オプション通信6-2 2010/ 8/28 9:14

逆張りですから、多少持って行かれても戻って来る可能性が高いと思えば1テイックのLCではなくナンピンを選択します。

同じ逆張り戦法でも、先物とオプションの違いは歴然で、オプションは先物に比べてLCが大きく減ります。
逆張りはLCが鬼門ですから、この違いは意外と大きいということに気が付いてます。

もっとも、オプションの値動きは粘着質で、先物がドンドン動いても気配が減っていくだけで、実際の約定が起こらない・・・気配の比率が50対50から100対20位になるまで動かないことが多いのです。

そして一旦約定が起こり始めると堰を切ったように約定が入り始めます。
さらに、プットとコールとでは粘着質の程度が変わります。

通常はプットの方がコールより粘着質が高いのですが(これはオプションのヘッジ性質から来ます)トレンドフォローで程度が決まります。

つまり、上昇トレンドの時はコールオプションの方が粘着質が高く(しぶとい)下降トレンドの時はもともと粘着質が高いプットオプションがさらに粘着質が高く(かなりしぶとく)なります。

また、このような値崩れ(堰を切ったように約定が入り始める)は、参加者のセンチメントに大きく依存しています。先物の仕掛けで225先物が動いても、オプションはほとんど動かないと云うことが往々にしてあります。

また、逆に先物がほんの少し動いただけでオプションが大きく動く場合もあります。
たとえば前場の225先物と同じ価格が後場で発現したとき、オプションのそれぞれの価格帯の値がまったく違っているということがおうおうにしてあります。

つまりセンチメントに支配されているということです。
この性質を味方につけるのまでは幾ばくかの訓練が必要です。

長々と話して来ましたが、もし時間があればバーチャルで検証してみて下さい。
ではではこの辺で。。。

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追記するだ。
先物に連動する値動きのローハイは、当然権利行使価格によって違うだよ。
ATM(アット・ザ・マネー)に近いほど動きは激しくなり、遠ざかれば緩慢になるだ。また、業者の売買に注意が必要で、まだ数百枚のバッファがあると安心していると、一気に持って行かれる場合が往々にしてあるだよ。

業者はOTM(アウト・オブ・ザ・マネー)よりはATMを好むので、おいらはあまりATMに近寄らないようにしているだわさ。
まっ、激しい値動きを好むか好まないかの問題だけんどね。。。(^o^;


★オプション聖人様が復活されたようなので、おいらのヘボ談義はこれで終いにするだ。。。byヘッポコ聖人