中国まで懸念意識されな
くても・・・。」
Ｍ「まあ、今週中国は更なる株価対策を打ち出しているが、ことごとく不発に終わ
っているため、さすがに無視できなくなってきたんだろう。」
Ｔ「それに売買停止の銘柄数が今週急増し、最終的には半数の銘柄が売買停止で取引できない状況になっている。こんなの駄目だろう。」
Ｍ「ああ。売りたくても売れないと言うのがもっとも投資家の恐怖心を煽るからな
。結局、売りたい向きが売り切らないと、相場は底打ちしないモンだ。」
Ｔ「そういう状況になってきて、ようやく日本や欧米でも中国リスクが意識されて
くるなんて・・・。」
Ｍ「中国総合指数は高値から30%以上も値下がりしただけに、バブル崩壊と見る向きが増えたことも影響しているだろう。」
Ｔ「そうだな。本当にバブル崩壊ならば、中国経済は今後減速していくのは避けら
れない。しかも結構深く長く・・・。」
Ｍ「そうなれば、日本経済だけでなく欧米経済への影響も懸念される。正直、ギリ
シャ以上のリスクとなり得る。」
Ｔ「それに市場もようやく警戒してきたという感じか。今週はインバウンド含めた
中国関連株に大きく売られた銘柄が目立っていたからな。」
Ｍ「ああ。日本だけでなく欧米でも中国景気の先行きが警戒されて売られている銘
柄も多い。本格的に中国景気減速が意識されてきた恐れがある。」
Ｔ「ただ週末にかけ中国株も連騰し結構戻してきたからな。ひとまず落ち着いてき
そうだが・・・。」
Ｍ「どうだろうな。まだ売買停止となっている銘柄が多く、売り切っていない状況
だ。それらが売買再開され来れば、再び売られると言う懸念もある。」
Ｔ「いずれにしろ完全にアク抜けするには売買停止銘柄がなくならないとな・・・
。」
Ｍ「ああ。ただ今回の事で中国株のリスクが改めて投資家に示された格好だ。イザ
って時に売れなくなる恐れのある市場だとの印象が付いてしまった。」
Ｔ「確かに。それにより中国株への投資は控えざるを得なくなる恐れもあるわな。
」
Ｍ「ああ。投資するにしても、今までより控え目に投資するしかないという向きは
確かに増えそうだ。」
Ｔ「日本でも中国株ファンドの一部が解約停止になるなど影響は出てきている。」
Ｍ「取りあえず来週中も中国株落ち着いていれば良いのだが、再び波乱的な動き見
せる恐れは否めないからな。」
Ｔ「そうだな。いずれにしろ暫くは中国株の動向がかなり意識されそうだ。」
Ｍ「ギリシャ問題は今度こそ落ち着いてくるだろう。今週末に合意できる可能性が
非常に高まっているからな。」
Ｔ「ただギリシャには2週連続で裏切られているだけに何とも言えない。2度あるこ
とは3度あるとも言うからな。」
Ｍ「今回は3度目の正直だろう。ギリシャ側もかなり譲歩してきているし、EU側も譲
歩する姿勢を見せている。」
Ｔ「でもギリシャが今回要求してきた債務削減にかんしては、ドイツがノーを突き
つけている。」
Ｍ「確かにそれは今回決めることは無理だろうけど、取りあえず金融支援は決まる
期待はあるだろう。まあそうなっても、もちろん根本的な解決とはならないが、ひ
とまず最悪のシナリオは避けられる。」
Ｔ「そうだな。今回、支援が決まり凌いでも、いずれまたギリシャ問題に揺れる訳
か・・・。」
Ｍ「債務削減しない限り、そうなる公算は高いからな。まあ長い長い時間をかけて
いけば何とかなりそうだが、ギリシャ国民が耐えられないだろう。それほどの長い
緊縮は・・・。」
Ｔ「だよな。今回の国民投票の結果をみても、無理だな。というか、今回支援が決
まっても果たして、新たな緊縮策を果たして本当に実行できるのか疑問もある。」
Ｍ「まあ確かにギリシャ国民が大人しく受け入れない可能性はありそうだ。いった
い何の為の国民投票だったんだと暴動も起きる恐れもある。」
Ｔ「そうなりゃ、それはそれで新たな懸念となるな。」
Ｍ「そこまで考えると、まだまだ油断できないが、取りあえず今週末はしっかり合
意して欲しいモンだ。」
Ｔ「ああ。中国問題もあるわけだし、とにかく一つ一つ懸念が後退してくれないと
、積極的に日本株買う向きも増えてこないからな。期待したいモンだ。」
