◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆2019.04.27

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◆◇地場者の立ち話~番外編~◇◆
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T「平成最後の週となる今週の日本市場は小幅に続伸となった。」

M「ああ。ほぼ揉み合いといった感じだな。やはり10連休前ということもあって、手控える向きも非常に多かったと言える。」

T「そうだな。上げれば売られるが、下げれば買われるといった展開で、方向性は見られなかった。」

M「10連休前の手仕舞い売りも出ていたと思われるが、逆に売り方の買い戻しも見られていたといえ、売り買い交錯していた感じだ。」

T「平成相場は30年以上続いたが、日経平均でいえば26%下落した。」

M「ただ平成になったのは1989年1月で、その時日経平均は3万円程度だった。バブル真っ盛りという状況だ。」

T「平成元年の大納会日経平均は最高値38957円44銭を付けたんだよな。」

M「それに今とその当時の日経平均構成銘柄は大きく違う。」

T「確かにそうだな。それだけに日経平均で比較しても意味はないか・・。」

M「単純に時価総額で言えば、その時より今の方が増えている。」

T「まあ上場企業数も増えているだけに、それもある意味当然だが・・。」

M「いずれにしろ平成相場は波乱相場だったと言えるだろうな。バブルのせいでスタート台が高かった分、平成相場は下げている時期の方が圧倒的に多かったと言える。」

T「だって日経平均7000円付近まで下落したんだから・・。しかも2009年に。1989年に始まった平成相場は、2009年まで下げ続けたようなモンだ。」

M「そうだな。それからようやくここまで回復してきた。」

T「平成相場の大部分が下げ相場だったんだ。そりゃ株は怖いというイメージが日本で強いのも無理はないか・・。」

M「ああ。米国とは雲泥の差だ。米国株はこの30年、上げ続けたと言っても過言ではない。」

T「日本株とはまるで逆だな。」

M「日本が平成になった1989年1月、米ダウは2200ドル程度だった。それが今や26500ドル台だ。」

T「S&P500指数は1989年1月、280pt台だ。今は2900pt台だ。いずれもテンバガーだな。」

M「ああ。10倍以上になっている。そりゃ株に対するイメージが日本と米国では全然違うのも無理はない。」

T「だよな。米国の国民にしてみれば、株はやらなきゃ損、といえるようなイメージだろう。それだけに投資をする人が日本人より圧倒的に多いんだろうな。」

M「令和相場は、日本株に期待したいモンだが、如何せん人口が更に減って労働人口も減ってくるに日本に、成長が出来るのかどうか・・。」

T「だよな。人口減を食い止めるのは、そう簡単ではないから、働き方改革で何とか生産性を上げていくしかないと言うことかもな。」

M「まあ令和相場、先行きはかなり不透明と言わざるを得ないが、新しい時代が来るんだ。期待したいモンだな。」

T「ああ。平成元年の日本株は大きく上げた。まあその年の大納会日経平均は最高値付けたんだからな。それだけに令和元年も日本株大きく上げて欲しいモンだ。」

M「そうだな。今年の大納会、どういう状況になっているのか楽しみだ。まずは令和相場のスタートとなる連休明けの注目だな。」

T「ああ。期待したいモンだ。」


※来週5/4は「地場者の立ち話~番外編~」はお休みさせて頂きます。次回の配信は5/11となります。