24年に有人火星宇宙船 米スペースXが最新計画

24年に有人火星宇宙船 米スペースXが最新計画

2017.9.29 19:20更新sty1709290014
http://www.sankei.com/photo/images/news/170929/sty1709290014-f1.jpg 宇宙船の最新計画を説明するスペースXのイーロン・マスクCEO。将来は火星に都市が造れると説明した=29日、オーストラリア・アデレード(ロイター)
 米宇宙ベンチャー「スペースX」は、オーストラリア南部アデレードで開催中の国際宇宙会議で29日、月や火星に人や物資を運ぶ宇宙船の最新計画を公表した。2024年の有人火星飛行を目指す。イーロン・マスク最高経営責任者(CEO)は「将来は火星に都市を造れる」と述べた。
 宇宙船は「BFR」と呼ばれる新たなロケットで打ち上げられ、100人が乗り組める。ロケットも宇宙船も、燃料を繰り返し補充して再利用することでコストを下げる。22年までに火星に着陸する無人の試験飛行をする。

 BFRと宇宙船は国際宇宙ステーションや月への有人飛行、人工衛星の軌道投入にも使えるとしている。また、地球上の移動手段として、世界中の都市を打ち上げから到着まで1時間以内で結ぶ構想も示した。