◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2016/05/07（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は連休の谷間だが、日経平均は続落となった。」
Ｍ「ああ。引き続き先月末に日銀が追加緩和見送ったことが重しとなっている。そ
れに米国など海外市場も今週は軟調目立ったしな。」
Ｔ「そうだな。為替も円高一服となったとはいえ、大した戻りもなく円高水準とな
っている。」
Ｍ「ドル円は日本が連休中に1ドル105円台半ばまで円高進行する場面もあったから
な。その後は達成感や、安倍首相による円高牽制発言により円高は一服となってい
る。」
Ｔ「でも戻りは鈍い。一服した後には再び円高進行してくるのではという警戒も強
い状況だ。」
Ｍ「ああ。ただ昨日発表された米雇用統計は弱い結果となったものの、それで円高
進行とならなかったのは大きい。」
Ｔ「そうだな。雇用者数が市場予測を大きく下回り、3ヶ月ぶりの20万人割れとなっ
たものの、円高進行は一時的だった。」
Ｍ「数字的には弱かったものの、内容的にはそれほど悪くないとの見方も多かった
ということもあるが、アク抜け的な動きもあるのかもな。」
Ｔ「まあ、そうかもな。今週はADP雇用統計や新規失業保険申請件数が弱い結果となったことで、昨日の雇用統計への警戒が高まっていたからな。」
Ｍ「ああ。それだけに弱い雇用統計を睨んで円買いドル売りポジション抱えていた
短期資金も多かったのかも知れない。」
Ｔ「それもあるかもな。それだけに雇用統計をうけ手仕舞いに動いてきた向きも多
いと・・。」
Ｍ「まあ、思ったほど円高進行とならなかったことで買い戻して来たのかもな。」
Ｔ「米国株もこの雇用統計をうけ売り優勢で始まったんだが、売り込む動きは限定
的だった。米国株も事前に警戒から売られていた面もあるからな。」
Ｍ「そうだな。午前中はマイナス圏での推移目立っていたものの、午後にはダウな
ど主要指数はいずれもプラスに転じている。」
Ｔ「それに合わせてドルも買い戻され円安方向に戻してきている。」
Ｍ「ただこの雇用統計をうけ6月利上げ予想が大きく減り、9月以降の利上げが濃厚
になった感じだ。」
Ｔ「それも米国株には追い風になったのかもな。早期利上げの可能性が後退したこ
とは米国株には好感されやすい。」
Ｍ「そうだな。ただ先行き懸念が消えたわけではないだろう。やはり米景気減速懸
念も意識されてきているし、米国株も積極的に上値を買い上がるような状況でもな
いといえる。」
Ｔ「確かにそうだな。今後の経済指標を確認したいという面もあるだろうし、"Sell
in May"ということも意識される恐れがある。」
Ｍ「米国株が堅調とならないと、日本株も上値は買いにくいかもな。」
Ｔ「円高一服しているとはいえ、円安へと進行してきている訳ではないからな。輸
出企業の今期想定為替レートは1ドル110円としていることが多いが、110円はかなり
遠く感じる。」
Ｍ「そうだな。円高進行してくるときは早かったが、そう簡単には戻せそうもない
。」
Ｔ「為替が戻せないと日本株も上値は買われにくい。」
Ｍ「ただ新興市場は堅調だ。結局、主力株買いにくいだけに、資金は新興銘柄に集
まりやすいということだろう。」
Ｔ「だろうな。新興銘柄には為替も関係ない企業も多いし、何より海外勢の動向に
左右されにくい。個人投資家がシェアトップの市場だからな。」
Ｍ「既にかなり過熱感高い新興銘柄も多いといえるが、過熱感高い銘柄ほど資金も
集まりやすい傾向もある。それだけ強い銘柄だといえるわけだし。」
Ｔ「それに新興銘柄は、想定以上に過熱して買われる事も多いからな。」
Ｍ「ああ。それだけにマザーズ指数も再度高値越えてくる期待もあるだろう。」
Ｔ「高値越えて更に上げ加速してくると面白い。」
Ｍ「一部では今年7月まで新興市場の強さが続くと見る向きもあるようだ。」
Ｔ「7月といえば、マザーズ先物が開始される。それか・・。」
Ｍ「ああ。マザーズ先物開始へ向け、先回り的な買いが継続するという見方だ。」
Ｔ「実際にそこまで今の強い動きが続けば良いが、ただ仮に続いた場合、先物主導
で売り込まれそうだけどな。」
Ｍ「そりゃそうなるだろうな。ただ実際に7月まで強い相場続くとは限らず、早けれ
ば今月中に波乱となる恐れもあり警戒は必要だろう。」
Ｔ「だろうな。更に過熱感強めて買われてくれば尚更警戒も必要となる。」
Ｍ「新興市場が本格的に崩れる時は先月下旬のような下落とは訳が違う。まさに暴
落と言えるような下落を見せてくるだろう。それだけに解りやすさはあるだろう。」
Ｔ「その見極めは重要だな。押し目を狙って良い下落なのか、狙ってはいけない下
落なのか・・。」
Ｍ「まあ、いずれにしろ、まだ暫くは大丈夫だとは思うけどな。ただ来週、決算発
表控えている新興銘柄も多く、それらが水を差さなければ良いけどな。」
Ｔ「そうだな。来週どういう展開になるのか注目しておきたい。期待したいモンだ
。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は連休の谷間だが、日経平均は続落となった。」
Ｍ「ああ。引き続き先月末に日銀が追加緩和見送ったことが重しとなっている。そ
れに米国など海外市場も今週は軟調目立ったしな。」
Ｔ「そうだな。為替も円高一服となったとはいえ、大した戻りもなく円高水準とな
っている。」
Ｍ「ドル円は日本が連休中に1ドル105円台半ばまで円高進行する場面もあったから
な。その後は達成感や、安倍首相による円高牽制発言により円高は一服となってい
る。」
Ｔ「でも戻りは鈍い。一服した後には再び円高進行してくるのではという警戒も強
い状況だ。」
Ｍ「ああ。ただ昨日発表された米雇用統計は弱い結果となったものの、それで円高
進行とならなかったのは大きい。」
Ｔ「そうだな。雇用者数が市場予測を大きく下回り、3ヶ月ぶりの20万人割れとなっ
たものの、円高進行は一時的だった。」
Ｍ「数字的には弱かったものの、内容的にはそれほど悪くないとの見方も多かった
ということもあるが、アク抜け的な動きもあるのかもな。」
Ｔ「まあ、そうかもな。今週はADP雇用統計や新規失業保険申請件数が弱い結果となったことで、昨日の雇用統計への警戒が高まっていたからな。」
Ｍ「ああ。それだけに弱い雇用統計を睨んで円買いドル売りポジション抱えていた
短期資金も多かったのかも知れない。」
Ｔ「それもあるかもな。それだけに雇用統計をうけ手仕舞いに動いてきた向きも多
いと・・。」
Ｍ「まあ、思ったほど円高進行とならなかったことで買い戻して来たのかもな。」
Ｔ「米国株もこの雇用統計をうけ売り優勢で始まったんだが、売り込む動きは限定
的だった。米国株も事前に警戒から売られていた面もあるからな。」
Ｍ「そうだな。午前中はマイナス圏での推移目立っていたものの、午後にはダウな
ど主要指数はいずれもプラスに転じている。」
Ｔ「それに合わせてドルも買い戻され円安方向に戻してきている。」
Ｍ「ただこの雇用統計をうけ6月利上げ予想が大きく減り、9月以降の利上げが濃厚
になった感じだ。」
Ｔ「それも米国株には追い風になったのかもな。早期利上げの可能性が後退したこ
とは米国株には好感されやすい。」
Ｍ「そうだな。ただ先行き懸念が消えたわけではないだろう。やはり米景気減速懸
念も意識されてきているし、米国株も積極的に上値を買い上がるような状況でもな
いといえる。」
Ｔ「確かにそうだな。今後の経済指標を確認したいという面もあるだろうし、"Sell
in May"ということも意識される恐れがある。」
Ｍ「米国株が堅調とならないと、日本株も上値は買いにくいかもな。」
Ｔ「円高一服しているとはいえ、円安へと進行してきている訳ではないからな。輸
出企業の今期想定為替レートは1ドル110円としていることが多いが、110円はかなり
遠く感じる。」
Ｍ「そうだな。円高進行してくるときは早かったが、そう簡単には戻せそうもない
。」
Ｔ「為替が戻せないと日本株も上値は買われにくい。」
Ｍ「ただ新興市場は堅調だ。結局、主力株買いにくいだけに、資金は新興銘柄に集
まりやすいということだろう。」
Ｔ「だろうな。新興銘柄には為替も関係ない企業も多いし、何より海外勢の動向に
左右されにくい。個人投資家がシェアトップの市場だからな。」
Ｍ「既にかなり過熱感高い新興銘柄も多いといえるが、過熱感高い銘柄ほど資金も
集まりやすい傾向もある。それだけ強い銘柄だといえるわけだし。」
Ｔ「それに新興銘柄は、想定以上に過熱して買われる事も多いからな。」
Ｍ「ああ。それだけにマザーズ指数も再度高値越えてくる期待もあるだろう。」
Ｔ「高値越えて更に上げ加速してくると面白い。」
Ｍ「一部では今年7月まで新興市場の強さが続くと見る向きもあるようだ。」
Ｔ「7月といえば、マザーズ先物が開始される。それか・・。」
Ｍ「ああ。マザーズ先物開始へ向け、先回り的な買いが継続するという見方だ。」
Ｔ「実際にそこまで今の強い動きが続けば良いが、ただ仮に続いた場合、先物主導
で売り込まれそうだけどな。」
Ｍ「そりゃそうなるだろうな。ただ実際に7月まで強い相場続くとは限らず、早けれ
ば今月中に波乱となる恐れもあり警戒は必要だろう。」
Ｔ「だろうな。更に過熱感強めて買われてくれば尚更警戒も必要となる。」
Ｍ「新興市場が本格的に崩れる時は先月下旬のような下落とは訳が違う。まさに暴
落と言えるような下落を見せてくるだろう。それだけに解りやすさはあるだろう。」
Ｔ「その見極めは重要だな。押し目を狙って良い下落なのか、狙ってはいけない下
落なのか・・。」
Ｍ「まあ、いずれにしろ、まだ暫くは大丈夫だとは思うけどな。ただ来週、決算発
表控えている新興銘柄も多く、それらが水を差さなければ良いけどな。」
Ｔ「そうだな。来週どういう展開になるのか注目しておきたい。期待したいモンだ
。」
