南極の氷棚から大規模氷山分離近づく、科学者らが予想
南極の氷棚から大規模氷山分離近づく、科学者らが予想
急速に伸びている亀裂が、今週に入り海上13キロまで拡大したという。亀裂は過去1週間で17キロ伸びており、分離が近いとみられている。
ラーセンCは南極で4番目に大きい氷棚だが、分離が起これば面積が10%程度縮小し、観測史上最小規模となる。 ただ、米地質調査所(USGS)の科学者ダン・マグラス氏は「ラーセンCで分離が起きても、世界の海面上昇は数センチ程度と影響は軽微」と指摘。これに対し、南極西部の崩壊が続き、より大きな氷山が分離した場合には世界の海面が3フィート以上上昇する公算が大きいと付け加えた。