◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆2018.04.28
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週も日本株はしっかりと上昇し、日経平均、TOPIX共にこれで5週連続の上昇となった。」
M「ああ。今週も波乱無く落ち着いた相場だったと言えるだろう。」
T「そうだな。今月は月初こそやや波乱となる場面も見られたが、その後はジリジリと下値を切り上げてくる展開が続いた。」
M「そうだな。月間ベースでも3ヶ月ぶりの上昇となっている。」
T「一方、米国株は主要株価3指数いずれも今週下落となっている。」
M「月間ベースでは米国株も辛うじて上げてはいるが、まだ米国は今月週明け一日残しており、大きく下げるようだと、月間ベース下落する恐れもある状況だ。」
T「このことからも4月は米国株より日本株の方がしっかりだったと言うことになる。」
M「そうだな。やはり為替だろうな。今月大きく戻してきたドル円相場が、日本株に追い風になっている。」
T「ああ。3月には1ドル105円割れとなる水準まで円高が進行したものの、そこでアク抜けしたかのように、その後は戻り基調となっている。」
M「3月末時点では1ドル106円台まで戻していたが、今は1ドル109円台だからな。」
T「特に今週、大きく円安へ振れてきている。」
M「そうだな。米長期金利が今週ついに3%台に乗せる動きとなっており、ドル買いに繋がった。」
T「米国株の重しになった面もあるようだが、懸念されたような波乱状態にはなっていない。」
M「ああ。米長期金利3%乗せでもリスクオフの動きに繋がっておらず、安心感抱いた市場関係者も多いようだ。」
T「この動きからも、このレベルは既に織り込んでいた面もあるんだろうな。」
M「だろうな。まあ結局は急ピッチで上げていかなければ問題ないと言うこともあるだろう。」
T「そうかもな。1月末から2月にかけて米長期金利の上昇は徐々に急ピッチになってくるような動きで、このまま急加速して上昇していくのではという懸念もいわれたからな。」
M「既に2月の時点で3%が意識される水準まで上げているだけに、それから2ヶ月程度も日柄調整していたんだ。それだけに急加速して上昇していくという懸念には繋がりにくい。」
T「もちろん、ここから更に加速して上げていくようだと再び懸念されそうだが、3%台に乗せていたのは2日程度で、その後は3%割れ水準で推移している。」
M「まあドル円も一服となってきているが、円高方向に逆戻してしていくような状況にはなっていない。」
T「今週円安へ大きく振れた要因の一つとして、北朝鮮懸念が更に後退したことも影響していると見る向きも多い。」
M「そうだな。先週土曜日に北朝鮮は、核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験を中止すると表明し、核実験場の廃止も発表した。」
T「それをうけ週明けから、円売りの動きが強まって大きく円安へ振れてきた。」
M「韓国と北朝鮮との南北首脳会談も昨日無事終わり、北朝鮮リスクが一段と後退している。」
T「ああ。6月上旬までには米朝首脳会談が行われる予定だが、それで非核化へ向け具体的な案で合意できるようだと更に北朝鮮リスクが乏しくなる。」
M「まあ、実際に非核化で合意に至るかは不透明だといえるが、取りあえず南北首脳会談からも、期待感は出てきていると言えるだろう。」
T「そうだな。朝鮮半島の地政学リスクが無くなれば、投資家よりリスクを取りやすくなる。それが更なる円売りに繋がる可能性もあるだろうな。」
M「もちろんそれだけが重しとなっていたわけでもないだけに、例え北朝鮮が非核化に動き出すにしても、新たな円安要因とはならない可能性もあるけどな。」
T「ただ重しが一つ無くなることになるだけに、追い風にはなりやすい。」
M「まあそうだな。」
T「来週から5月相場入りとなるが、このまま堅調相場続いていく展開になれば良いけどな。」
M「日本では決算発表続々と出てきているが、結構まちまちだな。今期見通しが注目されているが、増益計画出すところもあれば、減益計画出す企業も少なくない。」
T「ただ保守的に出していると言うことを考慮すれば、懸念されたほど悪くないとの見方もある。」
M「企業決算で、日本株の見直し買いに繋がってくるようだと良いのだが・・。」
T「米国でも引き続き企業決算発表出てきているが、やはり好決算も目立っている。」
M「そうだな。ただ同じく先行き懸念を示す企業も見られており、好決算でも先行き懸念で売られる銘柄も見られている。」
T「そんな中、来週1日にはアップルが決算発表を行う。警戒感も強いだけに、懸念されたほど悪くないという結果になれば良いのだが・・。」
M「アップルに部品を供給する半導体受託生産の世界最大手TSMCの決算からアップル懸念が強まった。」
T「国内でもアップル関連企業は、今期見通し良くないところが目立っている。」
M「ああ。それだけにアップルショックが再び来なければ良いのだが・・。」
T「そうだな。来週は日本市場はゴールデンウィーク中ということもあり、2営業日のみだが、米国ではそのアップル決算もあり、重要イベント目白押しだ。」
M「ああ。FOMCもあれば、ISM製造業景況指数や雇用統計など経済指標発表も多い。それらは為替に大きく影響与える可能性もあり、日本株への影響も大きくなりやすい。」
T「来週末、米国のこれらの重要イベントうけて、日本株はどうなっているのか注目だな。」
M「ああ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週も日本株はしっかりと上昇し、日経平均、TOPIX共にこれで5週連続の上昇となった。」
M「ああ。今週も波乱無く落ち着いた相場だったと言えるだろう。」
T「そうだな。今月は月初こそやや波乱となる場面も見られたが、その後はジリジリと下値を切り上げてくる展開が続いた。」
M「そうだな。月間ベースでも3ヶ月ぶりの上昇となっている。」
T「一方、米国株は主要株価3指数いずれも今週下落となっている。」
M「月間ベースでは米国株も辛うじて上げてはいるが、まだ米国は今月週明け一日残しており、大きく下げるようだと、月間ベース下落する恐れもある状況だ。」
T「このことからも4月は米国株より日本株の方がしっかりだったと言うことになる。」
M「そうだな。やはり為替だろうな。今月大きく戻してきたドル円相場が、日本株に追い風になっている。」
T「ああ。3月には1ドル105円割れとなる水準まで円高が進行したものの、そこでアク抜けしたかのように、その後は戻り基調となっている。」
M「3月末時点では1ドル106円台まで戻していたが、今は1ドル109円台だからな。」
T「特に今週、大きく円安へ振れてきている。」
M「そうだな。米長期金利が今週ついに3%台に乗せる動きとなっており、ドル買いに繋がった。」
T「米国株の重しになった面もあるようだが、懸念されたような波乱状態にはなっていない。」
M「ああ。米長期金利3%乗せでもリスクオフの動きに繋がっておらず、安心感抱いた市場関係者も多いようだ。」
T「この動きからも、このレベルは既に織り込んでいた面もあるんだろうな。」
M「だろうな。まあ結局は急ピッチで上げていかなければ問題ないと言うこともあるだろう。」
T「そうかもな。1月末から2月にかけて米長期金利の上昇は徐々に急ピッチになってくるような動きで、このまま急加速して上昇していくのではという懸念もいわれたからな。」
M「既に2月の時点で3%が意識される水準まで上げているだけに、それから2ヶ月程度も日柄調整していたんだ。それだけに急加速して上昇していくという懸念には繋がりにくい。」
T「もちろん、ここから更に加速して上げていくようだと再び懸念されそうだが、3%台に乗せていたのは2日程度で、その後は3%割れ水準で推移している。」
M「まあドル円も一服となってきているが、円高方向に逆戻してしていくような状況にはなっていない。」
T「今週円安へ大きく振れた要因の一つとして、北朝鮮懸念が更に後退したことも影響していると見る向きも多い。」
M「そうだな。先週土曜日に北朝鮮は、核実験と大陸間弾道ミサイル発射実験を中止すると表明し、核実験場の廃止も発表した。」
T「それをうけ週明けから、円売りの動きが強まって大きく円安へ振れてきた。」
M「韓国と北朝鮮との南北首脳会談も昨日無事終わり、北朝鮮リスクが一段と後退している。」
T「ああ。6月上旬までには米朝首脳会談が行われる予定だが、それで非核化へ向け具体的な案で合意できるようだと更に北朝鮮リスクが乏しくなる。」
M「まあ、実際に非核化で合意に至るかは不透明だといえるが、取りあえず南北首脳会談からも、期待感は出てきていると言えるだろう。」
T「そうだな。朝鮮半島の地政学リスクが無くなれば、投資家よりリスクを取りやすくなる。それが更なる円売りに繋がる可能性もあるだろうな。」
M「もちろんそれだけが重しとなっていたわけでもないだけに、例え北朝鮮が非核化に動き出すにしても、新たな円安要因とはならない可能性もあるけどな。」
T「ただ重しが一つ無くなることになるだけに、追い風にはなりやすい。」
M「まあそうだな。」
T「来週から5月相場入りとなるが、このまま堅調相場続いていく展開になれば良いけどな。」
M「日本では決算発表続々と出てきているが、結構まちまちだな。今期見通しが注目されているが、増益計画出すところもあれば、減益計画出す企業も少なくない。」
T「ただ保守的に出していると言うことを考慮すれば、懸念されたほど悪くないとの見方もある。」
M「企業決算で、日本株の見直し買いに繋がってくるようだと良いのだが・・。」
T「米国でも引き続き企業決算発表出てきているが、やはり好決算も目立っている。」
M「そうだな。ただ同じく先行き懸念を示す企業も見られており、好決算でも先行き懸念で売られる銘柄も見られている。」
T「そんな中、来週1日にはアップルが決算発表を行う。警戒感も強いだけに、懸念されたほど悪くないという結果になれば良いのだが・・。」
M「アップルに部品を供給する半導体受託生産の世界最大手TSMCの決算からアップル懸念が強まった。」
T「国内でもアップル関連企業は、今期見通し良くないところが目立っている。」
M「ああ。それだけにアップルショックが再び来なければ良いのだが・・。」
T「そうだな。来週は日本市場はゴールデンウィーク中ということもあり、2営業日のみだが、米国ではそのアップル決算もあり、重要イベント目白押しだ。」
M「ああ。FOMCもあれば、ISM製造業景況指数や雇用統計など経済指標発表も多い。それらは為替に大きく影響与える可能性もあり、日本株への影響も大きくなりやすい。」
T「来週末、米国のこれらの重要イベントうけて、日本株はどうなっているのか注目だな。」
M「ああ。期待したいモンだ。」