◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2012/06/23（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は堅調な展開だった。注目のギリシャ再選挙は緊縮派の新民主主義党が勝
利した。」
Ｍ「ああ。反緊縮派の急進左派連合が勝たなくて取りあえずは安心感が広がった。
連立政権も無事樹立し、取りあえず最悪の事態は回避された格好だ。」
Ｔ「やっぱりギリシャ国民も現実的だったと言うことだな。緊縮策は破棄してユー
ロにはとどまるなんていう急進左派連合の公約なんて信用しなかったと言うわけだ
。」
Ｍ「ただ、それでも急進左派連合は第2党だ。それなりに票は集めており、ギリシャ
国民には緊縮策には反対する向きも多いと言うことだ。」
Ｔ「でもギリシャ再選挙の結果を好感する動きはそうは続かなかった。その選挙結
果を受けた月曜日の欧米市場はまちまちだった。」
Ｍ「そうだな。さすがにギリシャ市場は上昇したが、スペイン、イタリア市場なん
て大幅安となり、米ダウも下げて引けていた。」
Ｔ「ギリシャ問題がひとまず片づいたら即、スペインへと意識が向かってしまった
からな。」
Ｍ「まあ月曜日にはスペインの4月銀行不良債権率が18年ぶりの高水準になったと発
表されたからな。それでスペイン懸念が強まってしまった。」
Ｔ「スペイン10年債利回りは再び7%台に乗せてしまい、火曜日の日本市場も反落し
てしまった。」
Ｍ「ああ。ただFOMCなどの金融緩和期待が下支えとなり欧米市場は波乱には陥らな
かった。」
Ｔ「注目されたFOMCでは、ツイストオペの延長は決定したが、QE3の言及はなく失望
の結果となった。」
Ｍ「そうだな。米国株なんて事前に結構期待されて上げていた面もあるからな。そ
れが翌日の大幅安に繋がった面もあるだろう。」
Ｔ「でも日本市場は強かった。21日の朝方にMSCIのカントリーカテゴリー見直し結
果が発表されたが、懸念されていた韓国・台湾の先進国市場へ変更と言うことには
ならなかった。」
Ｍ「それも結構大きいんだろうな。それを睨んで韓国株買い日本株売りというポジ
ション取っていた投機筋も多ったとの話もあり、発表後はその巻き戻しの動きが日
本株を支えた要因の一つと言える。」
Ｔ「去年もその懸念は言われており、結局格上げならず日本株しっかりの展開とな
っていた経緯がある。今年は可能性としては韓国は先進国市場へ格上げされる可能
性は高いと言われていたようだし・・・。」
Ｍ「今年も去年と同じように戻り基調が暫く続くことになれば良いけどな。」
Ｔ「幸いにも、ここに来て為替が円安方向の圧力が強まっている様子だし、行ける
んじゃないのか。」
Ｍ「ドル円は完全に円売りドル買いの流れに変わってきている。FOMCをうけ、QE3へ
の期待がひとまず後退したことから、市場は既に来月の日銀の追加緩和へと目が向
いている。」
Ｔ「そのようだな。木曜日に発表されたフィラデルフィア連銀景気指数など酷かっ
たが、それでもドル売りの流れにならなかったからな。」
Ｍ「ああ。対円だけじゃない。対ユーロでもドルは売られる動きになっておらず、
逆に買われている。この動きからも暫く円安基調続いていくと言う可能性は十分あ
ると言えるだろう。」
Ｔ「だよな。そうなれば、日本株は来週もしっかりとした展開続くと言う可能性は
高そうだ。」
Ｍ「あとは欧州問題や米経済指標などが、邪魔しなければと言うことだろう。恐ら
く来週も欧米株と比較して日本株の底堅さが続くかも知れない。ただやっぱり欧米
株弱いと多少なりとも重石にはなるからな。」
Ｔ「そうだな。どうせなら欧米株もしっかりとした展開となり、日本株はそれ以上
に強さ見せると言うのが好ましい。」
Ｍ「米経済指標は来週も厳しい数字が結構出て来そうな気もするが、欧州問題に関
しては更に懸念後退していくと言う期待はあるかもな。」
Ｔ「来週末にはEU首脳会議が予定されており、欧州問題を落ち着かせる対策を打ち
出すとの期待も強い。」
Ｍ「ああ。それだけに事前に期待感から欧米株も買い先行になりやすいと言えるか
もな。ただ実際にEU首脳会議で、話まとまるのかは不透明だが・・・。」
Ｔ「EU首脳会議が失望に終わるようだと波乱要因となる。」
Ｍ「それで波乱になるとしても再来週だろ。それだけに取りあえず来週は大丈夫だ
ろう。ただ要人発言や報道などで、EU首脳会議まで結構不安定な展開になると言う
可能性はありそうだけどな。」
Ｔ「確かに・・。とりあえず昨晩の米国市場は堅調に反発した。終始しっかりとし
た展開で、引け間際にはダウも100ドル超の上昇となる場面あったんだが、やや垂れ
て引けている。」
Ｍ「前日に派手に下げた割には戻りの鈍さは気になるが・・。まあ日本市場に強さ
見られてきたことだし、とりあえず米株は強くなくても弱くなければ良いけどな。」
Ｔ「日経平均来週9000円超えられるか注目されそうだ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は堅調な展開だった。注目のギリシャ再選挙は緊縮派の新民主主義党が勝
利した。」
Ｍ「ああ。反緊縮派の急進左派連合が勝たなくて取りあえずは安心感が広がった。
連立政権も無事樹立し、取りあえず最悪の事態は回避された格好だ。」
Ｔ「やっぱりギリシャ国民も現実的だったと言うことだな。緊縮策は破棄してユー
ロにはとどまるなんていう急進左派連合の公約なんて信用しなかったと言うわけだ
。」
Ｍ「ただ、それでも急進左派連合は第2党だ。それなりに票は集めており、ギリシャ
国民には緊縮策には反対する向きも多いと言うことだ。」
Ｔ「でもギリシャ再選挙の結果を好感する動きはそうは続かなかった。その選挙結
果を受けた月曜日の欧米市場はまちまちだった。」
Ｍ「そうだな。さすがにギリシャ市場は上昇したが、スペイン、イタリア市場なん
て大幅安となり、米ダウも下げて引けていた。」
Ｔ「ギリシャ問題がひとまず片づいたら即、スペインへと意識が向かってしまった
からな。」
Ｍ「まあ月曜日にはスペインの4月銀行不良債権率が18年ぶりの高水準になったと発
表されたからな。それでスペイン懸念が強まってしまった。」
Ｔ「スペイン10年債利回りは再び7%台に乗せてしまい、火曜日の日本市場も反落し
てしまった。」
Ｍ「ああ。ただFOMCなどの金融緩和期待が下支えとなり欧米市場は波乱には陥らな
かった。」
Ｔ「注目されたFOMCでは、ツイストオペの延長は決定したが、QE3の言及はなく失望
の結果となった。」
Ｍ「そうだな。米国株なんて事前に結構期待されて上げていた面もあるからな。そ
れが翌日の大幅安に繋がった面もあるだろう。」
Ｔ「でも日本市場は強かった。21日の朝方にMSCIのカントリーカテゴリー見直し結
果が発表されたが、懸念されていた韓国・台湾の先進国市場へ変更と言うことには
ならなかった。」
Ｍ「それも結構大きいんだろうな。それを睨んで韓国株買い日本株売りというポジ
ション取っていた投機筋も多ったとの話もあり、発表後はその巻き戻しの動きが日
本株を支えた要因の一つと言える。」
Ｔ「去年もその懸念は言われており、結局格上げならず日本株しっかりの展開とな
っていた経緯がある。今年は可能性としては韓国は先進国市場へ格上げされる可能
性は高いと言われていたようだし・・・。」
Ｍ「今年も去年と同じように戻り基調が暫く続くことになれば良いけどな。」
Ｔ「幸いにも、ここに来て為替が円安方向の圧力が強まっている様子だし、行ける
んじゃないのか。」
Ｍ「ドル円は完全に円売りドル買いの流れに変わってきている。FOMCをうけ、QE3へ
の期待がひとまず後退したことから、市場は既に来月の日銀の追加緩和へと目が向
いている。」
Ｔ「そのようだな。木曜日に発表されたフィラデルフィア連銀景気指数など酷かっ
たが、それでもドル売りの流れにならなかったからな。」
Ｍ「ああ。対円だけじゃない。対ユーロでもドルは売られる動きになっておらず、
逆に買われている。この動きからも暫く円安基調続いていくと言う可能性は十分あ
ると言えるだろう。」
Ｔ「だよな。そうなれば、日本株は来週もしっかりとした展開続くと言う可能性は
高そうだ。」
Ｍ「あとは欧州問題や米経済指標などが、邪魔しなければと言うことだろう。恐ら
く来週も欧米株と比較して日本株の底堅さが続くかも知れない。ただやっぱり欧米
株弱いと多少なりとも重石にはなるからな。」
Ｔ「そうだな。どうせなら欧米株もしっかりとした展開となり、日本株はそれ以上
に強さ見せると言うのが好ましい。」
Ｍ「米経済指標は来週も厳しい数字が結構出て来そうな気もするが、欧州問題に関
しては更に懸念後退していくと言う期待はあるかもな。」
Ｔ「来週末にはEU首脳会議が予定されており、欧州問題を落ち着かせる対策を打ち
出すとの期待も強い。」
Ｍ「ああ。それだけに事前に期待感から欧米株も買い先行になりやすいと言えるか
もな。ただ実際にEU首脳会議で、話まとまるのかは不透明だが・・・。」
Ｔ「EU首脳会議が失望に終わるようだと波乱要因となる。」
Ｍ「それで波乱になるとしても再来週だろ。それだけに取りあえず来週は大丈夫だ
ろう。ただ要人発言や報道などで、EU首脳会議まで結構不安定な展開になると言う
可能性はありそうだけどな。」
Ｔ「確かに・・。とりあえず昨晩の米国市場は堅調に反発した。終始しっかりとし
た展開で、引け間際にはダウも100ドル超の上昇となる場面あったんだが、やや垂れ
て引けている。」
Ｍ「前日に派手に下げた割には戻りの鈍さは気になるが・・。まあ日本市場に強さ
見られてきたことだし、とりあえず米株は強くなくても弱くなければ良いけどな。」
Ｔ「日経平均来週9000円超えられるか注目されそうだ。期待したいモンだ。」
