◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆2018.04.14
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週も取りあえず日本株は週間ベースで上昇となり、これで3週連続の上昇だ。」
Ｍ「ああ。何だかんだと懸念多いが、しっかりとした相場展開続けている。」
Ｔ「そうだな。今週は先週まで重しとなっていた、米中貿易摩擦への懸念が和らいだ。」
Ｍ「ああ。火曜日に中国の習近平主席が講演で、非常に寛大な態度を見せた。」
Ｔ「中国金融市場への外資開放や、知的財産の保護を打ち出した。それに自動車の関税引き下げも示唆しており、過度な貿易摩擦への懸念後退に繋がった。」
Ｍ「トランプ大統領による米国第一の保護主義的な政策とは、まるで反対の政策を示したような格好だ。」
Ｔ「習近平主席は米国との貿易対立に関しては言及しなかったが、市場開放を示したことから、米中の交渉で通商問題も解決するのではと期待に繋がったといえる。」
Ｍ「結局、トランプ大統領が中国に対して追加関税を行う理由が、中国による知的財産権侵害だからな。それが解消されるならば、追加関税を行う理由が無くなる。」
Ｔ「これら一連の動きを見る限り、中国の方が一枚上手に思えてくる。」
Ｍ「確かにそうだな。まるで大人と子供だ。自分勝手でわがままを次々と言ってくるトランプ大統領に対して、中国は大人の対応を示している。ただあまり調子に乗れば、中国は一歩も引かず、ガツンと行くぞという感じだ。」
Ｔ「これにより暫くトランプ大統領も静観するしかないだろうな。習近平主席が今週示した方針の実効性を、暫く見極めることになるんだろう。」
Ｍ「ただトランプ大統領の目的はやはり貿易赤字の解消だ。それだけに、ちょっとやそっとのことでは、トランプ大統領も引かないだろうけどな。」
Ｔ「今は暫く様子見になるんだろうけど、いずれもまた米中貿易摩擦懸念が再燃する恐れはありそうだ。」
Ｍ「怖いのが、その矛先が日本に向かってくることだ。対日貿易も米国は赤字なだけに、今度はそれを解消するために何だかんだと言ってくる恐れがある。」
Ｔ「来週には日米首脳会談を控えており、通商問題が協議されるのは間違いない。」
Ｍ「先手を打ってきたのはトランプ大統領だ。今週、TPP復帰への検討を決めている。」
Ｔ「米国のTPP復帰は日本に取って好感されることだが、米国に有利な協定修正を復帰の条件としている。」
Ｍ「修正内容次第では、日本に不利になる恐れも当然あり、受け入れるのは難しいだろう。」
Ｔ「トランプ大統領は2国間貿易協定の交渉への意欲も示しているだけに、かなり厳しい提案を示してくる恐れもあるかもな。」
Ｍ「いずれにしろ来週の日米首脳会談は非常に注目されそうだ。北朝鮮問題が協議の中心になるとは思うが、やはり市場の関心は米中通商問題だからな。」
Ｔ「それ次第では安倍さんの支持率も変わってくるかも知れないだけに、安倍さんにとっても大一番だ。」
Ｍ「ああ。期待したいモンだ。」
Ｔ「今週は米中貿易摩擦懸念が和らいだものの、変わりに懸念視されてきたのがシリア情勢懸念だ。」
Ｍ「ああ。シリアのアサド政権が化学兵器を使用した疑惑について、米国が再びシリア攻撃を示唆している。」
Ｔ「それに対してアサド政権を支援するロシアが対抗しており、米国とロシアの衝突懸念が意識されてきている。」
Ｍ「シリアに対して米国が軍事行動を起こせば、ロシアが応戦する恐れもある状況だ。ロシアはシリアに飛んでくるミサイルは全て撃墜すると豪語しているからな。」
Ｔ「まさかそれを機に米国とロシアが戦争になるとは思えないが、そういったテールリスクさえも意識される恐れもある。」
Ｍ「もしシリアへの攻撃で駐在するロシア軍に被害で出るモンなら、ロシアは反撃するとも言ってからな。そうなれば米露軍事衝突は避けられない。」
Ｔ「ただ去年のように米国単独でのシリア攻撃はなさそうだ。やるなら米英仏でとなりそうだ。」
Ｍ「それに米国とロシアは連絡取り合っているようだし、このまま落ち着いていって欲しいモンだが・・。」
Ｔ「まあそういった懸念が今週の相場の重しになったといえるものの、大きく売り崩す材料にはなっておらず、市場も言うほど心配はしていないようだ。」
Ｍ「それだけに、まだ米露衝突は織り込まれていないといえるけどな。」
Ｔ「昨日は米国務省が、シリア政権の化学兵器使用を示す信頼性の高い証拠を入手したと表明しており、シリアへの軍事攻撃近いのではとの懸念が改めて意識された。」
Ｍ「そうだな。それが昨日の米国株の重しとなった面あり、この週末、果たして動きあるのか注目されている。」
Ｔ「取りあえず来週は、引き続きこのシリア問題に加えて、日米首脳会談が大きな鍵となりそうだ。」
Ｍ「ああ。無事来週末を迎えられていれば良いけどな。果たして日本株が来週末どういう状況になっているのか注目だな。」
Ｔ「そうだな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週も取りあえず日本株は週間ベースで上昇となり、これで3週連続の上昇だ。」
Ｍ「ああ。何だかんだと懸念多いが、しっかりとした相場展開続けている。」
Ｔ「そうだな。今週は先週まで重しとなっていた、米中貿易摩擦への懸念が和らいだ。」
Ｍ「ああ。火曜日に中国の習近平主席が講演で、非常に寛大な態度を見せた。」
Ｔ「中国金融市場への外資開放や、知的財産の保護を打ち出した。それに自動車の関税引き下げも示唆しており、過度な貿易摩擦への懸念後退に繋がった。」
Ｍ「トランプ大統領による米国第一の保護主義的な政策とは、まるで反対の政策を示したような格好だ。」
Ｔ「習近平主席は米国との貿易対立に関しては言及しなかったが、市場開放を示したことから、米中の交渉で通商問題も解決するのではと期待に繋がったといえる。」
Ｍ「結局、トランプ大統領が中国に対して追加関税を行う理由が、中国による知的財産権侵害だからな。それが解消されるならば、追加関税を行う理由が無くなる。」
Ｔ「これら一連の動きを見る限り、中国の方が一枚上手に思えてくる。」
Ｍ「確かにそうだな。まるで大人と子供だ。自分勝手でわがままを次々と言ってくるトランプ大統領に対して、中国は大人の対応を示している。ただあまり調子に乗れば、中国は一歩も引かず、ガツンと行くぞという感じだ。」
Ｔ「これにより暫くトランプ大統領も静観するしかないだろうな。習近平主席が今週示した方針の実効性を、暫く見極めることになるんだろう。」
Ｍ「ただトランプ大統領の目的はやはり貿易赤字の解消だ。それだけに、ちょっとやそっとのことでは、トランプ大統領も引かないだろうけどな。」
Ｔ「今は暫く様子見になるんだろうけど、いずれもまた米中貿易摩擦懸念が再燃する恐れはありそうだ。」
Ｍ「怖いのが、その矛先が日本に向かってくることだ。対日貿易も米国は赤字なだけに、今度はそれを解消するために何だかんだと言ってくる恐れがある。」
Ｔ「来週には日米首脳会談を控えており、通商問題が協議されるのは間違いない。」
Ｍ「先手を打ってきたのはトランプ大統領だ。今週、TPP復帰への検討を決めている。」
Ｔ「米国のTPP復帰は日本に取って好感されることだが、米国に有利な協定修正を復帰の条件としている。」
Ｍ「修正内容次第では、日本に不利になる恐れも当然あり、受け入れるのは難しいだろう。」
Ｔ「トランプ大統領は2国間貿易協定の交渉への意欲も示しているだけに、かなり厳しい提案を示してくる恐れもあるかもな。」
Ｍ「いずれにしろ来週の日米首脳会談は非常に注目されそうだ。北朝鮮問題が協議の中心になるとは思うが、やはり市場の関心は米中通商問題だからな。」
Ｔ「それ次第では安倍さんの支持率も変わってくるかも知れないだけに、安倍さんにとっても大一番だ。」
Ｍ「ああ。期待したいモンだ。」
Ｔ「今週は米中貿易摩擦懸念が和らいだものの、変わりに懸念視されてきたのがシリア情勢懸念だ。」
Ｍ「ああ。シリアのアサド政権が化学兵器を使用した疑惑について、米国が再びシリア攻撃を示唆している。」
Ｔ「それに対してアサド政権を支援するロシアが対抗しており、米国とロシアの衝突懸念が意識されてきている。」
Ｍ「シリアに対して米国が軍事行動を起こせば、ロシアが応戦する恐れもある状況だ。ロシアはシリアに飛んでくるミサイルは全て撃墜すると豪語しているからな。」
Ｔ「まさかそれを機に米国とロシアが戦争になるとは思えないが、そういったテールリスクさえも意識される恐れもある。」
Ｍ「もしシリアへの攻撃で駐在するロシア軍に被害で出るモンなら、ロシアは反撃するとも言ってからな。そうなれば米露軍事衝突は避けられない。」
Ｔ「ただ去年のように米国単独でのシリア攻撃はなさそうだ。やるなら米英仏でとなりそうだ。」
Ｍ「それに米国とロシアは連絡取り合っているようだし、このまま落ち着いていって欲しいモンだが・・。」
Ｔ「まあそういった懸念が今週の相場の重しになったといえるものの、大きく売り崩す材料にはなっておらず、市場も言うほど心配はしていないようだ。」
Ｍ「それだけに、まだ米露衝突は織り込まれていないといえるけどな。」
Ｔ「昨日は米国務省が、シリア政権の化学兵器使用を示す信頼性の高い証拠を入手したと表明しており、シリアへの軍事攻撃近いのではとの懸念が改めて意識された。」
Ｍ「そうだな。それが昨日の米国株の重しとなった面あり、この週末、果たして動きあるのか注目されている。」
Ｔ「取りあえず来週は、引き続きこのシリア問題に加えて、日米首脳会談が大きな鍵となりそうだ。」
Ｍ「ああ。無事来週末を迎えられていれば良いけどな。果たして日本株が来週末どういう状況になっているのか注目だな。」
Ｔ「そうだな。期待したいモンだ。」
