在中国の米政府職員、「異常な」音聞き脳損傷 大使館が注意呼びかけ
在中国の米政府職員、「異常な」音聞き脳損傷 大使館が注意呼びかけ
2018年5月23日 22:00 発信地:北京/中国
中国首都北京にある米国大使館(2010年2月6日撮影、資料写真)。(c)AFP PHOTO / FREDERIC J. BROWN
【5月23日 AFP】在中国の米国大使館は23日、中国に駐在する米政府職員1人が「異常な」音を聞いて脳に軽度の損傷を受けたとして、健康状態について注意するよう呼び掛けた。この件に似た不可解な事態は、キューバに駐在していた外交官らの間でも発生している。
中国に滞在する米市民に送付された警戒を呼び掛けるメールで米大使館は、症状の原因や同国内で同じような事態が起きているかについて分かっていないとしている。
先の報道官は、2017年後半から2018年4月までの間、この職員に「身体にさまざまな症状」が現れ、米国へ戻らせたところ、今月18日にMTBIと診断されたと明かし、「(米国務)省は本件を非常に深刻に受け止めており、その原因と影響の特定に取り組んでいる」「中国政府は米大使館に対し、同政府も調査を行い、適切な措置を取っていると保証している」と述べた。