オプション通信4-4 2010/ 7/29 10:54

先物の大口の攻防。
たとえばNYがかなり安くて、日本も大きく下がりそうって日に、
先物のショートが大量にたまる。
現物をいっぱいもってる人たちが、その損失をカバー
するために先物を売る場合もある。

そうすると売りがかなりたまる。
売りが出るから、当然、現物のひとたちもこりゃだめだ、もう
上がらんといって現物を投げる。

で、大口の人がそれを見て、今の状況なら何枚くらいで、
日経平均先物で動かすことができるか考えるわけだ。
みんなが悲観して押し目買いなんてやろうとは思わない位置で、
突然買いを入れて、あげて、ショートしてた人たちが、やばって
いって買い戻しをする。
そこで利食い。金曜なんかはもうちょっと複雑だったけど
にたようなもん。機械受注が悪いぞってたまったショートをどっかが
踏みあげて利益確定。出たあとはショートってかんじね。

つまりこういうパターンの場合、個人がまだまだ下がるぞって
とこで、急に上がりだして、まだまだ上がるぞってとこで、突然
売りがでて急落ってことになる。

暴落の日を待つ。そして暴落したら前日比10%以上下げてる銘柄を探す。
どうだ?たくさん見つかるだろ。その中からPER15倍、PBR1.5倍以下の銘柄を探して
資金の半分を突っ込む。次の日の下げたら残り半分を突っ込む。

1日中持つわけじゃないから(1日中持つとギャンブルになってしまう)、
tick回数が多く値が動く銘柄ならどの銘柄やっても同じだよね。
安定志向程、銘柄が特定してるもの。
銘柄選びしてるところでギャンブルしてるなという
感覚にならないとおかしい。

新興市場IPO
仕手株等には触らず、渋めの225銘柄とか、流動性の薄い新興市場
株等を狙えば、彼らのマークが緩いので、機械的な売買を行うだけで、
かなり安定した収支を出す事が可能になる。
もっともこの方法は、利益が出るまでそれなりの時間が必要だし、
じっと動かず我慢する事とかも必要なので、普通の人には
精神的にかなり辛いやり方ではある

デイトレで勝てる香具師ってのはいわゆる「本日最安値」が読める人間だろ?!
よく分かるな大したもんだ
相場全体の「買い意欲」と「売り意欲」の綱引きが、
感覚で伝わってくるようになれば、そう簡単には負けなくなる。

私が思うにIPO仕手株は心理戦なので仕手筋の心理を読むのがポイントです。
私が思うにテクニカルはほとんど役に立たないと思います。
自分が大量に資金があったらここで仕掛けるとか
見せ板を厚くしてここで売り捌くとか予想します。

スイングはテクニカルへの依存度が高いでしょ。
だから上がるはずという思いも強い。
だから危機意識も低くなる。
テクニカルアナリストを見ればわかる。
転換期では曖昧なことしか言わない。

上げ相場の半年間は多くのデイトレーダーが儲ける。
次の下げ相場の半年で多くのデイトレーダーが損をする。
単純にそういう相場を想定する。
トータルでゼロとか手数料負けが多数派で、大きな利益を出したのが、全体の数%。
であるならば、勝ち組は下げ相場で決まるということだ。
極端なこと言えば下げ相場では寝ていればいいということになる。
しかし、下げ相場でも儲けの機会はあるのだから、大天井に神経を使っていれば
勝ち組数%の仲間入りは、少なくとも宝くじがあたるようなものの類ではないという
ことになる。