リセッション?

[北京 20日 ロイター] 中国の王岐山副首相は、世界経済が長期的なリセッション(景気後退)に突入することは間違いなく、中国は国内問題に注力する必要がある、との認識を示した。新華社が週末に伝えた。

新華社によると、副首相は19日に湖北省で行われた地方政府当局者や金融機関幹部との会談で「はっきり言える一つのことは、世界の金融危機によって引き起こされる世界的なリセッションは慢性的なものになるということだ」と述べた。
 
王岐山副首相は大きな政策変更について言及しなかったが、銀行は農業セクターや小規模企業に対する貸し出しについてもっと柔軟に対処すべきとの考えをあらためて表明。「外需に大きく依存している我が国は、状況を明確に把握し、自分たちのやるべきことをしっかりやり抜かなくてはならない」と語った。
また、地方金融機関は地域外にビジネスを拡大すべきでないと指摘。さらに、世界の金融動向に目を凝らしていく必要があると述べた。