◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2016/12/03（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週もしっかりとした展開だったといえる。さすがに連騰記録は途絶えたもの
の、日経平均もTOPIXも僅かだが先週末比では上昇して今週を終えた。」
Ｍ「これで4週連続での上昇だな。米大統領選の週から毎週上げている格好だ。」
Ｔ「日経平均はついに年初来高値を更新した。大発会の時に付けていた年初来高値
だが、まさか今年更新できるとは・・。」
Ｍ「ああ。TOPIXはまだ更新していないが、射程圏まで来ている。このまましっかり
とした展開が続けられれば、更新可能だろう。日経平均の年足陽線への期待もある
かもな。」
Ｔ「そうだな。そう期待する声は増えている。年内19000円との見方も多いからな。」
Ｍ「ここに来て市場の見方がかなり強気に傾いてきたと言えるだろう。まあトラン
プ氏が大統領選に勝利した直後まで、弱気一色だったんだが・・。」
Ｔ「ここまでの動き見せられれば、強気にならざるを得ないんだろう。」
Ｍ「だろうな。証券業界にとっても、強気相場は大歓迎だろうし、強気相場の兆し
が見えてきた以上、それに逆らう理由はない。」
Ｔ「ああ。ここぞとばかりに煽ってくる。」
Ｍ「ただ、ある意味それが基本なんだろうけどな。強い相場には乗らなきゃ損だ。」
Ｔ「確かにそれは言える。疑心暗鬼でも踊ったモン勝ちだ。強気相場は踊り続ける
人が一番儲かる。」
Ｍ「そうだな。こういう相場展開になってくると、機関投資家などは買うしか無く
なる向きが増えてくる。その手の買いが更に相場を強くする。」
Ｔ「ああ。つまり好循環的に相場が強くなっていくということだ。この逆のパター
ンも非常に多いけどな。」
Ｍ「そうだな。弱気相場の時は売らざるを得ない向きが増えてくるため、弱気相場
に拍車をかける。」
Ｔ「問題はその流れがいつまで続くかどうかだな。」
Ｍ「ああ。長期的に続いていくものなのか、それとも短期的な強気相場なのか・・
。今はまだそれを探っている状況だろう。」
Ｔ「だろうな。ある意味、そういった面では疑心暗鬼だ。」
Ｍ「ただ疑心暗鬼もまた強気相場の肥やしになっているともいえるだろう。疑心暗
鬼だからこそ、相場が続くということも多々ある。」
Ｔ「確かに。疑心暗鬼が全くなくなり、皆が皆強気に転じれば、それこそピークは
近くなる。」
Ｍ「それだけに弱気になるような状況ではないが、やはり警戒は必要だ。いつでも
ポジション修正できるような状況にしておく必要はあるだろう。」
Ｔ「いうまでもないけどな。今週はトランプ政権の財務長官にムニューチン氏を起
用する事が明らかになった。これをうけ、金融株の上昇に拍車がかかっている。」
Ｍ「ああ。ムニューチン氏はゴールドマン出身で、さっそく金融規制緩和に言及し
ている。」
Ｔ「こりゃ否応なしに金融株には追い風だろうな。金融規制は金融機関の業績拡大
の足かせになっているのは確かだからな。規制緩和で業績拡大に繋がる可能性が高い。」
Ｍ「その分、金融懸念に繋がるリスクは増えるんだが・・。」
Ｔ「いずれにしろ実際に規制緩和できるかはともかく、そういった期待はそう簡単
には消えないだろうな。」
Ｍ「そうだな。そういったこともあり米国市場ではもちろんだが、日本のメガバン
クにも見直し買いが入ってきている。」
Ｔ「逆に売られているのはハイテク株だ。いわゆるニューエコノミーといわれる企
業であり、トランプ政権は逆風と見られている。」
Ｍ「ああ。オールドエコノミー企業買いのニューエコノミー売りという動きは、大
統領選後に見られた動きだが、ここに来て再び顕著に見られている。」
Ｔ「ハイテク企業が多いナスダック指数は今週大きく下落した。個別に見れば米
ハイテク株には、大統領選前より下落しているものも少なくない。」
Ｍ「それだけにトランプ政権への期待から全面高という状況ではないといえるだろ
う。」
Ｔ「それだけに懸念はあるよな。トランプ氏勝利によって、大規模な資金の入れ替
えが行われているのは間違いない。ただその入れ替えが一巡してしまうと・・・。」
Ｍ「そうだな。ただハイテク株、特にネット株などはかなり割高まで買われている
ものも少なくない。それだけに資金シフトの流れはまだまだ続くとの見方もある。」
Ｔ「でも、ネット株などの下落が続くとなると、投資家心理には悪影響だろう。幾
ら金融株などが強くても・・。」
Ｍ「まあそうだろうな。何だかんだ言ってもネット株は個人投資家の人気が高い。
最悪ネットバブル崩壊となり、それにより損失出す個人投資家続出し、結果個人消
費が悪化、米国経済減速に繋がってしまう。」
Ｔ「そうなりゃオールドエコノミー企業にも逆風となる。」
Ｍ「ああ。そういった懸念が、やはり今の相場に疑心暗鬼となる要因なんだろうな
。」
Ｔ「今月は、そういった銘柄の下落が続いていくのか注目だな。更に続くようだと
、警戒も強めた方が良さそうだ。」
Ｍ「ああ。まずは来週の動向注目したい。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週もしっかりとした展開だったといえる。さすがに連騰記録は途絶えたもの
の、日経平均もTOPIXも僅かだが先週末比では上昇して今週を終えた。」
Ｍ「これで4週連続での上昇だな。米大統領選の週から毎週上げている格好だ。」
Ｔ「日経平均はついに年初来高値を更新した。大発会の時に付けていた年初来高値
だが、まさか今年更新できるとは・・。」
Ｍ「ああ。TOPIXはまだ更新していないが、射程圏まで来ている。このまましっかり
とした展開が続けられれば、更新可能だろう。日経平均の年足陽線への期待もある
かもな。」
Ｔ「そうだな。そう期待する声は増えている。年内19000円との見方も多いからな。」
Ｍ「ここに来て市場の見方がかなり強気に傾いてきたと言えるだろう。まあトラン
プ氏が大統領選に勝利した直後まで、弱気一色だったんだが・・。」
Ｔ「ここまでの動き見せられれば、強気にならざるを得ないんだろう。」
Ｍ「だろうな。証券業界にとっても、強気相場は大歓迎だろうし、強気相場の兆し
が見えてきた以上、それに逆らう理由はない。」
Ｔ「ああ。ここぞとばかりに煽ってくる。」
Ｍ「ただ、ある意味それが基本なんだろうけどな。強い相場には乗らなきゃ損だ。」
Ｔ「確かにそれは言える。疑心暗鬼でも踊ったモン勝ちだ。強気相場は踊り続ける
人が一番儲かる。」
Ｍ「そうだな。こういう相場展開になってくると、機関投資家などは買うしか無く
なる向きが増えてくる。その手の買いが更に相場を強くする。」
Ｔ「ああ。つまり好循環的に相場が強くなっていくということだ。この逆のパター
ンも非常に多いけどな。」
Ｍ「そうだな。弱気相場の時は売らざるを得ない向きが増えてくるため、弱気相場
に拍車をかける。」
Ｔ「問題はその流れがいつまで続くかどうかだな。」
Ｍ「ああ。長期的に続いていくものなのか、それとも短期的な強気相場なのか・・
。今はまだそれを探っている状況だろう。」
Ｔ「だろうな。ある意味、そういった面では疑心暗鬼だ。」
Ｍ「ただ疑心暗鬼もまた強気相場の肥やしになっているともいえるだろう。疑心暗
鬼だからこそ、相場が続くということも多々ある。」
Ｔ「確かに。疑心暗鬼が全くなくなり、皆が皆強気に転じれば、それこそピークは
近くなる。」
Ｍ「それだけに弱気になるような状況ではないが、やはり警戒は必要だ。いつでも
ポジション修正できるような状況にしておく必要はあるだろう。」
Ｔ「いうまでもないけどな。今週はトランプ政権の財務長官にムニューチン氏を起
用する事が明らかになった。これをうけ、金融株の上昇に拍車がかかっている。」
Ｍ「ああ。ムニューチン氏はゴールドマン出身で、さっそく金融規制緩和に言及し
ている。」
Ｔ「こりゃ否応なしに金融株には追い風だろうな。金融規制は金融機関の業績拡大
の足かせになっているのは確かだからな。規制緩和で業績拡大に繋がる可能性が高い。」
Ｍ「その分、金融懸念に繋がるリスクは増えるんだが・・。」
Ｔ「いずれにしろ実際に規制緩和できるかはともかく、そういった期待はそう簡単
には消えないだろうな。」
Ｍ「そうだな。そういったこともあり米国市場ではもちろんだが、日本のメガバン
クにも見直し買いが入ってきている。」
Ｔ「逆に売られているのはハイテク株だ。いわゆるニューエコノミーといわれる企
業であり、トランプ政権は逆風と見られている。」
Ｍ「ああ。オールドエコノミー企業買いのニューエコノミー売りという動きは、大
統領選後に見られた動きだが、ここに来て再び顕著に見られている。」
Ｔ「ハイテク企業が多いナスダック指数は今週大きく下落した。個別に見れば米
ハイテク株には、大統領選前より下落しているものも少なくない。」
Ｍ「それだけにトランプ政権への期待から全面高という状況ではないといえるだろ
う。」
Ｔ「それだけに懸念はあるよな。トランプ氏勝利によって、大規模な資金の入れ替
えが行われているのは間違いない。ただその入れ替えが一巡してしまうと・・・。」
Ｍ「そうだな。ただハイテク株、特にネット株などはかなり割高まで買われている
ものも少なくない。それだけに資金シフトの流れはまだまだ続くとの見方もある。」
Ｔ「でも、ネット株などの下落が続くとなると、投資家心理には悪影響だろう。幾
ら金融株などが強くても・・。」
Ｍ「まあそうだろうな。何だかんだ言ってもネット株は個人投資家の人気が高い。
最悪ネットバブル崩壊となり、それにより損失出す個人投資家続出し、結果個人消
費が悪化、米国経済減速に繋がってしまう。」
Ｔ「そうなりゃオールドエコノミー企業にも逆風となる。」
Ｍ「ああ。そういった懸念が、やはり今の相場に疑心暗鬼となる要因なんだろうな
。」
Ｔ「今月は、そういった銘柄の下落が続いていくのか注目だな。更に続くようだと
、警戒も強めた方が良さそうだ。」
Ｍ「ああ。まずは来週の動向注目したい。」
