首相の国会拘束時間は長すぎ? 外交力強化に不可欠の国会改革
首相の国会拘束時間は長すぎ? 外交力強化に不可欠の国会改革
安倍晋三首相(64)は通常国会召集日の1月28日、施政方針演説を行い「平成の、その先の時代に向かって、日本外交の新たな地平を切り拓く」と宣言した。安倍首相は外交重視の姿勢を示すが、今後連日のごとく国会への出席を強いられる「死のロード」(政府関係者)に入るため、当面外遊は制限される。与野党間には国会改革の機運はあるが、首相や閣僚の出席の合理化に関する議論は進んでいない。国際情勢の不確実性が増す中、日本のトップだけが突出して国会に縛られる状況が続く。
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自民党関係者の間で語られている外交小話がある。
メルケル独首相「昨年は国会に何十時間も出席して大変だったのよ」
安倍首相「私は100日ぐらい国会に出ましたよ」
メルケル氏「…」
安倍首相も国会への出席時間について「自分は世界一長いのではないか」と親しい議員に語っている。諸外国と比較して、日本の首相の国会出席日数が多いのは紛れもない事実だ。