日本で公表されない気象庁の放射性物質拡散予測 (補足)

気象庁が、3月11日以降毎日行っている「放射性物質拡散予測」が公表されていない理由について、
某公共機関は、「日本には『SPEEDI』という予測システムがあるので、
二重に公表することは、国民の混乱を招くことになる」ため、としている。


「SPEEDY」でない「SPEEDI」

緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI:スピーディ※)は、
原子力発電所などから大量の放射性物質が放出されたり、そのおそれがあるという緊急事態に、
周辺環境における放射性物質の大気中濃度および被ばく線量など環境への影響を、
放出源情報、気象条件および地形データを基に迅速に予測するシステムです。
文部科学省のホームページより)


ところが、今まさに活用されるべき時のはずなのに、
この「SPEEDI」は、今までに1回(3月23日)しか公表されていない・・・とか。
そしてその理由が、「『SPEEDI』はまだ精度が低いので、
毎日公表すると、国民の混乱を招くことになる」ため、としている。

民主党政府の、これほどの「隠蔽体質」は、世間の常識では考えられない。
民主党政府は、「国民の安全」について、いったいどう考えているのだろうか。
こんな政府に、「風説の流布」「風評被害」云々という資格などあるのだろうか。
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この記事は メッセージ 4103470 off_the_record_by_ascom_tosan さんの日経板投稿を転載したものです。