伝説の相場師、加藤あきら率いる仕手株集団「般若の会」

加藤暠 かとうあきらのプロフィール

 
兜町の風雲児」と呼ばれた伝説の相場師。
顧客の人望が厚く、医師・社長・政治家などの約800人の大口投資家を糾合し、「誠備グループ」と言う名の投資家集団を結成した。
 
1980年頃の活動は、小型株に投機する「兜町最強の仕手筋」として注目を集めていた。
特に、株式市場を支配する四大証券、野村・日興・山一・大和 を目の敵にし、「個人投資家主体の市場へ変えよう」と力説。
 
加藤崇拝者が増大し、最盛期には会員が4000人を超えた。
破天荒な新しい時代の相場師とし て、「兜町の風雲児」とマスコミも大いにはやし立てた。
 
特に、誠備グループが全力投入した「宮地鉄工所の仕手戦」は、有名。
同社は、同グループにより買い占められ、役員の派遣を受けた。加藤が手掛けた銘柄はどれも大きく値上がりし話題を呼び、1980年の所得は7億円を超えたと言われた