米国 ​人工重力による回転式宇宙ステーション​​建設​へ​ 資金は宝くじ

​米国 ​人工重力による回転式宇宙ステーション​​建設​へ​ 資金は宝くじ

© 写真: NASA
テック&サイエンス
2019年02月25日 11:22短縮 URL
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米国企業「ゲートウェイファウンデーション(Gateway Foundation)」社は、宇宙にトーラス形軌道ステーションの建設を計画している。こ​うした宇宙ステーションは実は100年以上も前に、​​1903年にロシアの発明家コンスタンチン・ツィオルコフスキー​が考案していたものだ​。このステーションは、恒常的な回転によって​人工​重力を発生させ​ることができため、人間人やロボットは地球のように床の上を歩くことができ、国際宇宙ステーション(ISS)のように空中に浮かぶことはない。

開発者たちは、ステーションを直径500メートルの自転車の車輪型とし、その外部に宇宙機関や民間企業​から購入のモジュールを配置する計画。ドッキングコンパートメントが配置される中央部分とこれらのモジュールは、4つのリフトで接続される。
ステーション建設は宇宙で直接行われる予定。ゲートウェイファウンデーション社の概算では、プロジェクトの実現には約3千億ドル(33.2兆円)が必要となり、これは同社が宝くじを通じて1年間で集める計画。
​くじ​の主な賞品​には、​ステーションの居住権がはいっており、これは​新しい軌道ステーションの運用開始後​、​すぐに​与えられる。