東北電力 東通原子力発電所など3つの
原発で、原子炉に冷却水を送り込む非常用の配管の耐震性を示すデータに誤りがあり、
地震でかかる力を半分から9分の1程度に小さく評価していたことがわかりました。
耐震性の評価に誤りがあったのは、
▽
青森県にある
東北電力の
東通原発1号機、
▽
新潟県にある
東京電力柏崎刈羽原発1号機、
▽
静岡県にある
中部電力の
浜岡原発4号機です。
3社によりますと、原子炉に冷却水を送り込む非常用炉心冷却系の配管に
地震でかかる力を示す数値が、正しい数値に比べて半分から9分の1程度に小さく計算されていたということです。
いずれも
東芝が計算し、別の
原発に使っていた計算方法を構造の違いを踏まえずに誤って使用したことが原因だとしています。
3社は本来の方法で計算し直し、耐震性に問題がないことを確認したということで、「計算結果の確認を厳重に行い、再発防止に努めたい」としています。