オプション通信5-1 2010/ 8/18 7:04

皆さんおはようございます。(^o^)

さて、今回はマネックス証券より転載の基本的なオプション講座を掲載します。
ネット上にはいろいろなオプション講座が氾濫してますので、あえて基本的なことを掲載するのは避けていたのですが、秀逸な素材ですので(URLを貼り付けてもいいのですが、今もあるのか、ゲストで見れるのかわからないので・・・)アップいたします。(^▽^)
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第5回 -オプション取引

日経平均先物についてはここまでの説明でおおよその理解は出来たのではな
いかと思います。今回からは「オプション取引」についての説明です。オプショ
ンと先物は「満期がある(取引できる期間が決まっている)」ということや
「証拠金の計算が合わせて行われる」こと、「日経平均の動きに関連して価格
決定がなされる」ということ以外は全く別なものと考えた方がいいのではない
かと思います。

マネックス証券で取り扱うオプションは日経平均を対象としたオプションで
す。この場合、「オプション」とは日経平均をいくらで「買う権利」「売る権
利」のことを「オプション」と言い、その「オプション」を市場で売買するの
で「オプション取引」と言うのです。

もう少し「オプション」とはなにか、について考えて見ましょう。

日経平均(225)オプションとはあらかじめ定められた期日(満期日)にあら
かじめ定められた価格(権利行使価格)で日経平均を買い付ける、または売り
付ける権利のこと。

と定義されます。そしてこの権利を売買することをオプション取引というの
です。「売る権利」を「プットオプション」、「買う権利」を「コールオプショ
ン」と言うのです。

オプションの売り手と買い手は満期日までに、オプション市場において買っ
た(買建てた)オプションを売る(転売する)、売った(売建てた)オプショ
ンを買う(買戻し)と言う反対売買によって決済することが出来ます。

また、オプション取引の特徴として、オプションの買い手は権利行使によっ
て決済することが出来ます。コールオプションの買いであればその値段で日経
平均を(実際には225銘柄全部を買うことになり、その買い付け代金が必要にな
ります)買うことが出来、プットオプションの買い手は、その行使価格で日経
平均を(225銘柄を売ることになり、株券が必要になります)売ることが出来る
わけです。なお満期までの期間中いつでも権利行使が出来るタイプをアメリ
ンタイプ、満期日にしか権利行使できないタイプをヨーロピアンタイプといい、
日経225オプションは後者のタイプです。

オプションの買い手は権利を得るために売り手に「プレミアム」と呼ばれる
オプション料(=これが通常の株価のようなものです)を支払い、売り手はこ
のオプション料を受け取ることになります。

日経225オプション取引株価指数という抽象的な数値を取引の対象とするた
め、反対売買以外の決済は差金決済となります。なお、満期日に権利行使しな
かったオプションは消滅します。