◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆2017.12.16
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Ｔ「今週は再度日経平均23000円試しに言ったんだが、上値は重く結局越えられなかった。」
Ｍ「ああ。その後は上値の重さを嫌気してか、日経平均は週末へかけ4日続落だ。」
Ｔ「今週は米FOMCや欧州ではECB理事会があったが、それらによりドル円、ユーロ円共に円高へ進行したのが重しとなった。」
Ｍ「まあ、内容的にはいずれもサプライズはなかったといえるが、いずれも懸念されていたようなタカ派な感じではなかったため、ドル売りやユーロ売りに繋がった印象だ。」
Ｔ「結局はそれらを機に投機筋がポジションを巻き戻した面もあるような気もするけどな。」
Ｍ「まあドル円相場見ると、FOMCへ向けてドル高円安へ振れてきていただけに、確かにFOMCで出尽くし的にドルが売られ円が買い戻されたという面もあるだろう。」
Ｔ「ドル円はFOMCへ向けて1ドル114円近くまで円安進行したんだが、FOMC後には112円付近まで円高が進行している。」
Ｍ「その影響もあり、昨日は日経平均ザラバ中に22500円割れとなる場面もあった。」
Ｔ「それに今週は米税制改革案を巡りいろいろとあったといえる。」
Ｍ「ああ。13日には上下両院の指導部が税制改革法案の一本化で大筋合意した。これにより一気に期待が高まった。」
Ｔ「そうだな。法人税率は現行の35%から21%に引き下げ、減税開始は2018年からとした案で合意した。」
Ｍ「既に可決している下院案では法人税率20%で、減税開始は2018年だったが、上院案は法人税率20%で減税開始が2019年だった。」
Ｔ「ああ。一本化し上院下院いずれでも可決できるには、やはり議席数ギリギリの上院案に近くすることが必要だと見られていた。」
Ｍ「それだけに減税開始が2019年というのはやむを得ないとの見方も多かったといえる。」
Ｔ「それが来年から減税で、その代わり税率を21%にするということでまとまった。」
Ｍ「その1%の違いで、1000億ドル違うようだ。その分、開始時期を来年からと言うことで上院でも可決できると踏んだんだろう。」
Ｔ「ただ指導部で合意した翌日、2人の共和党上院議員が反対する意向を示している。」
Ｍ「子供の税額控除に関して拡大を求めたようで、それを修正しないと賛成できないという意向を示した。」
Ｔ「それにより再び不透明感が出たが、その翌日、つまり昨日だが、修正案で合意したと伝わった。」
Ｍ「ああ。それにより反対を表明していた2人も賛成する意向を示したようだ。」
Ｔ「それを好感し、昨日の米国株は大幅高だ。もう可決成立は間違いないだろう。」
Ｍ「そう期待したいけどな。しかし良くここまで来たモンだ。」
Ｔ「やはり年越しはしたくないという共和党議員の総意があったんだろう。」
Ｍ「今週は米上院アラバマ州で補欠選挙があったが、それでまさかの共和党候補が敗れたからな。」
Ｔ「ああ。アラバマ州は共和党の地盤といえ、過去20年以上も、上院選で共和党が敗れたことがないところだ。」
Ｍ「共和党候補者のロイ・ムーア氏に未成年女性へのセクハラ疑惑が先月浮上したが、やはりそれが足を引っ張ったようだ。」
Ｔ「だろうな。本人は疑惑を否定し、トランプ大統領も支持を表明していたんだが・・・。」
Ｍ「まだ本人は敗北は認めていないようだけどな。相手の民主党候補は勝利宣言をしたんだが・・。」
Ｔ「まあ最終作業で変わる可能性もあると期待してのことだが、出口調査を見てもまずひっくり返るのは無理だろうな。」
Ｍ「ただあまりに僅差となれば、再集計する可能性もあるようだ。いずれにしろ正式な結果出るにはまだ日柄必要なようだが・・・。まあ、このままムーア氏敗北となっても、共和党内部では、ほっとしている向きも多そうだけどな。」
Ｔ「セクハラ疑惑が浮上した議員はある意味、共和党にしてみれば爆弾とも言えるだろうからな。」
Ｍ「そうだな。このスキャンダル自体がかなり昔の話だし、複数の女性からの告発があるだけに、本当かどうかは関係なく、やはり今後も疑惑が消えることはないだろうからな。」
Ｔ「ただムーア氏敗北により、共和党上院議員は100人中51人となり、過半数ギリギリになる。2人造反出れば過半数割れだ。」
Ｍ「ああ。アラバマ州の新たな上院議員就任は年明けだから、来週にも採決予定の税制改革案には関係ない。ただ来年、色々な法案も通すだろうけど、今まで以上に難しくなるのは確かだな。」
Ｔ「まあ、取りあえずはやはり税制改革案だ。これが無事来週可決成立出来るか注目だな。」
Ｍ「来週前半にも上院下院でそれぞれ採決するようだ。両院で可決できれば大統領が署名し成立だ。」
Ｔ「それを機に、日本株も強さ取り戻せれば良いけどな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Ｔ「今週は再度日経平均23000円試しに言ったんだが、上値は重く結局越えられなかった。」
Ｍ「ああ。その後は上値の重さを嫌気してか、日経平均は週末へかけ4日続落だ。」
Ｔ「今週は米FOMCや欧州ではECB理事会があったが、それらによりドル円、ユーロ円共に円高へ進行したのが重しとなった。」
Ｍ「まあ、内容的にはいずれもサプライズはなかったといえるが、いずれも懸念されていたようなタカ派な感じではなかったため、ドル売りやユーロ売りに繋がった印象だ。」
Ｔ「結局はそれらを機に投機筋がポジションを巻き戻した面もあるような気もするけどな。」
Ｍ「まあドル円相場見ると、FOMCへ向けてドル高円安へ振れてきていただけに、確かにFOMCで出尽くし的にドルが売られ円が買い戻されたという面もあるだろう。」
Ｔ「ドル円はFOMCへ向けて1ドル114円近くまで円安進行したんだが、FOMC後には112円付近まで円高が進行している。」
Ｍ「その影響もあり、昨日は日経平均ザラバ中に22500円割れとなる場面もあった。」
Ｔ「それに今週は米税制改革案を巡りいろいろとあったといえる。」
Ｍ「ああ。13日には上下両院の指導部が税制改革法案の一本化で大筋合意した。これにより一気に期待が高まった。」
Ｔ「そうだな。法人税率は現行の35%から21%に引き下げ、減税開始は2018年からとした案で合意した。」
Ｍ「既に可決している下院案では法人税率20%で、減税開始は2018年だったが、上院案は法人税率20%で減税開始が2019年だった。」
Ｔ「ああ。一本化し上院下院いずれでも可決できるには、やはり議席数ギリギリの上院案に近くすることが必要だと見られていた。」
Ｍ「それだけに減税開始が2019年というのはやむを得ないとの見方も多かったといえる。」
Ｔ「それが来年から減税で、その代わり税率を21%にするということでまとまった。」
Ｍ「その1%の違いで、1000億ドル違うようだ。その分、開始時期を来年からと言うことで上院でも可決できると踏んだんだろう。」
Ｔ「ただ指導部で合意した翌日、2人の共和党上院議員が反対する意向を示している。」
Ｍ「子供の税額控除に関して拡大を求めたようで、それを修正しないと賛成できないという意向を示した。」
Ｔ「それにより再び不透明感が出たが、その翌日、つまり昨日だが、修正案で合意したと伝わった。」
Ｍ「ああ。それにより反対を表明していた2人も賛成する意向を示したようだ。」
Ｔ「それを好感し、昨日の米国株は大幅高だ。もう可決成立は間違いないだろう。」
Ｍ「そう期待したいけどな。しかし良くここまで来たモンだ。」
Ｔ「やはり年越しはしたくないという共和党議員の総意があったんだろう。」
Ｍ「今週は米上院アラバマ州で補欠選挙があったが、それでまさかの共和党候補が敗れたからな。」
Ｔ「ああ。アラバマ州は共和党の地盤といえ、過去20年以上も、上院選で共和党が敗れたことがないところだ。」
Ｍ「共和党候補者のロイ・ムーア氏に未成年女性へのセクハラ疑惑が先月浮上したが、やはりそれが足を引っ張ったようだ。」
Ｔ「だろうな。本人は疑惑を否定し、トランプ大統領も支持を表明していたんだが・・・。」
Ｍ「まだ本人は敗北は認めていないようだけどな。相手の民主党候補は勝利宣言をしたんだが・・。」
Ｔ「まあ最終作業で変わる可能性もあると期待してのことだが、出口調査を見てもまずひっくり返るのは無理だろうな。」
Ｍ「ただあまりに僅差となれば、再集計する可能性もあるようだ。いずれにしろ正式な結果出るにはまだ日柄必要なようだが・・・。まあ、このままムーア氏敗北となっても、共和党内部では、ほっとしている向きも多そうだけどな。」
Ｔ「セクハラ疑惑が浮上した議員はある意味、共和党にしてみれば爆弾とも言えるだろうからな。」
Ｍ「そうだな。このスキャンダル自体がかなり昔の話だし、複数の女性からの告発があるだけに、本当かどうかは関係なく、やはり今後も疑惑が消えることはないだろうからな。」
Ｔ「ただムーア氏敗北により、共和党上院議員は100人中51人となり、過半数ギリギリになる。2人造反出れば過半数割れだ。」
Ｍ「ああ。アラバマ州の新たな上院議員就任は年明けだから、来週にも採決予定の税制改革案には関係ない。ただ来年、色々な法案も通すだろうけど、今まで以上に難しくなるのは確かだな。」
Ｔ「まあ、取りあえずはやはり税制改革案だ。これが無事来週可決成立出来るか注目だな。」
Ｍ「来週前半にも上院下院でそれぞれ採決するようだ。両院で可決できれば大統領が署名し成立だ。」
Ｔ「それを機に、日本株も強さ取り戻せれば良いけどな。期待したいモンだ。」
