アパマンショップ爆発事故なんと福島原発並だった!音速超える衝撃波の「爆轟」発生か

アパマンショップ爆発事故なんと福島原発並だった!音速超える衝撃波の「爆轟」発生か


1: 2018/12/20(木) 08:15:00.90 ID:/6wQUkC20● BE:842343564-2BP(2000)札幌市豊平区の建物爆発では、200メートル以上離れたマンションの窓ガラスが爆風で割れるなど被害は広範囲に及んだ。専門家は衝撃波を伴った「爆轟(ばくごう)」という現象が発生した可能性を指摘。

爆発が大規模になったことについては、不動産仲介業者店舗内で、除菌消臭用スプレー缶の可燃性ガスが大量に噴射されたことに加え、店舗内部に階段がなく気密性が高くガスがたまりやすい構造だったことなど、複数の要因が重なったとみる。

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札幌市消防局によると、爆風の被害を受けた建物34棟のうち、爆発現場から最も遠いマンションは約250メートルも離れていた。早坂洋史・元北大工学部特任准教授(火災科学)は「音速(海面上で時速1225キロ)を超える衝撃波を伴う爆轟が起きた可能性がある」と推測する。爆轟はダイナマイトを点火したときなどにも起こる激しい爆発で、発生には室内の可燃性ガスの濃度が高いなどの条件がある。店舗を運営する「アパマンショップリーシング北海道」によると、男性店長はスプレー120本を一斉に噴射し、室内は白く煙るほどだったという。爆発音は約15キロ離れた江別市にも届いた。早坂氏は「建物が木っ端みじんになり、爆発音が広範囲にわたった点を踏まえると、ガス濃度が高まり爆轟が起こったと考えてもおかしくない」と話す。

消防局によると、店舗が入る2階建ての建物は、階段が屋外にあり、1階の店舗は密閉された空間だった。男性店長は、「窓やドアを閉めた状態でスプレーを噴射し、湯沸かし器のスイッチを入れたら爆発した」と話しているという。北大大学院工学研究院の小川英之教授(燃焼工学)は「道内の建物は断熱材の使用で気密性が高く、室内にガスが充満しやすい。このため、湯沸かし器を火種に一気に爆発、ガスが膨張して建物を破壊した」と爆発の威力が高まった要因を分析する。また、小川教授は、スプレーは可燃性のジメチルエーテル(DME)とエタノールが主成分となっている点を重視。「室内で多量のスプレーを噴射する行為は、爆弾を仕掛けるようなもの」と指摘する。エタノールは除菌スプレーなどに広く使われており「火気の近くで使わないなど、扱いに十分注意が必要だ」と呼び掛ける。DMEとエタノールは、ともに空気中の濃度が3%程度を超えると爆発の危険がある。国立研究開発法人産業技術総合研究所の緒方雄二・安全科学研究部門長によると、今回噴射された可燃性ガスのうちDMEだけでも、店舗の約1・6倍にあたる200立方メートルの空間にまかれると爆発に至る危険があるという。(荒谷健一郎、吉田隆久) h