ダラーラ国際金融協会(IIF)専務理事の話

チューリヒ/ワシントン 24日 ロイター] ギリシャの債務交換で民間債権者を代表し同国と交渉に当たるダラーラ国際金融協会(IIF)専務理事は24日、協議が自発的な合意に至れば、多数の民間債権者が参加すると確信しているとの立場を示した。
専務理事は「自発的な合意に至ることができれば、参加者は多数になるという確信がかなりある」と述べた。
ユーロ圏財務相は23日、ギリシャの債務減免をめぐり民間債権者が提示した案は不十分だとして再交渉を求めたが、ダラーラ専務理事は、提案への正式な返答はまだ受け取っていないとした。
新発国債の表面利率を4%とする民間債権者の要求を取り下げる用意があるかとの質問には回答を控え、「われわれの立場は明確だと思う」と述べるに留めた。
 
ダラーラ専務理事はCNBCテレビに対し、すべての当事者が自発的な債務交換での合意にコミットしているかどうか定かでないとの見解を示した。
専務理事は「われわれは引き続き自発的な合意に尽力している」とした一方、「現時点ですべての当事者が自発的な合意にコミットしているか完全には明らかでない」と述べた。