福島第一原発、危険極まりない状況 また爆発も

福島第一原発、危険極まりない状況 また爆発も

福島第一原発、危険極まりない状況 また爆発も。 福島第一原発近くで再び地震が発生した場合、少なくとも原子炉の格納容器のうち一つは内外の重圧に耐えられず、破裂する恐れがあると米技術者は懸念している。そうなれば、原子炉の中の放射能汚染水やすでに融化した燃料棒が溢れ出し、収拾のつかない事態になる可能性がある…

タグ: 福島 原発 爆発 米国技術者

発信時間: 2011-04-07 11:41:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
福島第一原発は高濃度の放射性廃水の太平洋への放出を一時的に停止したものの、日本で協力を行っている米国の技術者は、この「傷だらけ」の原発は危険極まりない状況で、今後、「爆発」する可能性が極めて高いと話した。米国は、原子炉の格納容器は目一杯の状態だとみている。

ニューヨークタイムズ紙によると、米国側がこのように予測する理由は、福島第一原発の3つの原子炉すべてが高濃度の放射性冷却水(海水)でいっぱいになっており、温度を下げるための臨時的な(海水注入という)緊急措置で、原子炉の格納容器がかなり高い腐蝕と圧力にさらされているためだ。また、海水が沸騰後に発生する水素と酸素によって再び爆発反応が起きる可能性もある。

福島第一原発近くで再び地震が発生した場合、少なくとも原子炉の格納容器のうち一つは内外の重圧に耐えられず、破裂する恐れがあると米技術者は懸念している。そうなれば、原子炉の中の放射能汚染水やすでに融化した燃料棒が溢れ出し、収拾のつかない事態になる可能性がある。その緊急措置として、現在、窒素を原子炉に注入している。

前回の原子炉の建屋爆発で、原子炉の上部に設置してあった使用済み燃料プールが破壊され、大量の使用済み燃料の破片がいたるところに飛び散り、原子炉から1.6キロメートル離れた場所でも破片が見つかった。このことは、福島第一原発放射能汚染が日本政府の発表よりも深刻なことを物語っていると米専門家は日本側が提供したデータに基づき分析する。

東京電力は6日、福島第一原発から海に流れ出ていた高濃度の放射性物質を含む汚染水の流出が止まったと発表した。今後も2号機の取水口付近の立て坑に水ガラス(止水剤)を注入し、亀裂を塞ぐという。東京電力は1号機の格納容器の中に約6000立方メートルの窒素を注入して、再び「水素爆発」が起きないようにする。

福島第一原発、危険極まりない状況 また爆発も

福島第一原発、危険極まりない状況 また爆発も。 福島第一原発近くで再び地震が発生した場合、少なくとも原子炉の格納容器のうち一つは内外の重圧に耐えられず、破裂する恐れがあると米技術者は懸念している。そうなれば、原子炉の中の放射能汚染水やすでに融化した燃料棒が溢れ出し、収拾のつかない事態になる可能性がある…

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発信時間: 2011-04-07 11:41:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る
 

しかし、福島第一原発の2号機と3号機は原子炉内の圧力が高すぎて窒素が注入できない。救援隊員は現在、低濃度の放射性物質を含む冷却水数万トンの排出作業を続けている。福島第一原発に核燃料を提供している仏アレヴァ社は、原子炉の炉心が損傷した状況で冷却水の中から放射性物質を取り出すのは無謀だと指摘。地震による津波福島第一原発の冷却装置はすべて破損し、4つの原子炉中の燃料棒の温度が急上昇。海水注入という原始的かつ設備損傷が著しい方法で温度を下げるしかなかった。しかも注水しながら排水するという作業形式を取ったため、放射性物質が基準値を超える、保管できない大量の廃水を出してしまった。

福島第一原発の危険を解除するにはまず、原子炉本体の冷却装置を復旧する必要がある。ただ、原発内のいたるところに大量の放射能汚染水があり、冷却装置の復旧がなかなか進まない。冷却装置が復旧したとしても、パイプ内は注入した海水の塩分で冷却効果は著しく落ちるとみられる。

太平洋に放出された放射能汚染水が海洋生物に深刻な影響をもたらすという意見に多くの国が危惧を示している。西側の専門家の多くは、日本の「自主的な汚染水の放出」というやり方は(船からの放出ではないことから)国際条約の抜け穴をくぐっていると指摘すると同時に、広い海が原発から放出された汚染水を害がないレベルにまで薄めてくれるとしている。

 
「中国網日本語版(チャイナネット)」2011年4月7日