◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆ 2016/09/03(土)発行
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週はしっかりとした展開だったといえる。」
M「そうだな。米国株は軟調気味だったと言えるが、日本株はしっかりだった。」
T「先週末から為替が円安基調に転じており、それが日本株の追い風となっている
。」
M「先週末といえば、ジャクソンホールだな。イエレンFRB議長が講演を行ったが、
特段ドル高に繋がるようなタカ派的な発言は無かったんだが、以前よりはタカ派寄
りに傾きかけているのは明らかだった。」
T「ああ。利上げの条件は整いつつあるとの認識を示したからな。」
M「それに加えてフィッシャーFRB副議長の発言だろうな。やはり影響しているのは
。メディアのインタビューで9月も含めた年2回の利上げもあり得るような発言をし
ている。」
T「そうだな。まあ今後の経済状況次第と言っているが、かなりタカ派的な発言だ
ろう。だって市場では年2回の利上げは想定していない。」
M「フィッシャーFRB副議長は今週にも別のメディアのインタビューで改めてタカ派
的な発言をしている。」
T「ああ。それも今週のドル高円安に拍車をかけた。」
M「今週末には米国で雇用統計発表も控えていたからな。それ次第では9月の利上げが濃厚となる可能性もあるため、それへ向けドル買い円売りの流れが強まったんだろう。」
T「投機筋によるドル売り円買いポジションは積み上がっていたし、その手仕舞い
によるドル買い戻しの円売りという動きは出やすかった面もあるんだろう。」
M「ああ。そして昨晩雇用統計が発表された。」
T「非農業部門雇用者数は15.1万人増となった。市場予測は18万人増だっただけに
下ブレた格好だ。」
M「ああ。これをうけ為替市場はドル売り円買いに反応した。つまり円高だ。1ドル
103円割れとなる場面もあった。」
T「でも一時的だったな。その後は結局円安へと振れており、1ドル104円台まで円
安となる場面も見られた。」
M「この雇用統計をうけ9月の利上げの可能性はやや後退したとは言えるものの、消えた訳ではない。更に言えば9月利上げせずとも10月もしくは12月の利上げは十分あり得る状況だ。」
T「それだけにドル買いの流れ継続というわけか・・。」
M「というよりドル売り円買いしていた投機筋のドル買い戻しなんだろうけどな。」
T「そうだな。この程度の下ブレでは、大きく円高へと進行はしにくいという見方
からドル買い戻してきたのかも知れない。」
M「まあ8月雇用統計は例年下ブレしやすい時期と言われているし、この程度の下ブ
レは許容範囲だったという面もあるんだろう。3ヶ月平均では23万人も越えているん
だし。」
T「雇用が増加して行くには、毎月20万人超の増加が必要だと言われている。つま
り、利上げ条件の一つとして3ヶ月平均で20万人超となることが言われていた。」
M「ああ。それだけに利上げしても不思議はないが、何とも微妙な面は否めない。」
T「だよな。幾ら平均20万人超といっても、単月で見れば15万人だろ。季節的要因
があるにしろ、出来れば次回の雇用統計も確認したいという面も出てきそうだ。」
M「それに9/1に発表されたISM製造業景況感指数が弱かったこともあるからな。」
T「まあ、実際に利上げするのかは今後詰めていくんだろうけど、現状としては微
妙としか言えないかもな。」
M「ただ今回の雇用統計をうけ、9月利上げの可能性が少なからず後退したのは確かだろう。あとは今後の要人発言や、経済指標などで確認していくしかない。」
T「そうだな。結局、まだ暫くは利上げ時期を巡る思惑が交錯しそうだな。そう考
えると相場も不安定な動きが続く恐れもありそうだ。」
M「米国株はそうだろうな。日本株は為替の影響も強いため、更に円安へ進行して
いくかが鍵となる。」
T「取りあえず昨日の雇用統計を通過して円安進行したのは大きいな。」
M「ああ。ただ週末要因もあるからな。米国は3連休前だし、連休前に投機筋がポジ
ション落としてきたことによる円安進行とも言えなくもない。」
T「確かに・・。となればやはり週明け、まあ米国のレイバーデイ明けの動きが重
要かもな。」
M「ああ。レイバーデー明けには夏休みを終えた向きも多く市場に戻ってくる。そ
れだけに、レイバーデー明けの相場動向が非常に注目されるだろう。」
T「そうだな。円安株高という展開を魅せて欲しいモンだ。期待したい。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週はしっかりとした展開だったといえる。」
M「そうだな。米国株は軟調気味だったと言えるが、日本株はしっかりだった。」
T「先週末から為替が円安基調に転じており、それが日本株の追い風となっている
。」
M「先週末といえば、ジャクソンホールだな。イエレンFRB議長が講演を行ったが、
特段ドル高に繋がるようなタカ派的な発言は無かったんだが、以前よりはタカ派寄
りに傾きかけているのは明らかだった。」
T「ああ。利上げの条件は整いつつあるとの認識を示したからな。」
M「それに加えてフィッシャーFRB副議長の発言だろうな。やはり影響しているのは
。メディアのインタビューで9月も含めた年2回の利上げもあり得るような発言をし
ている。」
T「そうだな。まあ今後の経済状況次第と言っているが、かなりタカ派的な発言だ
ろう。だって市場では年2回の利上げは想定していない。」
M「フィッシャーFRB副議長は今週にも別のメディアのインタビューで改めてタカ派
的な発言をしている。」
T「ああ。それも今週のドル高円安に拍車をかけた。」
M「今週末には米国で雇用統計発表も控えていたからな。それ次第では9月の利上げが濃厚となる可能性もあるため、それへ向けドル買い円売りの流れが強まったんだろう。」
T「投機筋によるドル売り円買いポジションは積み上がっていたし、その手仕舞い
によるドル買い戻しの円売りという動きは出やすかった面もあるんだろう。」
M「ああ。そして昨晩雇用統計が発表された。」
T「非農業部門雇用者数は15.1万人増となった。市場予測は18万人増だっただけに
下ブレた格好だ。」
M「ああ。これをうけ為替市場はドル売り円買いに反応した。つまり円高だ。1ドル
103円割れとなる場面もあった。」
T「でも一時的だったな。その後は結局円安へと振れており、1ドル104円台まで円
安となる場面も見られた。」
M「この雇用統計をうけ9月の利上げの可能性はやや後退したとは言えるものの、消えた訳ではない。更に言えば9月利上げせずとも10月もしくは12月の利上げは十分あり得る状況だ。」
T「それだけにドル買いの流れ継続というわけか・・。」
M「というよりドル売り円買いしていた投機筋のドル買い戻しなんだろうけどな。」
T「そうだな。この程度の下ブレでは、大きく円高へと進行はしにくいという見方
からドル買い戻してきたのかも知れない。」
M「まあ8月雇用統計は例年下ブレしやすい時期と言われているし、この程度の下ブ
レは許容範囲だったという面もあるんだろう。3ヶ月平均では23万人も越えているん
だし。」
T「雇用が増加して行くには、毎月20万人超の増加が必要だと言われている。つま
り、利上げ条件の一つとして3ヶ月平均で20万人超となることが言われていた。」
M「ああ。それだけに利上げしても不思議はないが、何とも微妙な面は否めない。」
T「だよな。幾ら平均20万人超といっても、単月で見れば15万人だろ。季節的要因
があるにしろ、出来れば次回の雇用統計も確認したいという面も出てきそうだ。」
M「それに9/1に発表されたISM製造業景況感指数が弱かったこともあるからな。」
T「まあ、実際に利上げするのかは今後詰めていくんだろうけど、現状としては微
妙としか言えないかもな。」
M「ただ今回の雇用統計をうけ、9月利上げの可能性が少なからず後退したのは確かだろう。あとは今後の要人発言や、経済指標などで確認していくしかない。」
T「そうだな。結局、まだ暫くは利上げ時期を巡る思惑が交錯しそうだな。そう考
えると相場も不安定な動きが続く恐れもありそうだ。」
M「米国株はそうだろうな。日本株は為替の影響も強いため、更に円安へ進行して
いくかが鍵となる。」
T「取りあえず昨日の雇用統計を通過して円安進行したのは大きいな。」
M「ああ。ただ週末要因もあるからな。米国は3連休前だし、連休前に投機筋がポジ
ション落としてきたことによる円安進行とも言えなくもない。」
T「確かに・・。となればやはり週明け、まあ米国のレイバーデイ明けの動きが重
要かもな。」
M「ああ。レイバーデー明けには夏休みを終えた向きも多く市場に戻ってくる。そ
れだけに、レイバーデー明けの相場動向が非常に注目されるだろう。」
T「そうだな。円安株高という展開を魅せて欲しいモンだ。期待したい。」