◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2016/08/20（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は下落となった。」
Ｍ「ああ。先週のように閑散に売り無しとは行かなかったようだ。」
Ｔ「今週もお盆休み取っている国内勢も多く、海外勢にも夏休み入りする向きも増
えてきて閑散相場だったと言えるんだが・・・。」
Ｍ「そうだな。ただ今週は主力株の一角、コア銘柄などに買われる銘柄も見られて
おり、違和感ある相場に思えた。」
Ｔ「確かにそうだな。それに内需株には弱い銘柄目立っており外需株に強い銘柄が
目立っており、リターンリバーサル的な動きがまだ続いている感じだ。」
Ｍ「海外勢によるポジション整理なのかもな。今まで買っていた銘柄を手仕舞いし
、売っていた銘柄を買い戻している。ニューマネーが入っているという声は聞かれ
ないからな。」
Ｔ「ニューマネーなら、このような流れは続くという期待もありそうだが・・。確
かに今の円高状態で外需株がこのまま強く上昇していくとも考えにくい。」
Ｍ「今週は為替が円高進行しており、ドル円は再び1ドル100円割れとなる場面も見
られた。それが今週の日本株を押し下げたも言えるだろう。」
Ｔ「ああ。米国株の動向より為替の動向に刺激受けやすい展開だった。米国では早
期利上げ懸念も出たり入ったりしているんだが、なかなか円安にはならない。」
Ｍ「そうだな。今週はNY連銀総裁などによる、ややタカ派的な発言もあり、もしか
すれば9月利上げもあるのではとの見方も増えてきている。」
Ｔ「それが米国株の重しとなっている印象だが、でも為替は円安進行も一時的だっ
た。」
Ｍ「まだ何だかんだ言っても9月の利上げはないだろうとの見方が多いんだろうな。
来週末にはイエレンFRB議長がジャクソンホールで講演を行う。そこでの発言が注目される。」
Ｔ「ああ。ジャクソンホールで講演は過去にその時のFRB議長が重要な金融政策に関して言及した経緯があるからな。もし9月のFOMCで利上げを考えているならば、それ
を匂わすと見られている。」
Ｍ「ただイエレンFRB議長だって、まだ決めていないだろうし、来週末の講演時には
答え出せないだろう。結局はこれから発表される米経済指標など確認してからとい
うことになる。」
Ｔ「特に9月頭に発表される米8月雇用統計だろうな。」
Ｍ「ああ。結局はそれを確認しないことには決められないだろう。それだけに来週
末の講演では、具体的な発言は無いだろうな。まあせいぜい、今後の経済指標次第
ではという事を示す程度だろう。」
Ｔ「ということは講演後は必然的に、市場の注目は9月頭発表の雇用統計にシフトす
ることになる。」
Ｍ「恐らく、それまで積極的に動いてくる向きは出てこないかもな。米国市場でも
日本市場でも為替市場でも・・・。」
Ｔ「せいぜい短期資金か・・。交錯する思惑を利用して積極的に動くとすれば。」
Ｍ「ああ。短期資金だけに、方向性は出にくいだろう。短期資金動けば派手に乱高
下するだろうけど・・。」
Ｔ「動かなければ、膠着相場か・・・。」
Ｍ「まあ、9月第一月曜日のレイバーデーまで夏休み取る向きも例年多いからな。や
はりその前の雇用統計発表を見てから、レイバーデー後に本格的に動き出すという
感じだな。」
Ｔ「そうかもな。まあ今の為替水準見ていると、その前に思惑で結構動き見せそう
だが・・。短期資金によって。」
Ｍ「まあ、シカゴ投機筋の円買い越しポジションは3週連続で増加しており、高水準
になってきているしな。円高へ張っている短期資金も多いんだろう。」
Ｔ「ただ、それだけ円買い越しポジション増えているということは、円売りつまり
ドル買いの材料が出てくれば、円買っていた投機筋の手仕舞いにより円売り圧力強
まることになる。」
Ｍ「そうだな。ただドル買い円売り材料といえば、やはり米早期利上げの可能性が
高まることだ。つまり9月頭に発表される米雇用統計が再びえらい強くなる必要があ
る。」
Ｔ「ああ。ただ早期利上げ懸念強まると米国株には重しとなりそうだ。」
Ｍ「なるだろうな。それが日本株の重しとなる懸念もあるが、大きく円安へ振れる
なら日本株には追い風だろう。」
Ｔ「一段と円高へ振れるなら、その前かもな。米雇用統計発表前に勝負決めようと
円買いを仕掛けてくる恐れもありそうだ。」
Ｍ「どうだろうな。ここから更に円高へ仕掛けるのも結構リスキーだ。牽制発言が
出てくる恐れもあるだろうし・・。」
Ｔ「確かにそうだな。今週は安倍首相も、麻生財務相も夏休みだった。」
Ｍ「結局、今円買いポジション積み上げている投機筋は、米早期利上げはないと見
ている可能性が高い。一時的に早期利上げ懸念からドル買い円売りとなっても、限
定的と見ているんだろう。」
Ｔ「まあ大統領選前だし、その直前に利上げは出来ないと見る向きは確かに多いか
らな。」
Ｍ「ああ。例え9月頭発表の米雇用統計が強い数字となっても、9月FOMCでは動かない可能性高いかもな。」
Ｔ「確かに・・。取りあえず来週は週末のイエレンFRB議長講演控えているだけに、
売り買い交錯かもな。」
Ｍ「まあ日本市場は引き続き日銀ETF買いへの思惑で動く相場になりそうだ。」
Ｔ「だろうな。それにより前場と後場で流れが大きく変わったりもするんだろうな
。」
Ｍ「取りあえず来週もコア銘柄などへの買いや内需株への売りが継続するのか注目
しておきたい。」
Ｔ「そうだな。いずれにしろ、まだ夏休みモードだと思っておく方が良さそうだ。」
Ｍ「ああ。無理して積極的に売買する必要もないだろう。今のような膠着相場で、
無理に動けば怪我するだけだ。」
Ｔ「確かにそうだな。取りあえず来週どういう動き見せるのか注目したい。あとイ
エレンFRB議長が講演でどういう発言するのかも注目だな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は下落となった。」
Ｍ「ああ。先週のように閑散に売り無しとは行かなかったようだ。」
Ｔ「今週もお盆休み取っている国内勢も多く、海外勢にも夏休み入りする向きも増
えてきて閑散相場だったと言えるんだが・・・。」
Ｍ「そうだな。ただ今週は主力株の一角、コア銘柄などに買われる銘柄も見られて
おり、違和感ある相場に思えた。」
Ｔ「確かにそうだな。それに内需株には弱い銘柄目立っており外需株に強い銘柄が
目立っており、リターンリバーサル的な動きがまだ続いている感じだ。」
Ｍ「海外勢によるポジション整理なのかもな。今まで買っていた銘柄を手仕舞いし
、売っていた銘柄を買い戻している。ニューマネーが入っているという声は聞かれ
ないからな。」
Ｔ「ニューマネーなら、このような流れは続くという期待もありそうだが・・。確
かに今の円高状態で外需株がこのまま強く上昇していくとも考えにくい。」
Ｍ「今週は為替が円高進行しており、ドル円は再び1ドル100円割れとなる場面も見
られた。それが今週の日本株を押し下げたも言えるだろう。」
Ｔ「ああ。米国株の動向より為替の動向に刺激受けやすい展開だった。米国では早
期利上げ懸念も出たり入ったりしているんだが、なかなか円安にはならない。」
Ｍ「そうだな。今週はNY連銀総裁などによる、ややタカ派的な発言もあり、もしか
すれば9月利上げもあるのではとの見方も増えてきている。」
Ｔ「それが米国株の重しとなっている印象だが、でも為替は円安進行も一時的だっ
た。」
Ｍ「まだ何だかんだ言っても9月の利上げはないだろうとの見方が多いんだろうな。
来週末にはイエレンFRB議長がジャクソンホールで講演を行う。そこでの発言が注目される。」
Ｔ「ああ。ジャクソンホールで講演は過去にその時のFRB議長が重要な金融政策に関して言及した経緯があるからな。もし9月のFOMCで利上げを考えているならば、それ
を匂わすと見られている。」
Ｍ「ただイエレンFRB議長だって、まだ決めていないだろうし、来週末の講演時には
答え出せないだろう。結局はこれから発表される米経済指標など確認してからとい
うことになる。」
Ｔ「特に9月頭に発表される米8月雇用統計だろうな。」
Ｍ「ああ。結局はそれを確認しないことには決められないだろう。それだけに来週
末の講演では、具体的な発言は無いだろうな。まあせいぜい、今後の経済指標次第
ではという事を示す程度だろう。」
Ｔ「ということは講演後は必然的に、市場の注目は9月頭発表の雇用統計にシフトす
ることになる。」
Ｍ「恐らく、それまで積極的に動いてくる向きは出てこないかもな。米国市場でも
日本市場でも為替市場でも・・・。」
Ｔ「せいぜい短期資金か・・。交錯する思惑を利用して積極的に動くとすれば。」
Ｍ「ああ。短期資金だけに、方向性は出にくいだろう。短期資金動けば派手に乱高
下するだろうけど・・。」
Ｔ「動かなければ、膠着相場か・・・。」
Ｍ「まあ、9月第一月曜日のレイバーデーまで夏休み取る向きも例年多いからな。や
はりその前の雇用統計発表を見てから、レイバーデー後に本格的に動き出すという
感じだな。」
Ｔ「そうかもな。まあ今の為替水準見ていると、その前に思惑で結構動き見せそう
だが・・。短期資金によって。」
Ｍ「まあ、シカゴ投機筋の円買い越しポジションは3週連続で増加しており、高水準
になってきているしな。円高へ張っている短期資金も多いんだろう。」
Ｔ「ただ、それだけ円買い越しポジション増えているということは、円売りつまり
ドル買いの材料が出てくれば、円買っていた投機筋の手仕舞いにより円売り圧力強
まることになる。」
Ｍ「そうだな。ただドル買い円売り材料といえば、やはり米早期利上げの可能性が
高まることだ。つまり9月頭に発表される米雇用統計が再びえらい強くなる必要があ
る。」
Ｔ「ああ。ただ早期利上げ懸念強まると米国株には重しとなりそうだ。」
Ｍ「なるだろうな。それが日本株の重しとなる懸念もあるが、大きく円安へ振れる
なら日本株には追い風だろう。」
Ｔ「一段と円高へ振れるなら、その前かもな。米雇用統計発表前に勝負決めようと
円買いを仕掛けてくる恐れもありそうだ。」
Ｍ「どうだろうな。ここから更に円高へ仕掛けるのも結構リスキーだ。牽制発言が
出てくる恐れもあるだろうし・・。」
Ｔ「確かにそうだな。今週は安倍首相も、麻生財務相も夏休みだった。」
Ｍ「結局、今円買いポジション積み上げている投機筋は、米早期利上げはないと見
ている可能性が高い。一時的に早期利上げ懸念からドル買い円売りとなっても、限
定的と見ているんだろう。」
Ｔ「まあ大統領選前だし、その直前に利上げは出来ないと見る向きは確かに多いか
らな。」
Ｍ「ああ。例え9月頭発表の米雇用統計が強い数字となっても、9月FOMCでは動かない可能性高いかもな。」
Ｔ「確かに・・。取りあえず来週は週末のイエレンFRB議長講演控えているだけに、
売り買い交錯かもな。」
Ｍ「まあ日本市場は引き続き日銀ETF買いへの思惑で動く相場になりそうだ。」
Ｔ「だろうな。それにより前場と後場で流れが大きく変わったりもするんだろうな
。」
Ｍ「取りあえず来週もコア銘柄などへの買いや内需株への売りが継続するのか注目
しておきたい。」
Ｔ「そうだな。いずれにしろ、まだ夏休みモードだと思っておく方が良さそうだ。」
Ｍ「ああ。無理して積極的に売買する必要もないだろう。今のような膠着相場で、
無理に動けば怪我するだけだ。」
Ｔ「確かにそうだな。取りあえず来週どういう動き見せるのか注目したい。あとイ
エレンFRB議長が講演でどういう発言するのかも注目だな。期待したいモンだ。」
