◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2016/12/10（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週もしっかりとした展開となった。これで日経平均は5週連続の上昇だ。」
Ｍ「ああ。トランプ氏まさかの勝利から上げ続けている格好だな。日経平均もTOPIX
も年初来高値を更新し、日経平均は節目の19000円に乗せる場面も見られた。」
Ｔ「昨年の大納会以来の水準だ。このまま年末まで駆け上がって欲しいところだが
・・・。」
Ｍ「そうだな。今週はイタリアの国民投票がどう影響与えるのか注目されたが、限
定的だったといえる。」
Ｔ「ああ。イタリア国民投票は想定通り反対多数となり、首相は辞任を表明したが
、大した混乱無く通過した。」
Ｍ「このイタリア問題は今後、懸念視されてくる場面は出てくるとは思うが、取り
あえず波乱要因とならずに済んで安心感が広がった。」
Ｔ「まあ、日本株はそれにより月曜日売られたものの、大した下げでもなく良い一
服といった感じとなっている。」
Ｍ「それに今週は欧州でECB理事会も行われた。来年3月で終了する量的緩和政策が延長されると見られていたが、資産買入額の規模は縮小されるのではとの懸念があった。」
Ｔ「ああ。もし縮小となれば、テーパリングと受け止められ相場を冷やすのではと
の懸念もあったといえる。」
Ｍ「実際に縮小されたんだが、延長期間が想定の半年より長く9ヶ月となった。」
Ｔ「しかも記者会見でドラギECB総裁がこれはテーパリングではないとハッキリ否定
したのも良かったといえる。」
Ｍ「そうだな。テーパリングと受け止められて投資家心理冷やしても不思議はなか
ったんだが、期間を想定より長くし、更に会見で釘刺すことでテーパリング懸念を
押さえつけた格好だ。」
Ｔ「会見の内容も結構ハト派的だったしな。必要さらば更なる金融緩和拡大もなん
てことも言っており、市場に安心感を与えた。」
Ｍ「今週はイタリアの国民投票にECB理事会と、波乱無く通過したことでより買い安
心感が強まった格好だな。」
Ｔ「イタリアの懸念から出遅れ気味だった欧州市場も今週は大きく上昇し、ドイツ
の主要株価指数であるDAX指数は高値更新したし、米国株も強かった。」
Ｍ「米国株は加速してきている感じだな。先週派手に売られたハイテク株も今週は
買われて、ナスダック指数まで史上最高値を更新している。」
Ｔ「ああ。ダウ、S&P500指数も史上最高値更新しており、昨日まで二日連続で3指数
揃っての史上最高値更新している。」
Ｍ「トランプ政権で恩恵を受けると期待されている、いわゆるトランプ銘柄だけで
なく、今週は他の銘柄やセクターなども出遅れということで買われていた。」
Ｔ「ああ。トランプ政権で逆風になるとの懸念もあるセクターなども買われており
、もう何でもありといった感じで、昨日なんてヘルスケア株まで買われていた。」
Ｍ「そうだな。結局、全体的な底上げ相場だな。日本市場もそうなっていくかもな
。」
Ｔ「その兆しはあるだろうな。今週は電力株がえらい強く上げているし、弱かった
医薬品も昨日は買われていた。」
Ｍ「まだ食料品など出遅れているものはあるが、これらも買われてくるようだと面
白い。」
Ｔ「それに小型株にも資金向かってくると良いけどな。新興市場はまだまだ弱いと
言える状況だ。」
Ｍ「まあ、これだけ主力系が強いと、やはり新興市場には資金も入りにくくなるし
、逆に新興市場から資金流出もあるだろう。」
Ｔ「だろうな。動きの鈍い新興銘柄を売って主力系に乗り換える向きも居るだろう
しな。」
Ｍ「それに新興市場は年末に控えたIPOラッシュへの影響もあるかもな。」
Ｔ「確かに。IPO申し込むために資金拘束される証券会社も多いからな。」
Ｍ「ただもっとも注目されていたZMPが上場延期となったことで、そこへ流れるはず
だった資金が他の新興銘柄やIPOに流れてくるという期待がある。」
Ｔ「そうだな。昨日なんてその影響なのか、新興市場に反発していた銘柄も見られ
ている。」
Ｍ「それだけに、今後新興市場も徐々に良くなってくる可能性はあるんじゃないの
か。」
Ｔ「そう期待したいモンだ。」
Ｍ「ただ昨日の為替市場は円安へ一段と進行しており、シカゴ日経先物は円建てで
19185円となっている。それだけに週明けもまだ主力株中心となりそうだけどな。」
Ｔ「節目の19000円でも達成感でない感じか・・。というよりドル円が1ドル115円も
超えてきており、節目を簡単突破した。」
Ｍ「そうだな。ヘッジファンドなどの投機筋が完全に円買いから円売りにドテンし
ている格好だ。今朝発表されたシカゴ投機筋の円先物ポジションは急増している。」
Ｔ「ああ。今までは投機筋は円先物買い越していたんだが、その買い越しが先週に
は売り越しに転じていた。今週は逆に売り越し幅拡大しているからな。」
Ｍ「もっと円安になると見ている投機筋がまだまだいると言うことなんだろう。」
Ｔ「となれば、1ドル120円か・・・。」
Ｍ「ちょっとあり得ない程の急ピッチで為替は動いており、この辺で暫く一服して
欲しいところだけどな。」
Ｔ「そうだな。あまり急ピッチ過ぎると、反動が大きくなりそうだしな。」
Ｍ「ああ。ここから更に加速していくのか、それとも一服局面近いのか来週の相場
注目される。」
Ｔ「取りあえず週明け、1ドル115円台維持できるのか、日経平均19000円台でどうい
う動き見せるのか注目だな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週もしっかりとした展開となった。これで日経平均は5週連続の上昇だ。」
Ｍ「ああ。トランプ氏まさかの勝利から上げ続けている格好だな。日経平均もTOPIX
も年初来高値を更新し、日経平均は節目の19000円に乗せる場面も見られた。」
Ｔ「昨年の大納会以来の水準だ。このまま年末まで駆け上がって欲しいところだが
・・・。」
Ｍ「そうだな。今週はイタリアの国民投票がどう影響与えるのか注目されたが、限
定的だったといえる。」
Ｔ「ああ。イタリア国民投票は想定通り反対多数となり、首相は辞任を表明したが
、大した混乱無く通過した。」
Ｍ「このイタリア問題は今後、懸念視されてくる場面は出てくるとは思うが、取り
あえず波乱要因とならずに済んで安心感が広がった。」
Ｔ「まあ、日本株はそれにより月曜日売られたものの、大した下げでもなく良い一
服といった感じとなっている。」
Ｍ「それに今週は欧州でECB理事会も行われた。来年3月で終了する量的緩和政策が延長されると見られていたが、資産買入額の規模は縮小されるのではとの懸念があった。」
Ｔ「ああ。もし縮小となれば、テーパリングと受け止められ相場を冷やすのではと
の懸念もあったといえる。」
Ｍ「実際に縮小されたんだが、延長期間が想定の半年より長く9ヶ月となった。」
Ｔ「しかも記者会見でドラギECB総裁がこれはテーパリングではないとハッキリ否定
したのも良かったといえる。」
Ｍ「そうだな。テーパリングと受け止められて投資家心理冷やしても不思議はなか
ったんだが、期間を想定より長くし、更に会見で釘刺すことでテーパリング懸念を
押さえつけた格好だ。」
Ｔ「会見の内容も結構ハト派的だったしな。必要さらば更なる金融緩和拡大もなん
てことも言っており、市場に安心感を与えた。」
Ｍ「今週はイタリアの国民投票にECB理事会と、波乱無く通過したことでより買い安
心感が強まった格好だな。」
Ｔ「イタリアの懸念から出遅れ気味だった欧州市場も今週は大きく上昇し、ドイツ
の主要株価指数であるDAX指数は高値更新したし、米国株も強かった。」
Ｍ「米国株は加速してきている感じだな。先週派手に売られたハイテク株も今週は
買われて、ナスダック指数まで史上最高値を更新している。」
Ｔ「ああ。ダウ、S&P500指数も史上最高値更新しており、昨日まで二日連続で3指数
揃っての史上最高値更新している。」
Ｍ「トランプ政権で恩恵を受けると期待されている、いわゆるトランプ銘柄だけで
なく、今週は他の銘柄やセクターなども出遅れということで買われていた。」
Ｔ「ああ。トランプ政権で逆風になるとの懸念もあるセクターなども買われており
、もう何でもありといった感じで、昨日なんてヘルスケア株まで買われていた。」
Ｍ「そうだな。結局、全体的な底上げ相場だな。日本市場もそうなっていくかもな
。」
Ｔ「その兆しはあるだろうな。今週は電力株がえらい強く上げているし、弱かった
医薬品も昨日は買われていた。」
Ｍ「まだ食料品など出遅れているものはあるが、これらも買われてくるようだと面
白い。」
Ｔ「それに小型株にも資金向かってくると良いけどな。新興市場はまだまだ弱いと
言える状況だ。」
Ｍ「まあ、これだけ主力系が強いと、やはり新興市場には資金も入りにくくなるし
、逆に新興市場から資金流出もあるだろう。」
Ｔ「だろうな。動きの鈍い新興銘柄を売って主力系に乗り換える向きも居るだろう
しな。」
Ｍ「それに新興市場は年末に控えたIPOラッシュへの影響もあるかもな。」
Ｔ「確かに。IPO申し込むために資金拘束される証券会社も多いからな。」
Ｍ「ただもっとも注目されていたZMPが上場延期となったことで、そこへ流れるはず
だった資金が他の新興銘柄やIPOに流れてくるという期待がある。」
Ｔ「そうだな。昨日なんてその影響なのか、新興市場に反発していた銘柄も見られ
ている。」
Ｍ「それだけに、今後新興市場も徐々に良くなってくる可能性はあるんじゃないの
か。」
Ｔ「そう期待したいモンだ。」
Ｍ「ただ昨日の為替市場は円安へ一段と進行しており、シカゴ日経先物は円建てで
19185円となっている。それだけに週明けもまだ主力株中心となりそうだけどな。」
Ｔ「節目の19000円でも達成感でない感じか・・。というよりドル円が1ドル115円も
超えてきており、節目を簡単突破した。」
Ｍ「そうだな。ヘッジファンドなどの投機筋が完全に円買いから円売りにドテンし
ている格好だ。今朝発表されたシカゴ投機筋の円先物ポジションは急増している。」
Ｔ「ああ。今までは投機筋は円先物買い越していたんだが、その買い越しが先週に
は売り越しに転じていた。今週は逆に売り越し幅拡大しているからな。」
Ｍ「もっと円安になると見ている投機筋がまだまだいると言うことなんだろう。」
Ｔ「となれば、1ドル120円か・・・。」
Ｍ「ちょっとあり得ない程の急ピッチで為替は動いており、この辺で暫く一服して
欲しいところだけどな。」
Ｔ「そうだな。あまり急ピッチ過ぎると、反動が大きくなりそうだしな。」
Ｍ「ああ。ここから更に加速していくのか、それとも一服局面近いのか来週の相場
注目される。」
Ｔ「取りあえず週明け、1ドル115円台維持できるのか、日経平均19000円台でどうい
う動き見せるのか注目だな。期待したいモンだ。」
