◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2012/04/21（土）発行
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Ｔ「今週は揉み合い相場となった。日経平均は方向感乏しい動きで商いも低調だ。」
Ｍ「手控え感が強まっているな。今月派手に下げてきた割には戻りの鈍さが懸念だが
、ひとまずは下げ渋っている。」
Ｔ「戻り鈍いともう一下げってパターンも多いからな。」
Ｍ「ああ。今週は欧州債務懸念が再び強まった事が戻りの鈍さに繋がっていると言え
るけどな。」
Ｔ「確かに・・。スペインの銀行の不良債権率が1994年以来の高水準だってな。ただ
今週はスペイン国債の短期債、中長期債の入札があったが、いずれも無難にこなし一
段の懸念には繋がらなかった。」
Ｍ「ただ油断できる状況じゃないだろう。国債入札順調でもスペイン株式市場はきれ
いな下落基調を依然として続けている。」
Ｔ「ああ。昨晩は反発していたが、依然として底打ち感は見られない。」
Ｍ「それに来週にはイタリア国債入札もあるし、5/6にはギリシャ総選挙、フランス大
統領選の2回目が行われる。」
Ｔ「そうだな。ただそれを無事に通過しても、欧州債務懸念が消えるとも思えないけ
どな。」
Ｍ「まあIMF資金増強も無事合意したし、徐々に欧州債務懸念も落ちつて来れば良いの
だが・・・。」
Ｔ「来週は欧州問題から、日米の金融政策決定会合へと注目が変わってくる。それら
が欧州債務懸念を打ち消す流れになると良いけどな。」
Ｍ「ただ期待は乏しいだろう。FOMCでのサプライズは期待薄だし、日銀金融政策決定
に関しては、事前の期待感が高まっているだけに出尽くし警戒感も強い。」
Ｔ「今週は欧州債務懸念強まった割には、円高へは進行せず、逆に円安へ進行してい
るからな。」
Ｍ「ああ。ユーロ円に関しても先週末比で円安へ進行している。まあユーロ自体も下
げ渋ってはいたけどな。」
Ｔ「ただ、やはり日本の追加緩和への思惑による円売りが入っているだろう。」
Ｍ「そうだな。こうなると実際に追加緩和に踏み切っても、更に円安へと進行できる
のか疑問もあるな。逆に出尽くしで円が買い戻され円高へと進行すると見ている向き
も多いようだ。」
Ｔ「日銀には市場の期待以上の緩和策打ち出して欲しいけどな。」
Ｍ「そうだな。」
Ｔ「来週からは日本でも企業決算が本格化する。ただこれに関しては期待薄だろうな
。やはり今期見通しが注目されるが、市場の期待に届く見通しを示す企業は少ないだ
ろう。」
Ｍ「恐らくな。それだけに今回の決算では相場全体の流れを変えることには至らない
という可能性もありそうだ。」
Ｔ「米国でもまだ企業決算は多く出てくるが、中でもアップルの決算は注目される。」
Ｍ「ああ。最近、アップル株の軟調が目立っており調整色が強まっている。昨晩も結
構下げており、本格調整入りしたと見る向きも少なくないようだ。」
Ｔ「決算発表への出尽くし警戒感があるんじゃないのか。」
Ｍ「それもあるだろうな。随分と株価は上げてきただけに、余程の好決算出さないと
更に上昇という期待は乏しい状況だったからな。短期的な手仕舞い考えている向きに
してみれば、決算発表前に手仕舞いしておこうと思うのだろう。」
Ｔ「でも逆にいえば、決算発表前に下げていた方が、決算発表後の期待が出て来るだ
ろう。ある意味、決算への期待のハードルが下がっているようなモンだし・・。
Ｍ「そうなれば良いのだが・・・。ただ今までが良すぎた分、過度な期待は禁物だ。」
Ｔ「まあな。最近までのアップルの決算は化け物だといわれるくらい期待以上の決算
を出してきた。その分、市場の期待も決算のたびに強まってきており、それだけ失望
となる懸念も強まっている。」
Ｍ「株式市場は失望となった時、過剰に反応することが多いからな。」
Ｔ「確かに。ところで今週は仕手系株物色が久しぶりに活況となった。大物仕手筋K氏
のサイトが今年初めて更新されたことが要因だ。」
Ｍ「新日本理化の相場が完全に終わった格好となっていただけに、もうK氏は市場にい
ないと見られていたからな。また戻ってきたことから、一気に息を吹き返した銘柄も
目立つ。」
Ｔ「K氏の影で相場が出来るとは良く言ったモンだ。今回の本命とされる明和産業以外
の銘柄でも結構動き見せてきている銘柄目立っている。」
Ｍ「ああ。しかし明和産業は凄まじい動きとなった。サイト更新されてから昨日初め
てザラバ全株一致で寄りついたが、乱高下見せながらも高値引けだからな。」
Ｔ「来週も同社株の動向から目が離せないな。連日上昇していくのか、それとも押し
目を作りながら相場を作っていくのか・・。いずれにしろ短期資金にしてみれば、楽
しめそうな相場になりそうだ。」
Ｍ「かなりスリルもあるけどな。いずれにしろ同社株の動向は他の仕手性株に影響を
与える可能性があるだけに、同社株をトレードせずとも注目はしておくべきだろうな
。」
Ｔ「ああ、来週どういう展開を見せるのか注目しておきたい。」
Ｍ「日銀金融政策決定もな。」
Ｔ「期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝
Ｔ「今週は揉み合い相場となった。日経平均は方向感乏しい動きで商いも低調だ。」
Ｍ「手控え感が強まっているな。今月派手に下げてきた割には戻りの鈍さが懸念だが
、ひとまずは下げ渋っている。」
Ｔ「戻り鈍いともう一下げってパターンも多いからな。」
Ｍ「ああ。今週は欧州債務懸念が再び強まった事が戻りの鈍さに繋がっていると言え
るけどな。」
Ｔ「確かに・・。スペインの銀行の不良債権率が1994年以来の高水準だってな。ただ
今週はスペイン国債の短期債、中長期債の入札があったが、いずれも無難にこなし一
段の懸念には繋がらなかった。」
Ｍ「ただ油断できる状況じゃないだろう。国債入札順調でもスペイン株式市場はきれ
いな下落基調を依然として続けている。」
Ｔ「ああ。昨晩は反発していたが、依然として底打ち感は見られない。」
Ｍ「それに来週にはイタリア国債入札もあるし、5/6にはギリシャ総選挙、フランス大
統領選の2回目が行われる。」
Ｔ「そうだな。ただそれを無事に通過しても、欧州債務懸念が消えるとも思えないけ
どな。」
Ｍ「まあIMF資金増強も無事合意したし、徐々に欧州債務懸念も落ちつて来れば良いの
だが・・・。」
Ｔ「来週は欧州問題から、日米の金融政策決定会合へと注目が変わってくる。それら
が欧州債務懸念を打ち消す流れになると良いけどな。」
Ｍ「ただ期待は乏しいだろう。FOMCでのサプライズは期待薄だし、日銀金融政策決定
に関しては、事前の期待感が高まっているだけに出尽くし警戒感も強い。」
Ｔ「今週は欧州債務懸念強まった割には、円高へは進行せず、逆に円安へ進行してい
るからな。」
Ｍ「ああ。ユーロ円に関しても先週末比で円安へ進行している。まあユーロ自体も下
げ渋ってはいたけどな。」
Ｔ「ただ、やはり日本の追加緩和への思惑による円売りが入っているだろう。」
Ｍ「そうだな。こうなると実際に追加緩和に踏み切っても、更に円安へと進行できる
のか疑問もあるな。逆に出尽くしで円が買い戻され円高へと進行すると見ている向き
も多いようだ。」
Ｔ「日銀には市場の期待以上の緩和策打ち出して欲しいけどな。」
Ｍ「そうだな。」
Ｔ「来週からは日本でも企業決算が本格化する。ただこれに関しては期待薄だろうな
。やはり今期見通しが注目されるが、市場の期待に届く見通しを示す企業は少ないだ
ろう。」
Ｍ「恐らくな。それだけに今回の決算では相場全体の流れを変えることには至らない
という可能性もありそうだ。」
Ｔ「米国でもまだ企業決算は多く出てくるが、中でもアップルの決算は注目される。」
Ｍ「ああ。最近、アップル株の軟調が目立っており調整色が強まっている。昨晩も結
構下げており、本格調整入りしたと見る向きも少なくないようだ。」
Ｔ「決算発表への出尽くし警戒感があるんじゃないのか。」
Ｍ「それもあるだろうな。随分と株価は上げてきただけに、余程の好決算出さないと
更に上昇という期待は乏しい状況だったからな。短期的な手仕舞い考えている向きに
してみれば、決算発表前に手仕舞いしておこうと思うのだろう。」
Ｔ「でも逆にいえば、決算発表前に下げていた方が、決算発表後の期待が出て来るだ
ろう。ある意味、決算への期待のハードルが下がっているようなモンだし・・。
Ｍ「そうなれば良いのだが・・・。ただ今までが良すぎた分、過度な期待は禁物だ。」
Ｔ「まあな。最近までのアップルの決算は化け物だといわれるくらい期待以上の決算
を出してきた。その分、市場の期待も決算のたびに強まってきており、それだけ失望
となる懸念も強まっている。」
Ｍ「株式市場は失望となった時、過剰に反応することが多いからな。」
Ｔ「確かに。ところで今週は仕手系株物色が久しぶりに活況となった。大物仕手筋K氏
のサイトが今年初めて更新されたことが要因だ。」
Ｍ「新日本理化の相場が完全に終わった格好となっていただけに、もうK氏は市場にい
ないと見られていたからな。また戻ってきたことから、一気に息を吹き返した銘柄も
目立つ。」
Ｔ「K氏の影で相場が出来るとは良く言ったモンだ。今回の本命とされる明和産業以外
の銘柄でも結構動き見せてきている銘柄目立っている。」
Ｍ「ああ。しかし明和産業は凄まじい動きとなった。サイト更新されてから昨日初め
てザラバ全株一致で寄りついたが、乱高下見せながらも高値引けだからな。」
Ｔ「来週も同社株の動向から目が離せないな。連日上昇していくのか、それとも押し
目を作りながら相場を作っていくのか・・。いずれにしろ短期資金にしてみれば、楽
しめそうな相場になりそうだ。」
Ｍ「かなりスリルもあるけどな。いずれにしろ同社株の動向は他の仕手性株に影響を
与える可能性があるだけに、同社株をトレードせずとも注目はしておくべきだろうな
。」
Ｔ「ああ、来週どういう展開を見せるのか注目しておきたい。」
Ｍ「日銀金融政策決定もな。」
Ｔ「期待したいモンだ。」
