◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆2018.05.05

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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週は日本市場、2営業日しか無く、連休の谷間とあって小動きだった。」

M「まあ仕方ないだろうな。今週は米国などで重要イベント多く、連休明けどうい
う動きになるのか、それら次第で大きく変わるため、連休リスク取る向きは乏しい
。」

T「日本が連休中米国株は結構荒い動きだった。」

M「そうだな。水曜日はアップルが決算発表や大規模な自社株買いを好感し、買わ
れたものの、ダウは170ドル超の下落で引けており、ナスダック指数も軟調だった。」

T「ああ。FOMC声明をうけ売られている。目新しい内容ではなかったが、それだけ
に利上げが継続的に行われるとの見方に繋がったようだ。」

M「その翌日4日の米国株は、高安まちまちとなった。」

T「ダウは小幅に反発して引けていたが、ナスダック、S&P500指数は続落している
。」

M「3日から始まった米中の貿易交渉をうけて、米国が強気な姿勢崩していないこと
が伝わり重しとなったようだ。」

T「その日、米ダウは一時400ドル近くの下落となる場面もあった。」

M「ああ。シカゴ日経先物は22000円付近まで下落する場面も見られている。」

T「ただ売り一巡後は押し目買い優勢となり、終わってみればダウ小幅高引けだか
らな。」

M「ナスダック、S&P500指数はマイナス引けだが、かなり下げ幅縮小しており小幅
安程度で引けている。」

T「ただシカゴ日経先物終値円高が重しとなり、22300円台で引けていた。」

M「しかし昨日米国株がしっかりと上昇したことで、シカゴ日経先物は円建てで
22470円で今週の取引を終えている。」

T「ほぼ行って来いだな。この分だと、週明けの日本市場は大人しく始まることに
なりそうだ。」

M「昨日の米国株は結構大きく上げたんだが、ドル円相場が戻せておらず円高が重
しとなりそうだ。」

T「ああ。ダウは330ドル超の上昇となり、ナスダック、S&P500指数も大幅高だ。い
ずれも日本の連休前の水準より高くなっている。」

M「まあそれでも昨日も朝方は売られる場面も見られていた。」

T「ああ。引き続き米中貿易問題の先行きが警戒されたようだ。」

M「ただ昨日は米雇用統計が発表されたが、それが想定より弱めだったため、過度
な利上げ加速懸念が後退している。お陰でドル円は重くなっているが・・。」

T「更にウォーレン・バフェット氏がアップル株を買い増したことが伝わったこと
で、アップル株が買われ相場を押し上げている。」

M「アップル株は上場来高値を更新しており、それにより投資家心理を強め、他の
ハイテク株買いにも繋がっている。」

T「アップル株の上場来高値は、日本株にもプラスに働きそうだが、果たして週明
けどういう動き見せるのか注目だな。」

M「シカゴ日経先物からも連休明けの日本株はほぼ変わらずで始まりそうだが、無
事連休明けたと言うことで買いが先行する期待もある。」

T「為替が週明け早々どういう動きになるのかも、日本株に影響与えそうだ。」

M「そうだな。ある程度円安方向に戻してくれれば良いのだが・・・。」

T「それに米中貿易問題が再び意識される恐れもあるかもな。」

M「取りあえず2日間の米中貿易協議は無事終えたといえるが、目立った進展も見ら
れず先行きは不透明だ。」

T「ああ。米中貿易問題が来週も意識されるようだと、相場の重しとなる恐れもあ
りそうだ。」

M「意識されず忘れられるような良いけどな。まあそうなっても一時的なんだろう
けど。」

T「消えて無くなる問題ではないからな。」

M「そうだな。まあ来週も堅調な相場になれば良いけどな。」

T「ああ。期待したいモンだ。」