◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆2018.12.22
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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週の日本市場は3週連続の下落となり、波乱相場になったといえる。」
M「ああ。日経平均もついに年初来安値を更新し、更に節目の2万円付近まで下落した。」
T「今週はやはり米FOMCだな。ある意味、今週の下落はFOMCショックと言っても良いかもしれない。」
M「そうだな。注目されたFOMCでは、想定通り今年4回目となる利上げを決定した。」
T「事前にしつこいくらいトランプ大統領が利上げを牽制していたが、FRBは構わず利上げに踏み切った。」
M「ある意味、トランプ大統領が牽制すればするほど、利上げ見送りなんて出来なくなりそうだけどな。」
T「確かにそうだな。政治的圧力で利上げを見送ったと見られれば、FRBの信任に関わる。」
M「例え別の理由で利上げ見送りたくても、あれだけ牽制されれば否応なしに政治的圧力に屈したと思われてしまう。」
T「まあ市場も利上げは織り込んでいたと言えるが、問題はパウエルFRB議長の会見だな。」
M「そうだな。市場が期待したほどハト派色が示されなかったとの見方だ。」
T「まあ、以前パウエルFRB議長が講演で結構ハト派色強い発言していただけに、市場も期待した面もあるんだろう。」
M「だろうな。それに足元、世界景気の減速懸念がかなり強まっていたこともあり、それも期待感を高めていたんだろう。」
T「ある意味、パウエルプットを期待した向きが多かったんだろう。」
M「来年の金利見通しは想定通り2回に引き下げられ、パウエルFRB議長は世界景気の減速への警戒を示したものの、今まで通りバランスシート縮小を進める方針を示した。」
T「ハト派色も見られていたと言えるんだが、市場が期待したほどではなかったとの事で失望されたようだ。」
M「それにより米国株は下落を続けている。」
T「週末には一部政府機関閉鎖の可能性も高まったことも逆風となったようだ。」
M「まあ時期的にも政府機関閉鎖となっても短期的なら問題はないと思うが、トランプ大統領は長期の閉鎖も辞さない構えを示しているからな。」
T「どうしても壁、作りたいようだ。」
M「そういった懸念が昨日まで続いており、昨晩の米国株は大きく続落した。」
T「ナスダック指数はついに最高値からの下落率が20%を越えて、弱気相場入りとなってしまった。」
M「ああ。既に個別に主力ハイテク株には高値から20%以上下落したモノが多く、弱気相場入りしていただけに、ナスダック指数も時間の問題だと見られていた。」
T「そうだな。ただこうなると、先行きはかなり不透明になったといえる。弱気相場がいつまで続くのか不透明で、積極的な買いも入りづらくなりそうだ。」
M「日本株もかなり投資家心理悪化しているしな。」
T「今週はソフトバンクが新規上場したが、初値は公開価格割れとなり、初値形成後も大きく売られたことも、投資家心理を冷やしたといえる。」
M「だろうな。国内最大規模のIPOだ。それがある意味、大失敗となっただけに、投資家心理悪化は避けられない。」
T「そうだな。そのソフトバンクは、上場二日目以降は下げ渋っているが、公開価格まで全然戻しておらず、心理改善には繋がっていない。」
M「その影響があるのかどうか知らないが、他のIPOも酷いモンだ。」
T「ああ。公開価格割れも目立っており、昨日上場した7047ポートなんて特売りのまま初値付かずだ。」
M「滅多にお目に掛かれない事だな。確か、10年前のリーマンショック時にはあったと思うが、それ以来の事だ。」
T「例年、年末はIPOラッシュとなり、それら銘柄で盛り上がることも多いんだが・・。」
M「ああ。ある意味、最悪の師走相場だと言える。ただチャンスになる可能性もあるけどな。」
T「確かにそうだな。中には将来的に期待出来るIPOもあるだろうし、それが安く買えるということだからな。」
M「今年も残すところ来週のみで、あと4営業日だけとなった。せめて最後の週くらいはしっかりと上昇して欲しいモンだ。」
T「ああ。来年相場へ繋ぐためにも、是非とも掉尾の一振を見せて欲しいモンだな。」
◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「今週の日本市場は3週連続の下落となり、波乱相場になったといえる。」
M「ああ。日経平均もついに年初来安値を更新し、更に節目の2万円付近まで下落した。」
T「今週はやはり米FOMCだな。ある意味、今週の下落はFOMCショックと言っても良いかもしれない。」
M「そうだな。注目されたFOMCでは、想定通り今年4回目となる利上げを決定した。」
T「事前にしつこいくらいトランプ大統領が利上げを牽制していたが、FRBは構わず利上げに踏み切った。」
M「ある意味、トランプ大統領が牽制すればするほど、利上げ見送りなんて出来なくなりそうだけどな。」
T「確かにそうだな。政治的圧力で利上げを見送ったと見られれば、FRBの信任に関わる。」
M「例え別の理由で利上げ見送りたくても、あれだけ牽制されれば否応なしに政治的圧力に屈したと思われてしまう。」
T「まあ市場も利上げは織り込んでいたと言えるが、問題はパウエルFRB議長の会見だな。」
M「そうだな。市場が期待したほどハト派色が示されなかったとの見方だ。」
T「まあ、以前パウエルFRB議長が講演で結構ハト派色強い発言していただけに、市場も期待した面もあるんだろう。」
M「だろうな。それに足元、世界景気の減速懸念がかなり強まっていたこともあり、それも期待感を高めていたんだろう。」
T「ある意味、パウエルプットを期待した向きが多かったんだろう。」
M「来年の金利見通しは想定通り2回に引き下げられ、パウエルFRB議長は世界景気の減速への警戒を示したものの、今まで通りバランスシート縮小を進める方針を示した。」
T「ハト派色も見られていたと言えるんだが、市場が期待したほどではなかったとの事で失望されたようだ。」
M「それにより米国株は下落を続けている。」
T「週末には一部政府機関閉鎖の可能性も高まったことも逆風となったようだ。」
M「まあ時期的にも政府機関閉鎖となっても短期的なら問題はないと思うが、トランプ大統領は長期の閉鎖も辞さない構えを示しているからな。」
T「どうしても壁、作りたいようだ。」
M「そういった懸念が昨日まで続いており、昨晩の米国株は大きく続落した。」
T「ナスダック指数はついに最高値からの下落率が20%を越えて、弱気相場入りとなってしまった。」
M「ああ。既に個別に主力ハイテク株には高値から20%以上下落したモノが多く、弱気相場入りしていただけに、ナスダック指数も時間の問題だと見られていた。」
T「そうだな。ただこうなると、先行きはかなり不透明になったといえる。弱気相場がいつまで続くのか不透明で、積極的な買いも入りづらくなりそうだ。」
M「日本株もかなり投資家心理悪化しているしな。」
T「今週はソフトバンクが新規上場したが、初値は公開価格割れとなり、初値形成後も大きく売られたことも、投資家心理を冷やしたといえる。」
M「だろうな。国内最大規模のIPOだ。それがある意味、大失敗となっただけに、投資家心理悪化は避けられない。」
T「そうだな。そのソフトバンクは、上場二日目以降は下げ渋っているが、公開価格まで全然戻しておらず、心理改善には繋がっていない。」
M「その影響があるのかどうか知らないが、他のIPOも酷いモンだ。」
T「ああ。公開価格割れも目立っており、昨日上場した7047ポートなんて特売りのまま初値付かずだ。」
M「滅多にお目に掛かれない事だな。確か、10年前のリーマンショック時にはあったと思うが、それ以来の事だ。」
T「例年、年末はIPOラッシュとなり、それら銘柄で盛り上がることも多いんだが・・。」
M「ああ。ある意味、最悪の師走相場だと言える。ただチャンスになる可能性もあるけどな。」
T「確かにそうだな。中には将来的に期待出来るIPOもあるだろうし、それが安く買えるということだからな。」
M「今年も残すところ来週のみで、あと4営業日だけとなった。せめて最後の週くらいはしっかりと上昇して欲しいモンだ。」
T「ああ。来年相場へ繋ぐためにも、是非とも掉尾の一振を見せて欲しいモンだな。」
M「そうだな。期待したいモンだ。」
※「地場者の立ち話~番外編~」の2018年配信は今回で終了となります。
今年1年間ご愛読誠にありがとうございました。来年もまたよろしくお願い申し上げます。
次回は1月5日(土)の配信となります。(通常メルマガは12/28まで配信)
今年1年間ご愛読誠にありがとうございました。来年もまたよろしくお願い申し上げます。
次回は1月5日(土)の配信となります。(通常メルマガは12/28まで配信)