北朝鮮が8~9月に日本列島上空を通過する
弾道ミサイルを発射した際、日本が破壊措置を取らなかったことについて、トランプ
米大統領が東南
アジア諸国の複数の首脳に「迎撃するべきだった」と語り、日本の判断に疑問を表明していたことが4日、分かった。複数の外交筋が明らかにした。
外交筋によると、トランプ氏は8~10月、東南
アジア諸国首脳らとの電話会談や直接会談で、
北朝鮮への圧力強化策を協議。その際に「自国の上空をミサイルが通過しているのに、なぜ撃ち落とさないのか」「武士の国なのに理解できない」など、日本が破壊措置を取らなかったことへの不満を口にしていたという。
北朝鮮は8月29日と9月15日に北海道上空を通過する
弾道ミサイルを発射した。日本政府は日本に落下する可能性はないと判断し、
自衛隊法に基づく破壊措置を取らなかったとしている。(共同)