「脅威の飛行論議」哨戒機、韓日の戦力格差、なんと7倍

「脅威の飛行論議」哨戒機、韓日の戦力格差、なんと7倍


「脅威の飛行論議」哨戒機、韓日の戦力格差、なんと7倍

保有数は韓国16機vs日本110機…性能は日本がダントツ

韓国、2020年までに、最新の機種ポセイドン6機導入方針

昨年末から一ヶ月以上続いている韓日間の軍事対立の中心に位置するのが、海上で警戒と偵察、さらに敵の攻撃任務まで実行する哨戒機である。
韓国海軍広開土大王艦射撃統制レーダー(STIR)が、何も間違ったことをしていない自国の海上自衛隊の哨戒機を狙ったというのが当初の日本側の抗議だったが、継続的な日本の哨戒機の低高度の脅威飛行状況が明らかになって、現在両国の事情は逆転した状態だ。
さらに哨戒飛行の形態だけが脅威的なものではない。
規模だけで7倍の差の韓日間の哨戒機戦力自体の格差が、私たちが感じる威圧感を倍にする。

4日、海軍と防衛事業庁などによると、韓国軍は1995年に米国の防衛産業ロッキード・マーティン社が製造した哨戒機P-3C 8機を導入し、運用しており、対潜戦力を補強するため、2010年に既存哨戒機を改良したP-3CK 8機を追加した。
現在合計16機の哨戒機が、私たちの領海900海里を見ているのだ。
P-3の航続距離は4000㎞、最大速度は時速750㎞、最大飛行高度は10㎞で、空対艦ミサイルハープーンと対潜魚雷などを搭載することができる。

日本の哨戒機の主力機種もP-3系列ある。
違いが生じるのは、戦力の規模だ。
日本が保有しているP-3の台数は80台だ。
私たちの5倍を超える。
それだけでなく、日本には2007年から実戦配備した最新鋭対潜哨戒機P-1も30機ある。
全哨戒機保有台数だけ確かめてみても、私たちの海軍の7倍を超えることになる。

さらにP-3CやP-3CKよりも性能が優れている機種がP-1である。
日本の防衛省川崎重工業が共同開発したP-1は、航続距離が8,000㎞に達し、最大速度も時速1,000㎞に迫る(996㎞)。
巡航速度と上昇限度はP-3Cの約1.3倍だ。
日本は今後実戦配備されたP-1を80機まで増やす計画を立てている。

韓国海軍もひたすら手をこまねいているわけではない。
新型の高性能哨戒機の導入を推進している。
政府は2017年の先行研究をはじめとする所要検証と事業妥当性調査を経て、米ボーイング社が製作した「ポセイドン」(P-8A)を購入する決定を下した。
昨年9月、米国務省が外国の軍事販売(FMS)方式のポセイドン(P-8A)の販売を承認し、2カ月後、私たちの政府は2020年までに6機のポセイドンを導入する契約を米側と締結した。
FMSは米政府が友好国など技術の保護が必要な自国の武器を輸出する際に適用する政府間の契約方式で、購入国の政府が米メーカーと直接接触する代わり、「販売を保証する」米政府から製品を買い入れる一種の間接取引だ。

民間航空機ボーイング737改良型のポセイドンの一機当たりの価格は2,200億ウォンに達する。
多機能監視レーダーである「AN / APY-10」を装着した。
最高速度は時速907㎞であり、巡航距離7,500㎞、作戦半径2,200以上㎞だ。
性能面で日本の自衛隊P-1と大差がない。
現在米国・オーストラリア・インド・英国は既に実戦配備し、ノルウェーニュージーランドが導入する予定だ。
海軍関係者は「日本に比べて私たちの海上戦力は劣勢だが、ポセイドンがあれば海上哨戒や対潜及び対艦及び地上作戦など多目的に運用することができて、戦力化の後は変化した安保の脅威にもよく対応できるようになる」と述べた。