「どうか海外旅行してください」…日本の若者の海外旅行忌避が深刻

[ワールド話題] 「どうか海外旅行してください」…日本の若者の海外旅行忌避が深刻


20代の出国者が20年間で39%↓、自治体はパスポート取得支援などを奨励…毎年急増している韓国とは対照的

日本政府が若者たちを海外に送ることに力を入れている。
若年層の海外旅行需要が数年間進まず、パスポートの取得をサポートし、政策研究機構を設けるなど、対策作りに腕をまくった。
韓国内では最近は海外旅行する若者が急増し、これを良い現象として見ていないのとは全く対照的である。

19日の西日本新聞によると、九州福岡県福岡市は、2025年に予定されている福岡国際空港の滑走路増設を控えて、パスポート取得費の補助など、若年層の海外旅行をサポートする独自政策の検討に着手した。
最近海外から流入する観光客が増えてきたのに対し、若者の海外旅行需要があまりにも遅々として進まず、国際線の拡充が難しいからだ。
流入する観光客に劣らず、海外に行く乗客も多くなってこそ、空席のない国際線の維持が可能である。

他の地方政府でも、若者の海外旅行をサポートしている。
北海道と宮崎県などでは、パスポート取得費、海外修学旅行費を支援している。
日本の観光庁は1月に若年層の海外旅行忌避現象を防ぐため専門家委員会を作って政策議論に着手した。

日本の青年層の海外旅行を避ける風潮は、昨日今日のことではない。
政府の統計によると、1996年463万人だった20代の日本人出国者数は2016年282万人と、20年間で39%減少した。
青年層の収入が減って雇用が不安定になり、インフラが整っている国内旅行で満足したり、室内での余暇で解決する傾向が強くなったためだ。
特に若いころ海外旅行の経験がなければ、年齢が上がっても海外旅行に消極的になるという点も、旅行業界や航空業界などが懸念している部分だ。