長野・八ケ岳滑落、ザイルつなぎ先頭滑る？ 上級ルート、雪で窒息か

長野・八ケ岳滑落、ザイルつなぎ先頭滑る？　上級ルート、雪で窒息か

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登山者７人が滑落した八ケ岳連峰阿弥陀岳の現場付近＝２５日午前、県警ヘリから（長野県警提供）

　長野県の八ケ岳連峰・阿弥陀岳（２８０５メートル）の南稜線付近で、登山をしていた男女７人のパーティーが滑落した事故で、長野県警が３０～６０代の７人を発見し全員を救助したが、神戸市東灘区本庄町、会社員、亀石安央さん（４８）ら男女３人の死亡が確認された。死因は窒息と判明し、雪に埋まったためとみて状況を詳しく調べる。残る４人は重軽傷。

　負傷者を治療した諏訪中央病院（長野県茅野市）は、軽傷の１人が「ザイルで７人がつながり、先頭の人が足を滑らせて全員滑落した」と証言したことを明らかにした。現場は上級者向けのルートで雪に覆われ冬山の状態だったという。

　茅野署によると、他の死亡者は京都市西京区大原野西境谷町、アルバイト従業員、山下貴久子さん（３９）、兵庫県伊丹市西野、建築士、中沢恒雄さん（６３）。