JAXAなど電気で飛ぶ旅客機開発へ 二酸化炭素の排出削減
JAXAなど電気で飛ぶ旅客機開発へ 二酸化炭素の排出削減
宇宙航空研究開発機構(JAXA)は、電気で飛ぶ旅客機の実現を目指す官民連携の組織「航空機電動化コンソーシアム」を設立した。航空機の旅客需要が増え続けるなか、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素の排出削減や、航空産業の育成につなげる。
小型機の開発から着手し、2040年代には100~150席での利用を想定した電動エンジンを実現する考え。今年12月にも具体的な目標などを定めた工程表を示す。
JAXA関係者は「蓄電池だけだとパワーが弱く、あまり現実的ではないかもしれない」と話す。
実現にはモーターや蓄電池などの大幅な性能向上と軽量化が必要で、航空産業とのつながりが薄かった電機メーカーなども参加して技術革新を目指す。