地磁気逆転の謎に迫る マントル層内を画像化で探る

地磁気逆転の謎に迫る マントル層内を画像化で探る

マントル層の対流の様子。赤い部分が高温で、筒状に勢いよく上昇、青い部分は低温で、沈む岩板(プレート)の端が帯状に広がっている(海洋研究開発機構提供)
マントル層の対流の様子。赤い部分が高温で、筒状に勢いよく上昇、青い部分は低温で、沈む岩板(プレート)の端が帯状に広がっている(海洋研究開発機構提供)

 地球の表面は大陸や海洋を載せた十数枚の岩板(プレート)で覆われ、下部の深さ2900キロまでが岩石のマントル層だ。中心部に鉄などからなる半径3500キロ、中心温度6000度の核がある。マントル層も核も内部で対流しており、最近は模擬解析でマントル層内の様子が見えてきた。
 赤い場所は高温のマントルが筒状に上昇。青い場所は低温で沈むプレートの端が帯状に広がる。プレート運動や地震活動の理解が進むほか、実態不明な核内の対流もマントル底部の温度分布から見えてくるはずだという。核内対流は地磁気の発生源で、数十万年ごとに起きる地磁気逆転の謎解明にもつながりそうだ。(壽)