フランス国債入札堅調

[パリ 16日 ロイター] フランス国債庁(AFT)が16日に行った財務省短期証券入札は堅調な需要を集め、政府は目標の74億─87億ユーロの上限に近い86億ユーロを調達した。落札利回りも全般的に低下した。
 この日の入札は、スタンダード&プアーズ(S&P)がフランスを含むユーロ圏9カ国の格付けを13日に引き下げてからフランスが実施した初めての入札となり、フランスへの投資意欲を推し量る上で注目されていた。
 
 12週間物証券の落札利回りは0.165%と前回9日の入札の0.166%からほぼ横ばい、応札倍率は1.9倍となった。調達額は45億ユーロ。
 25週間物証券の落札利回りは0.281%と、前回入札の0.286%からやや低下。応札倍率は2.053倍となった。調達額は22億ユーロ。
 51週間物証券の落札利回りは0.406%と、前回入札の0.454%から低下した。応札倍率は2.108倍、調達額は19億ユーロだった。