◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆ 2015/11/14(土)発行
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週も日経平均はしっかりした展開だったといえる。」
M「まあ月曜日に大きく上げた後は揉み合いだったけどな。ただ崩れそうで崩れな
い展開が続いていたと言えるだろう。」
T「今週はSQ週と言うこともあり、波乱も警戒されたんだが、逆にSQ週と言うこと
が下値を支えていたという見方もある。」
M「そうだな。2万円コールオプションの建玉が11月物では一番多かったことから、
SQは2万円狙いに来るという期待も出ていたからな。」
T「ああ。米国株下げて返ってきて、日本株も売られて始まっても寄り後はしっか
り買われていた。それだけに期待も強まったんだろうな。」
M「恐らくな。ただ今週は米国株が弱く、それが重しとなり日本株の重しとなった
と言えるだろう。」
T「今月頭までは強さ見せていた米国株だが、ここに来て失速が鮮明になってきた
。」
M「今週は12月利上げの可能性が一段と高まったといえ、ようやく利上げへの警戒
の動きが出てきたようだ。」
T「ただ企業決算や経済指標見ても、本当に利上げして大丈夫かという感じだ。そ
れだけに市場も警戒しているんだろう。」
M「だろうな。メーシーズなど小売企業の決算良くなかったし、昨日発表された小
売売上高も市場予測を下回った。米国は年末商戦を控えているだけに、不調に終わるのではという警戒も意識されている。」
T「年末商戦は小売企業には稼ぎ時であり、それが不調に終わると取り戻せない。
更にいえば、年末商戦が米景気に与える影響も少なくない。」
M「年末商戦不調となった状況で、もし利上げに踏み切ると、米国景気減速すると
いう見方に繋がるのは必至だろう。」
T「でも、そんな状況では基本的に利上げしないんだろう。」
M「ただ今週、FOMCメンバーが講演などで相次いで12月利上げの可能性を示唆している。まるで事前に市場に織り込ませようとしているようだ。」
T「12月利上げは周知の事実ということにしたいのかもな。そうしてから利上げに
踏み切れば、波乱にはなりにくいからな。」
M「ああ。しかも利上げペースがゆっくりと言うことを示唆すれば逆に利上げして
もアク抜けとなる期待もある。」
T「ただ米景気の先行き懸念が意識されてきた状況で、利上げすればアク抜けとな
らない恐れもあるだろう。」
M「確かに・・。今の米国株はそれを警戒してきた可能性もある。」
T「米景気もそうだが、中国など新興国経済への警戒も再び強まってきている。」
M「ああ。そういったこともあり原油相場が再び下落してきているし、銅先物は8月
末の安値を下回り6年以上ぶりの安値を更新している。」
T「12月のFOMCまで再び中国など新興国経済懸念が強まってくれば、利上げは出来なくなるだろうけどな。」
M「そうだな。9月に利上げを見送った理由の一つがそれだからな。」
T「ただ中国など新興国経済懸念強まるなら、再び世界同時株安という展開が来て
も不思議がない。」
M「ああ。幾ら米利上げ懸念が後退したとしても、取りあえずは波乱的な動きにな
るだろう。利上げ見送りが決まって、落ち着くという感じか・・。」
T「日本株もココまで戻してきたものの、ちょっと警戒も必要かもな。」
M「実際に新興国経済懸念が強まらないにしても、一服は必要な局面だろう。」
T「確かに・・・。」
M「ただ来月にはECBが追加金融緩和に踏み切る期待が強いし、日本だって追加緩和期待は消えた訳じゃない。それに補正予算積み増し期待も出やすいだけに、売り込みにくさはあるといえる。」
T「そうだな。週明けには7-9月期GDP速報値が発表される。マイナス成長との予想
だけに、そうなれば追加緩和期待などの政策への期待も意識されそうだ。」
M「来週には日銀金融政策決定会合もあるしな。」
T「取りあえず週明け月曜日は、米株安の影響で安く始まりそうだが、引き続き下
げ渋る動き見せられるか注目だな。」
M「ああ。SQ通過したため強い先物買いは無くなるとの見方もあるだけに注意は必
要だが、しっかりと下げ渋れれば押し目買い安心感も強まりそうだ。」
T「そうだな。来週どのような相場展開見せるのか注目したい。期待したいモンだ
。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週も日経平均はしっかりした展開だったといえる。」
M「まあ月曜日に大きく上げた後は揉み合いだったけどな。ただ崩れそうで崩れな
い展開が続いていたと言えるだろう。」
T「今週はSQ週と言うこともあり、波乱も警戒されたんだが、逆にSQ週と言うこと
が下値を支えていたという見方もある。」
M「そうだな。2万円コールオプションの建玉が11月物では一番多かったことから、
SQは2万円狙いに来るという期待も出ていたからな。」
T「ああ。米国株下げて返ってきて、日本株も売られて始まっても寄り後はしっか
り買われていた。それだけに期待も強まったんだろうな。」
M「恐らくな。ただ今週は米国株が弱く、それが重しとなり日本株の重しとなった
と言えるだろう。」
T「今月頭までは強さ見せていた米国株だが、ここに来て失速が鮮明になってきた
。」
M「今週は12月利上げの可能性が一段と高まったといえ、ようやく利上げへの警戒
の動きが出てきたようだ。」
T「ただ企業決算や経済指標見ても、本当に利上げして大丈夫かという感じだ。そ
れだけに市場も警戒しているんだろう。」
M「だろうな。メーシーズなど小売企業の決算良くなかったし、昨日発表された小
売売上高も市場予測を下回った。米国は年末商戦を控えているだけに、不調に終わるのではという警戒も意識されている。」
T「年末商戦は小売企業には稼ぎ時であり、それが不調に終わると取り戻せない。
更にいえば、年末商戦が米景気に与える影響も少なくない。」
M「年末商戦不調となった状況で、もし利上げに踏み切ると、米国景気減速すると
いう見方に繋がるのは必至だろう。」
T「でも、そんな状況では基本的に利上げしないんだろう。」
M「ただ今週、FOMCメンバーが講演などで相次いで12月利上げの可能性を示唆している。まるで事前に市場に織り込ませようとしているようだ。」
T「12月利上げは周知の事実ということにしたいのかもな。そうしてから利上げに
踏み切れば、波乱にはなりにくいからな。」
M「ああ。しかも利上げペースがゆっくりと言うことを示唆すれば逆に利上げして
もアク抜けとなる期待もある。」
T「ただ米景気の先行き懸念が意識されてきた状況で、利上げすればアク抜けとな
らない恐れもあるだろう。」
M「確かに・・。今の米国株はそれを警戒してきた可能性もある。」
T「米景気もそうだが、中国など新興国経済への警戒も再び強まってきている。」
M「ああ。そういったこともあり原油相場が再び下落してきているし、銅先物は8月
末の安値を下回り6年以上ぶりの安値を更新している。」
T「12月のFOMCまで再び中国など新興国経済懸念が強まってくれば、利上げは出来なくなるだろうけどな。」
M「そうだな。9月に利上げを見送った理由の一つがそれだからな。」
T「ただ中国など新興国経済懸念強まるなら、再び世界同時株安という展開が来て
も不思議がない。」
M「ああ。幾ら米利上げ懸念が後退したとしても、取りあえずは波乱的な動きにな
るだろう。利上げ見送りが決まって、落ち着くという感じか・・。」
T「日本株もココまで戻してきたものの、ちょっと警戒も必要かもな。」
M「実際に新興国経済懸念が強まらないにしても、一服は必要な局面だろう。」
T「確かに・・・。」
M「ただ来月にはECBが追加金融緩和に踏み切る期待が強いし、日本だって追加緩和期待は消えた訳じゃない。それに補正予算積み増し期待も出やすいだけに、売り込みにくさはあるといえる。」
T「そうだな。週明けには7-9月期GDP速報値が発表される。マイナス成長との予想
だけに、そうなれば追加緩和期待などの政策への期待も意識されそうだ。」
M「来週には日銀金融政策決定会合もあるしな。」
T「取りあえず週明け月曜日は、米株安の影響で安く始まりそうだが、引き続き下
げ渋る動き見せられるか注目だな。」
M「ああ。SQ通過したため強い先物買いは無くなるとの見方もあるだけに注意は必
要だが、しっかりと下げ渋れれば押し目買い安心感も強まりそうだ。」
T「そうだな。来週どのような相場展開見せるのか注目したい。期待したいモンだ
。」