(断想)自ら失敗を招く方法となる「旭日旗禁止法」

(断想)自ら失敗を招く方法となる「旭日旗禁止法」

バンダービルド


2日、共に民主党所属議員が、旭日旗などを使用禁止する法律の改正案を発議した。
旭日旗などの象徴を掲揚した船舶が韓国領海を航行できないようにして、旭日旗などを象徴する服や旗、マスコットなどを制作・配布したり、身に着ける者は、2年以下の懲役若しくは禁固又は300万ウォン以下の罰金に処することが主な内容だ。

韓国でこの法が発効されれば、韓半島有事の際、もしも駐韓米軍や韓国軍が緊急事態となり、外部の支援を必要とする状況になっても、助けるために来る自衛隊のアクセスが禁止されることになる。
これだけではない。
空軍と海軍中心の駐日米軍が保有している火力は強大である。
ところが、駐日米軍の各部隊の象徴(マーク)をよく見ると、旭日旗の模様が入っているケースが非常に多い。
つまり、いくら駐日米軍の火力が強大でも、韓半島有事の際、駐韓米軍や韓国軍を支援するために韓国の地に進入すること自体が禁止される。

また、韓国内に居住しているすべての人は、日差しが四方に伸びていくデザインや同じような模様がいくら個人的に好きでも、今後、このようなデザインや類似パターンを身につけたり持って歩き回ったりできない。そうすると2年間の懲役となる。
北朝鮮とあまり変わらない社会になるだろう。

韓国人はしばしば旭日旗ナチスの旗(ハーケンクロイツ)と比較する。
しかし両者はお互いに性格が非常に異なっている。
ナチスの旗は人種虐殺という人類最悪の犯罪を犯したナチス党の象徴なので、当然のことながら憎悪の対象にされるべきで、今日当然禁止されるべきである。
しかし旭日旗はそうではない。
犯罪集団の象徴ではなく、過去の正式な日本の軍艦旗であり、今日は正式な日本の海上自衛隊の軍旗として合法的に存在している。
世界の人々がナチスの旗に怒りの声を出しながら、旭日旗に全く怒らない理由は、基本的にこのような理由からである。

旭日旗に向かって何の根拠もなく「戦犯旗」と烙印を押すのに忙しい韓国人は、それならば、日の丸にはどうして何も言わないのか大変疑問である。 
「日の丸は構わないが旭日旗はダメ」という韓国人の認識は論理的矛盾に該当する。
太平洋戦争当時、日本軍は旭日旗より日の丸のほうをはるかにたくさん持って戦争に臨んだ。
米軍の老兵が、過去の戦争当時に日本軍から捕獲した物品を、今日日本の遺族や子孫に返却しているケースがよくあるが、返却する物品の大半が「日の丸」である。旭日旗ではない。
このような現実を考えると、今日の韓国人は旭日旗よりもむしろ日の丸にさらに大きく怒ってこそ普通である。
または、少なくとも旭日旗に怒るのと同じだけ日の丸にも怒らなければならない。
それでこそ論理的であり、常識的である。
最後に、日の丸には何も言わず、旭日旗にのみ怒っている今日の韓国人たちの心理は、「日の丸の禁止は現実的に到底不可能なことだから、せめて旭日旗に食い下がってこそ、恨みが晴らせる」というものではないか?

21世紀に特定の国、しかも自由陣営の友好国が保有している合法な軍旗に向かって、このように全国家レベルで非正常で敏感な反応をするのは、「人種主義」のせいであろう。
 「旭日旗禁止法」は、一言でいうと、人種差別的な属性を反映した時代錯誤(前近代)であり、退行的法律である。
この法律は韓国自らを困難な状況に陥れる自殺的性格(有事の際、外部の支援をブロック)を有する「自ら失敗を招く方法」になる可能性もある。

http://livedoor.blogimg.jp/oboega-01/imgs/c/c/cc15a4e2-s.jpg
駐日米空軍戦闘機のパイロットのヘルメットにつけられたマーク