NHKの放射能関連番組に思う・・・

昨晩NHKでローカル特番、新潟の放射能汚染問題をやっていた。
新潟も山間部では汚染があり、魚沼産のコシヒカリブランド米の検査結果では汚染がないということだったが、田んぼの土からは放射性セシゥム等が出ていた・・・
この土壌汚染の対処方法として、表土を5㎝ほど削り取るという、例の都市部の方法を試みたが、削り取った土をどうするのか?とか、均等に削り取るのが難しいとかで、攪拌する方法を大学の専門家が推奨していた・・
つまり、汚染された浅い土と汚染されていない深い土をかき混ぜて数値を下げるという方法らしい。
(¨)えっ・・と云う方法である。
そんなごまかしというか、いいかげんなことをして取り返しが付かないことになるのではと思った・・
驚いたことは、今年よりも来年以降の方が汚染が進むということを専門家が云っていた。
山間部に降り注いだ放射性物質は、雪解け水に混じって河へ・・
そして田んぼに・・
毎年、田畑に蓄積される放射性物質・・濃くなる一方のセシウム等の放射性物質を、攪拌し続けるしかないとは・・・
今年の米は大丈夫だったが、来年以降の米は・・どうなるのだろう・・・
知事は、国の暫定基準値は高すぎる、せめてベラルーシの基準にすべきと云っていた・・同感である。

先ほど、「食の安全をどう取り戻すか」というNHKの番組が終わった・・
イオンの執行役員の近藤は、自社の検査態勢や安全性ばかりを強調して、たんなるプロパガンダと化していた・・
放射線医学総合研究所センター長の杉浦は、相変わらず原子力村構成員の馬鹿ぶりを晒していた・・・
光っていたのは、東京農業大学名誉教授の小泉さんである。
基準値はこれ以上ないという厳しい基準をつくり、出来るだけ厳しい検査を行い、きちんと公開し、国民に安心感を与えるべきというニュアンスの事を仰っていた・・まったく同感である。
それにしても、国の対応はお粗末過ぎる・・
というより・・・最悪である・・・
「およそ先進国の対応とは思えない」・・海外の専門家の言葉が脳裏を横切る・・・そして・・・吐き気がしてくる。
5年・・10年・・・20年後に・・・・・
何が起こっているのか・・・考えるとおぞましい・・・