中国はなぜ旭日旗に寛大か?

【韓国の反応】「そもそも中国は以前から旭日旗を掲げた日本の軍艦の入港を拒否したことがなかったと判明」


中国はなぜ旭日旗に寛大か?

中国はなぜ旭日旗に寛大か?

日本の艦艇は旭日基下したことがない

23日、中国山東半島青島港で中国人民解放軍海軍の創設70周年を迎えて国際海上閲兵式が行われました。
霧が立ち込めていたその日、青島沖で中国の最新鋭の海軍戦力はもちろん、韓国をはじめとするいくつかの国の艦艇もパレードに参加しました。

日本の海上自衛隊護衛艦「すずつき」号もその一つでした。
すずつきキーホルダーは、パレード開始前からマスコミの関心を集中させていました。
閲兵式二日前に青島港に入ってきて船尾に日本帝国主義の象徴である旭日旗をはためかせたいたからです。

昨年10月に済州島で開かれた国際観艦式にも日本の海上自衛隊はニュースメーカーでした。
当時主催側の韓国海軍は、日本の旭日旗掲揚を自制してほしいと要請しました。
すると海上自衛隊は観艦式への参加をとりやめました。
こんな日本の海上自衛隊旭日旗をつけて中国青島港に入ってきたので関心が集中するしかなかったのです。

関心の焦点は、私たちと同じように日本に侵略された過去がある中国が、なぜ日本艦艇の旭日旗掲揚を特別に(?)許可したのかということでした。
最近米国との葛藤を経験している中国が、日本との関係改善のために、心の大きな譲歩(?)をしたという報道が続いています。

ここで基礎的な疑問が生じます。
中国は本当に日本の艦艇の旭日旗を特別に許可してあげたのでしょうか?
「特別な許可」というのは過去に前例がなかったという前提が必要です。

実際、1945年の日本帝国主義敗亡後、日本の海上自衛隊艦艇が中国の港に入港していた事例は、今回の場合に先立って、2008年と2011年の二度ありました。
メディアはこの二度すべてで日本の艦艇は旭日旗をつけずに中国港に入港したと報道しました。

このような前提なら、今回の青島入港は、中国が特に旭日旗掲揚を可能にしたというのが合うでしょう。
これをもとに、何故そうしたのかという分析記事を出すのも無理がないようです。

http://livedoor.blogimg.jp/oboega-01/imgs/4/a/4a9fc481-s.jpg
2008年に長項に入港した日本艦艇

しかし結論から言えば、この報道は事実と異なります。
まず2008年。
日本の海上自衛隊所属の駆逐艦「さざなみ」号が、中国広東省湛江港に入港しました。
中国の四川省で発生した大地震救援物資を積んで5日間湛江港にとどまりました。
当時日本の放送局が撮影した画面を苦労して探して確認してみると、さざなみ号に旭日旗がはためく姿が鮮明に捕えられています。

第二の2011年。
護衛艦「きりさめ」号が今回と同じ場所である青島港に5日間滞在しました。
当時の映像を探すのは難しかったが、その代わりにきりさめ入港後のイベントの写真を見つけて確認してみたところ、やはり艦艇の上にはためく旭日旗を発見することができました。

つまり日本の海上自衛隊艦艇は、2008年にも、2011年にも旭日旗をつけたまま中国港に入港したという話です。
したがって旭日旗をつけずに入港したという報道は、最小限のファクトチェックもしていない誤報なのです。
特別に許可したという前提の下で書かれた「日本との関係改善のための努力の一環」という分析も、的外れな話になってしまいました。

北京のある消息筋は、「日本の海上自衛隊の艦艇が過去に旭日旗をつけずに入港したという報道は、香港メディアで一番最初に見た」と伝えました。
その誤った記事を中国メディアと日本のメディアを経て韓国のマスコミもそのまま引用したものと推定することができます。

http://livedoor.blogimg.jp/oboega-01/imgs/9/c/9ca5457e-s.jpg
2011年青島に入港した日本艦艇

本の海上自衛隊の立場では、自主的に旭日旗を降ろす理由はありません。
当然中国政府が旭日旗掲揚を一度も問題視しなかったという話です。

では中国はなぜ日本の侵略の象徴である旭日旗に寛大なのでしょうか?
中国の国民もそんな寛大な政府の方針に同意しているのでしょうか?
当然そうではありません。
言論の自由が制限されている中国社会の特性上、表面上には多く現われていないが、ウェイボなどを見ると、旭日旗を叱責する内容が多いです。

今回のすずつき号の青島入港時も、旭日旗に対する批判世論は少なくありませんでした。
特に青島は1914年に日本軍が青島市に無差別爆撃を加えて占領した痛い歴史があるところです。
このような歴史的な傷痕がある青島に日本の海上自衛隊船が旭日旗を前面に出して入港するのはとんでもないという意見が多かったです。

中国政府もこのような世論を知っていますが、旭日旗に公式立場を発表したことはありません。
今回も中国は日本の旭日旗を特に許可したという報道が続きましたが、これを認めることも否定することもしていません。
文字通り無対応です。

一部では、中国のこのような無対応戦略の理由を歴史的な背景から見つけることもあります。
中国を侵略した国が日本帝国主義だけはではないのに、日本だけを特別に問題視することができるのか?
あるいは、中国は戦勝国で日本は敗戦国だという主張です。
しかしすべてソースすら確認できない説に過ぎない話です。

このような状況で中国社会の有力者が日本旭日旗を問題視してはならないという公開文を書きました。
環球時報の総編集長である胡錫進がその張本人です。

胡錫進総編集長は、「日本艦艇が旭日旗を掲げて中国の港に入ってくるのは正常」と主張した。
彼は「中国はすでに列強の侵略を受けた屈辱を乗り越え、今はむしろ彼らは中国の前で小さな国になった」としました。
「日本も既に中国がすべての面で超えたので、日本への感情をリセットする時が来た」と主張しました。

胡錫進は昨年の済州観艦式にも言及しました。
韓国海軍が日本に旭日旗をつけないよう要求したことをめぐって、「韓国はまだ日本より弱いため、中国が彼らに倣う意味はない」と妄言を吐き出しました。

商業民族主義性向が強い環球時報総編集者の「自己陶酔」いっぱいの主張に同調するコメントもあったが、叱咤するコメントも多かったです。

「悪は悪であり、黒は白には変わらない」という言葉や、「過去に犠牲になった中国の国民に耐え難い思いをさせるな」という指摘が続きました。
「ドイツがイスラエルを訪問したときにナチスの旗をかけてもいいのか」という反問もあり、「旭日旗に反対するのは度量の大きさの問題ではない」という批判も提起されました。

個人的には、胡錫進の妄言に近い発言が正しいか正しくないかという問題よりも、中国社会の主流の過去の認識についての本音を垣間見たような気がします。
私たちと同じように日本帝国主義の侵略を受けた傷を持っているのに、中国はこれを認識する方式が、私たちとは違う点を確認したということです。
日本の艦艇の旭日旗に対する中国政府の無対応もこのような基盤から出ているのではないか、懸念されます。

引用ソース
https://news.naver.com/main/ranking/read.nhn?mid=etc&sid1=111&rankingType=popular_day&oid=055&aid=0000727695&date=20190428&type=1&rankingSeq=8&rankingSectionId=104


*そこまでファクトチェックしたなら、もう一歩進んだファクトチェックしなさいよ。
韓国にもずっと旭日旗掲げた日本の艦艇が入港してたというファクトをさー。

何故いろいろごちゃごちゃ言う前に、「日本はどういう根拠でどういう主張をしているのか?」ということをシンプルに調べてみようとしないんだろう。
産経に聞けばきっと教えてくれますよ。