◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆2018.09.22
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週も強い相場となった。」
M「ああ。先週は一気に日経平均23000円台まで上げてきたが、今週はそれを維持できるかが注目されていた。」
T「そうだな。メジャーSQも通過したし、今週は一服になるとの見方も多かったといえる。」
M「しかも米国が、対中追加関税第3弾発動を正式に決定しており、それに対して中国は報復関税実施を発表している。」
T「それでも、日本株の強さは続き、日経平均23000円台維持するどころか、週末には24000円に迫る場面も見られた。」
M「売り方が一気に踏まされた格好だろう。先週の途中から空売り比率が急激に減少している。」
T「だよな。それまで空売り比率は40%台半ば辺りでの推移を続けていたが、先週途中から40%割れとなり、昨日なんて35%辺りまで低下していた。」
M「ああ。きっかけは恐らく米国が中国へ閣僚級の通商協議の再開を打診したとの報道だ。これが報じられた翌日の13日から空売り比率が急激に減っている。」
T「更にその日にはトルコ中銀が大規模利上げを実施したことで、リスクオンの動きが強まり、売り方の買い戻しを余儀なくされたんだろう。」
M「そして今週、連休明けとなる18日の日本時間朝方には、トランプ大統領が正式に対中追加関税第3弾を24日に発動させると発表した。」
T「それをうけ朝方こそ安く始まるも、寄り後は買われて上げていく動きになっている。税率が当初言われていた25%ではなく、年内は10%にとどめたことが好感されたのではとの見方だ。」
M「ただ10%にとどめることは、既に一部で報じられていたこともあり、目新しいことでもない。それに対中追加関税第3弾発動決定をうけて、中国は通商協議を拒否する可能性があるとの見解も示された。」
T「そうだな。それだけに決して好感出来ることでもない。」
M「それでも関係なくリスクオンの動きは続いていた。まあ既にリスクオンの姿勢を取ってしまった以上、今更変えられないという向きが多かったのかも知れない。」
T「いずれにしろ、米中貿易摩擦懸念無視して日経平均23000円を越えて上げていったことで、耐えていた売り方もギブアップという感じだろう。買い戻しが更に加速した印象だ。」
M「だろうな。更に言えば、今まで何度も弾かれていた23000円を明確に越えてきたことで、一気に買い手も増えたとも言えるだろう。」
T「そうだな。ブレイクしてきたことで、手控えていた向きも動きだしたという面は確かにありそうだ。」
M「日本では今週、自民党総裁選があり安倍首相の3選が濃厚だった。それだけに、アベノミクス継続との期待で買い上がった向きも居るとの声も聞かれた。」
T「まあそれもあるだろうな。ただ強い動きになっているのは日本だけではないからな。それだけで日本株上げていると言うわけではないだろう。」
M「そうだな。米国も強く、今週はダウがついに最高値更新している。8ヶ月ぶりだ。キャタピラー、ボーイングなど米中貿易摩擦懸念が重しとなっていた銘柄の強さが見られていることから、やはり買い戻しの動きが中心なのかもな。」
T「それに欧州株も強いし、何よりも中国株が非常に強かった。」
M「ああ。それだけに全体的に買い戻しの動きが強まっているんだろう。見直し買いも含めて・・・。」
T「そんな中でも日本株の強さは突出しているけどな。」
M「出遅れていたということや、政局安定という面も追い風になっているのは確かだろうな。」
T「そうだな。特に出遅れていたTOPIXの上昇が今週は目立っていた。」
M「ああ。依然としてTOPIXは日経平均と比べれば出遅れている。年初来高値までは、まだ結構あるからな。」
T「でも日経平均は年初来高値も視野に入っている。」
M「このまま一気に行くのか、日柄調整となるのか、それともリスクオンの動き止まり、再び垂れてきてしまうのか・・。」
T「さすがに一気に行くのは厳しそうだ。来週は中間配当の権利落ちもあるし、ファンド勢の手仕舞い売りも出やすい週といえる。」
M「ただ配当の再投資に絡んだ買いは期待されているからな。」
T「でも来週は色々とイベントも多いな。米国は対中追加関税第3弾を発動するし、それにより中国は報復関税発動する。」
M「それに日米通商協議もあり、日米首脳会談も行われる。更に米FOMCもある。」
T「もっといえば、米国とカナダのNAFTA再交渉の行方も注目されており、米中通商協議が行われるのかも注目されている。」
M「それらが全て良いように転ぶとは思えないが、取りあえず無事通過できるだけでも安心感に繋がりそうだ。」
T「そうだな。来週末どういう状況になっているのか楽しみだな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週も強い相場となった。」
M「ああ。先週は一気に日経平均23000円台まで上げてきたが、今週はそれを維持できるかが注目されていた。」
T「そうだな。メジャーSQも通過したし、今週は一服になるとの見方も多かったといえる。」
M「しかも米国が、対中追加関税第3弾発動を正式に決定しており、それに対して中国は報復関税実施を発表している。」
T「それでも、日本株の強さは続き、日経平均23000円台維持するどころか、週末には24000円に迫る場面も見られた。」
M「売り方が一気に踏まされた格好だろう。先週の途中から空売り比率が急激に減少している。」
T「だよな。それまで空売り比率は40%台半ば辺りでの推移を続けていたが、先週途中から40%割れとなり、昨日なんて35%辺りまで低下していた。」
M「ああ。きっかけは恐らく米国が中国へ閣僚級の通商協議の再開を打診したとの報道だ。これが報じられた翌日の13日から空売り比率が急激に減っている。」
T「更にその日にはトルコ中銀が大規模利上げを実施したことで、リスクオンの動きが強まり、売り方の買い戻しを余儀なくされたんだろう。」
M「そして今週、連休明けとなる18日の日本時間朝方には、トランプ大統領が正式に対中追加関税第3弾を24日に発動させると発表した。」
T「それをうけ朝方こそ安く始まるも、寄り後は買われて上げていく動きになっている。税率が当初言われていた25%ではなく、年内は10%にとどめたことが好感されたのではとの見方だ。」
M「ただ10%にとどめることは、既に一部で報じられていたこともあり、目新しいことでもない。それに対中追加関税第3弾発動決定をうけて、中国は通商協議を拒否する可能性があるとの見解も示された。」
T「そうだな。それだけに決して好感出来ることでもない。」
M「それでも関係なくリスクオンの動きは続いていた。まあ既にリスクオンの姿勢を取ってしまった以上、今更変えられないという向きが多かったのかも知れない。」
T「いずれにしろ、米中貿易摩擦懸念無視して日経平均23000円を越えて上げていったことで、耐えていた売り方もギブアップという感じだろう。買い戻しが更に加速した印象だ。」
M「だろうな。更に言えば、今まで何度も弾かれていた23000円を明確に越えてきたことで、一気に買い手も増えたとも言えるだろう。」
T「そうだな。ブレイクしてきたことで、手控えていた向きも動きだしたという面は確かにありそうだ。」
M「日本では今週、自民党総裁選があり安倍首相の3選が濃厚だった。それだけに、アベノミクス継続との期待で買い上がった向きも居るとの声も聞かれた。」
T「まあそれもあるだろうな。ただ強い動きになっているのは日本だけではないからな。それだけで日本株上げていると言うわけではないだろう。」
M「そうだな。米国も強く、今週はダウがついに最高値更新している。8ヶ月ぶりだ。キャタピラー、ボーイングなど米中貿易摩擦懸念が重しとなっていた銘柄の強さが見られていることから、やはり買い戻しの動きが中心なのかもな。」
T「それに欧州株も強いし、何よりも中国株が非常に強かった。」
M「ああ。それだけに全体的に買い戻しの動きが強まっているんだろう。見直し買いも含めて・・・。」
T「そんな中でも日本株の強さは突出しているけどな。」
M「出遅れていたということや、政局安定という面も追い風になっているのは確かだろうな。」
T「そうだな。特に出遅れていたTOPIXの上昇が今週は目立っていた。」
M「ああ。依然としてTOPIXは日経平均と比べれば出遅れている。年初来高値までは、まだ結構あるからな。」
T「でも日経平均は年初来高値も視野に入っている。」
M「このまま一気に行くのか、日柄調整となるのか、それともリスクオンの動き止まり、再び垂れてきてしまうのか・・。」
T「さすがに一気に行くのは厳しそうだ。来週は中間配当の権利落ちもあるし、ファンド勢の手仕舞い売りも出やすい週といえる。」
M「ただ配当の再投資に絡んだ買いは期待されているからな。」
T「でも来週は色々とイベントも多いな。米国は対中追加関税第3弾を発動するし、それにより中国は報復関税発動する。」
M「それに日米通商協議もあり、日米首脳会談も行われる。更に米FOMCもある。」
T「もっといえば、米国とカナダのNAFTA再交渉の行方も注目されており、米中通商協議が行われるのかも注目されている。」
M「それらが全て良いように転ぶとは思えないが、取りあえず無事通過できるだけでも安心感に繋がりそうだ。」
T「そうだな。来週末どういう状況になっているのか楽しみだな。期待したいモンだ。」