◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆ 2015/09/26(土)発行
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週はシルバーウィークの連休のため、2営業日しか日本市場は無かったが、
トータル的には下落してしまった。」
M「そうだな。連休中、欧米株が結構下げており仕方ないだろう。」
T「ああ。ギリシャの総選挙は無事通過したものの、独VWの排ガス規制不正問題
が発覚し、自動車業界に激震が走った。」
M「それによりVW株は暴落し、他の自動車株や自動車部品関連株などへも売りが
波及した。」
T「ドイツ市場の下げもきつい。」
M「仕方ないだろう。ドイツの主力企業であるVWで不正が発覚し、ドイツ経済に
多大な悪影響を与えるとの懸念にも繋がっている。」
T「だよな。今回の不正発覚でVWの車はかなり売れなくなるだろう。一時的にも
。訴訟問題も起きているし、先行きは非常に不透明だ。」
M「そう簡単には立て直せない。立て直せるにしても時間はかなりかかりそうだ。」
T「ある意味、日本の自動車企業には追い風になりそうだけどな。シェア拡大に繋
がる期待あるわけだし・・。」
M「そうだな。まあVWと取引のある自動車部品会社には悪影響だが、完成車メー
カーには確かに追い風だ。」
T「今回の件でクリーンディーゼル車への信頼が揺らぐ恐れもあり、そうなればハ
イブリッド車への需要が高まる期待がある。」
M「ハイブリッド車はやはり日本メーカーが強いからな。」
T「ただ連休明けはそういった完成車メーカー株まで売られたからな。」
M「地合の影響が大きいと言えるだろう。地合さえ落ち着けば見直されてくる期待
はありそうだが・・・。」
T「そうだな。地合は確かに依然として良くない。ドイツDAX指数は今週年初来安値
を更新したし、中国の景気減速懸念もまだ強い状況だ。」
M「日経平均は17500円どころで何とか下げ止まっている格好だが、下抜け懸念も拭えていない。」
T「そうだな。今週、夜間取引で日経先物が17000円付近まで突っ込む場面があった
しな。」
M「8月の急落場面でも夜間取引で日経先物が17000円付近まで下落する場面あったが、今回も何とか踏みとどまった格好だ。」
T「いずれも夜間取引での下落で、翌朝には戻しているだけに日中取引では、その
水準まで売られていない。それが幸いか・・。」
M「どうだろうな。逆に日中取引でその辺まで売られた方がアク抜け出来るとの見
方もある。投げも出るだろうからな。」
T「確かにそうだが、その辺まで現物市場も売られるとなると、年初来安値が意識
されてきそうだ。」
M「日経平均の年初来安値は1/14に付けている16795円だな。確かに17000円付近まで売られれば射程圏だけに意識されるだろうな。」
T「まあ、そこまで下げずとも、既に十分下げてきたけどな。結局、日本株も今年
は行って来いになってしまった感じだな。」
M「そうだな。しかも短期間で・・。世界的な株安状況だけに仕方ないといえるが
、これほどの短期間で今年の上昇分をほぼ吐き出してしまうということは、底は深
い恐れも警戒される。」
T「確かに。相場が本格的に崩れ始めてから1ヶ月程度しか経っていない。ただダラ
ダラと長期的に下げてくるのは、もっとタチ悪そうだが・・。」
M「いずれにしろ、これだけ派手に下げてきただけに暫く調整はやむ得ないだろう
な。上値のシコリほぐす日柄も必要だし。」
T「そうだな。ただここに来て日銀による追加緩和期待も意識されてきている。仮
に来月、追加緩和に踏み切るならば、流れを変える期待もあるかも。」
M「確かに期待は出てきていると言えるだろう。実際に、追加緩和に踏み切る可能
性もある。10/1には日銀短観が発表されるが前回の調査より低下するのは必至だし、昨日発表されたCPIも弱かった。日銀が追加緩和やる理由は揃っている。」
T「ああ。来週から実質10月相場入りとなる。つまり下期相場入りだ。機関投資家
の買いも入りやすくなる。」
M「そうだな。株価は随分と安くなっていることもあり、長期資金が新たに入って
くる期待はあるだろうな。」
T「ただ、VW問題や、中国など世界経済減速懸念が燻っている状況だけに、打診
的に買い入れてくる向きはいても、積極的に買い入れてくる向きは乏しそうだけど
な。」
M「米国の利上げ時期も依然として不透明だしな。今週、イエレンFRB議長が講演で
、改めて年内利上げを示唆した為、やや不透明感は和らいだとは言えるが・・。」
T「過度な米経済減速懸念が後退した格好なんだろうな。ただ来週米国では重要経
済発表も多く、しっかりとした数字相次げば良いのだが・・・。」
M「弱い経済指標相次ぐと、年内利上げは難しいとの見方に繋がり、何よりも米経
済減速懸念がいっそう強まってしまう。」
T「昨日の米国株は大きく反発していたんだが、終盤失速してしまった。ダウはプ
ラス維持したものの、S&P500指数はマイナス引けだし、ナスダック指数は結構下げ
て引けている。」
M「バイオ株やネット株が結構売られナスダック指数を押し下げている。」
T「この動き見ると、まだ懸念は強い印象だ。」
M「そうだな。まだ暫く不安定な相場展開は想定しておくべきかもな。」
T「ああ。取りあえず週明け配当落ちとなるが、しっかりと配当落ち分埋められる
のか注目したい。」
M「期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週はシルバーウィークの連休のため、2営業日しか日本市場は無かったが、
トータル的には下落してしまった。」
M「そうだな。連休中、欧米株が結構下げており仕方ないだろう。」
T「ああ。ギリシャの総選挙は無事通過したものの、独VWの排ガス規制不正問題
が発覚し、自動車業界に激震が走った。」
M「それによりVW株は暴落し、他の自動車株や自動車部品関連株などへも売りが
波及した。」
T「ドイツ市場の下げもきつい。」
M「仕方ないだろう。ドイツの主力企業であるVWで不正が発覚し、ドイツ経済に
多大な悪影響を与えるとの懸念にも繋がっている。」
T「だよな。今回の不正発覚でVWの車はかなり売れなくなるだろう。一時的にも
。訴訟問題も起きているし、先行きは非常に不透明だ。」
M「そう簡単には立て直せない。立て直せるにしても時間はかなりかかりそうだ。」
T「ある意味、日本の自動車企業には追い風になりそうだけどな。シェア拡大に繋
がる期待あるわけだし・・。」
M「そうだな。まあVWと取引のある自動車部品会社には悪影響だが、完成車メー
カーには確かに追い風だ。」
T「今回の件でクリーンディーゼル車への信頼が揺らぐ恐れもあり、そうなればハ
イブリッド車への需要が高まる期待がある。」
M「ハイブリッド車はやはり日本メーカーが強いからな。」
T「ただ連休明けはそういった完成車メーカー株まで売られたからな。」
M「地合の影響が大きいと言えるだろう。地合さえ落ち着けば見直されてくる期待
はありそうだが・・・。」
T「そうだな。地合は確かに依然として良くない。ドイツDAX指数は今週年初来安値
を更新したし、中国の景気減速懸念もまだ強い状況だ。」
M「日経平均は17500円どころで何とか下げ止まっている格好だが、下抜け懸念も拭えていない。」
T「そうだな。今週、夜間取引で日経先物が17000円付近まで突っ込む場面があった
しな。」
M「8月の急落場面でも夜間取引で日経先物が17000円付近まで下落する場面あったが、今回も何とか踏みとどまった格好だ。」
T「いずれも夜間取引での下落で、翌朝には戻しているだけに日中取引では、その
水準まで売られていない。それが幸いか・・。」
M「どうだろうな。逆に日中取引でその辺まで売られた方がアク抜け出来るとの見
方もある。投げも出るだろうからな。」
T「確かにそうだが、その辺まで現物市場も売られるとなると、年初来安値が意識
されてきそうだ。」
M「日経平均の年初来安値は1/14に付けている16795円だな。確かに17000円付近まで売られれば射程圏だけに意識されるだろうな。」
T「まあ、そこまで下げずとも、既に十分下げてきたけどな。結局、日本株も今年
は行って来いになってしまった感じだな。」
M「そうだな。しかも短期間で・・。世界的な株安状況だけに仕方ないといえるが
、これほどの短期間で今年の上昇分をほぼ吐き出してしまうということは、底は深
い恐れも警戒される。」
T「確かに。相場が本格的に崩れ始めてから1ヶ月程度しか経っていない。ただダラ
ダラと長期的に下げてくるのは、もっとタチ悪そうだが・・。」
M「いずれにしろ、これだけ派手に下げてきただけに暫く調整はやむ得ないだろう
な。上値のシコリほぐす日柄も必要だし。」
T「そうだな。ただここに来て日銀による追加緩和期待も意識されてきている。仮
に来月、追加緩和に踏み切るならば、流れを変える期待もあるかも。」
M「確かに期待は出てきていると言えるだろう。実際に、追加緩和に踏み切る可能
性もある。10/1には日銀短観が発表されるが前回の調査より低下するのは必至だし、昨日発表されたCPIも弱かった。日銀が追加緩和やる理由は揃っている。」
T「ああ。来週から実質10月相場入りとなる。つまり下期相場入りだ。機関投資家
の買いも入りやすくなる。」
M「そうだな。株価は随分と安くなっていることもあり、長期資金が新たに入って
くる期待はあるだろうな。」
T「ただ、VW問題や、中国など世界経済減速懸念が燻っている状況だけに、打診
的に買い入れてくる向きはいても、積極的に買い入れてくる向きは乏しそうだけど
な。」
M「米国の利上げ時期も依然として不透明だしな。今週、イエレンFRB議長が講演で
、改めて年内利上げを示唆した為、やや不透明感は和らいだとは言えるが・・。」
T「過度な米経済減速懸念が後退した格好なんだろうな。ただ来週米国では重要経
済発表も多く、しっかりとした数字相次げば良いのだが・・・。」
M「弱い経済指標相次ぐと、年内利上げは難しいとの見方に繋がり、何よりも米経
済減速懸念がいっそう強まってしまう。」
T「昨日の米国株は大きく反発していたんだが、終盤失速してしまった。ダウはプ
ラス維持したものの、S&P500指数はマイナス引けだし、ナスダック指数は結構下げ
て引けている。」
M「バイオ株やネット株が結構売られナスダック指数を押し下げている。」
T「この動き見ると、まだ懸念は強い印象だ。」
M「そうだな。まだ暫く不安定な相場展開は想定しておくべきかもな。」
T「ああ。取りあえず週明け配当落ちとなるが、しっかりと配当落ち分埋められる
のか注目したい。」
M「期待したいモンだ。」