◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2013/07/20（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は週末やや波乱的な下落見せるも、週間ベースでは日経平均も
TOPIXも5週連続の上昇となった。」
Ｍ「ああ。今週は米国で重要なイベントも多かったんだが、米国市場もしっかりと
した展開だったと言え、日本株の押し上げ要因となった。」
Ｔ「そうだな。米国株の上昇は今週は派手さはなかったものの非常に底堅かったと
いえる。なんてったってダウ、S&P500指数は先週史上最高値更新していただけに高
値警戒感もあった状態だからな。」
Ｍ「ああ。高値警戒感ありながらも、今週もイベントこなして、しっかりとした展
開だっただからな。非常に強いと言えるだろう。」
Ｔ「だよな。今週は経済指標多かったし、バーナンキFRB議長の議会証言もあった。
それに主力企業の決算発表も相次いでいる。」
Ｍ「経済指標や企業決算はまちまちだったといえる。昨晩だってマイクロソフトが
決算嫌気し、10%以上の下落となって暴落していた。」
Ｔ「それでも全体的な影響は限定的だったな。まあ全体相場への影響は当然あるん
だが、ゼネラルエレクトリックが好決算を発表し相殺した感じだ。」
Ｍ「ああ。たださすがにナスダック指数は軟調だった。グーグルも決算嫌気し売ら
れていたことや、マイクロソフトの弱い決算の影響で半導体も含めたPC関連株が総
じて売られたからな。」
Ｔ「でも日本市場で言うTOPIXにあたるS&P500指数はしっかりとプラスで引けている
。このことからも、米国市場の強さがかいま見られる。」
Ｍ「まあ、米企業決算は来週もまだまだ多いだけに、楽観視は出来ないが、弱い決
算が相次ぐと言う懸念は、今週の動きからも大夫後退した感じだ。」
Ｔ「それに今週は何と言ってもバーナンキFRB議長の議会証言が注目された。ただ目
新しい発言はなく、市場への影響は限定的だったと言える。」
Ｍ「そうだな。結局、市場が注目している量的緩和縮小時期に関しては、今は決め
る時期ではなく、今後の景気動向次第だという考えを示している。」
Ｔ「ある意味、明確な発言は避けたという感じだな。」
Ｍ「ああ。ただ市場が非常に注目した議会証言という重要イベントを波乱無く通過
したことは、市場にとってプラスとなった。」
Ｔ「そんな感じだな。議会証言の内容を好感したというよりは、無事通過した事が
好感されたと・・・。」
Ｍ「まあ最悪、バーナンキFRB議長の発言次第では波乱という懸念もあったわけだか
らな。」
Ｔ「そうだな。米国市場がしっかりだったこともあり、今週の日本市場も昨日の朝
方までは堅調だった。」
Ｍ「日経平均は節目の15000円に迫る水準まで上昇したからな。今週は国内では参院
選を引けており、与党圧勝が想定されていることから売り込みにくさも強かったん
だろう。」
Ｔ「それに与党圧勝を睨んだ先回り買いも当然入っていただろうからな。」
Ｍ「ああ。ただ急ピッチな上昇ということもあって、昨日は選挙後の出尽くしを警
戒した売りが出てきた感じだ。」
Ｔ「だろうな。短期筋による先物に仕掛け的な動きもあったようだが、きっかけは
やはり、出尽くし警戒感の手仕舞い売りだろうな。」
Ｍ「恐らくそうだな。ただ昨日の下落はある意味、相場を冷やすという面では良か
ったと言える。やはり選挙直前まで上げ続けて、手仕舞い売りがろくに出ていない
状況だと、選挙後はどうしたって出尽くしになりやすい。」
Ｔ「だよな。そういった手仕舞い売りを昨日ある程度は出てきたと言うことを考え
れば、選挙後の出尽くし的な売りも乏しくなるという期待がある。」
Ｍ「だからといって選挙後に改めて上値を買い上がる向きが多くいるとも思えない
けどな。」
Ｔ「でも、選挙の結果を確認してから動き出す中長期資金だっているだろう。去年
の衆院選のように・・・。」
Ｍ「ただ去年の衆院選の時とは状況が大きく違う。あれから海外勢は日本株をかな
り買ってきた。それにアベノミクスの政策なども現状ではある程度は解っているわ
けだし、目新しいことが今後出てくる期待は乏しいだろう。」
Ｔ「確かにそうだな。」
Ｍ「去年の衆院選後には、アベノミクスが打ち出す政策や、金融政策などへの期待
があった状況だ。今やそれらは既に出てしまっているだけに、新たな期待買いとい
うのは、当然去年の衆院選後のようには入らない。」
Ｔ「逆に出尽くし的に手仕舞いに動く向きの方が多いかも知れない訳か・・。」
Ｍ「もちろん日本株を中長期的に買い向かってくる海外勢はまだまだ多いだろう。
ただ果たして去年の衆院選後のように、上値を積極的に買い上がってくるかは疑問
だな。」
Ｔ「なるほど。これから日本株を買いに来る海外勢は、ある意味出遅れ組で、今ま
で慎重に買いを控えていた向きだろうからな。そういう向きが、上値を積極的に買
い上がるとは確かに考えにくい。」
Ｍ「既に日本株を買っている海外勢にしても、更に日本株を買い増してくる向きも
多いだろう。ただそういう向きにしてみれば、既に保有しているだけに、上値を積
極的に買い上がる必要性は乏しい。」
Ｔ「いずれにしろ来週は要警戒かもな。昨日下げているだけに、下値は限られそう
だが、ひとまず出尽くし的な動きが見られても不思議はない。」
Ｍ「海外勢もそろそろ夏休みだ。手仕舞いして身軽になって夏休み入りするのか、
夏休み前にしっかり仕込んで夏休み入りするのか、別れるところだが・・・。」
Ｔ「いずれにしろ徐々に夏休み入りする海外勢が増え、参加者も減ってくると言う
わけだな。」
Ｍ「ああ。それだけに大きく動きやすくなってくる。閑散に売り無しとなればいい
が、閑散に買い無しとなるとやっかいだな。それに閑散により、イタズラする投機
筋が出てきても不思議はないしな。」
Ｔ「そうだな。とりあえず来週、選挙の結果をうけどういう展開になるのか注目だ
な。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は週末やや波乱的な下落見せるも、週間ベースでは日経平均も
TOPIXも5週連続の上昇となった。」
Ｍ「ああ。今週は米国で重要なイベントも多かったんだが、米国市場もしっかりと
した展開だったと言え、日本株の押し上げ要因となった。」
Ｔ「そうだな。米国株の上昇は今週は派手さはなかったものの非常に底堅かったと
いえる。なんてったってダウ、S&P500指数は先週史上最高値更新していただけに高
値警戒感もあった状態だからな。」
Ｍ「ああ。高値警戒感ありながらも、今週もイベントこなして、しっかりとした展
開だっただからな。非常に強いと言えるだろう。」
Ｔ「だよな。今週は経済指標多かったし、バーナンキFRB議長の議会証言もあった。
それに主力企業の決算発表も相次いでいる。」
Ｍ「経済指標や企業決算はまちまちだったといえる。昨晩だってマイクロソフトが
決算嫌気し、10%以上の下落となって暴落していた。」
Ｔ「それでも全体的な影響は限定的だったな。まあ全体相場への影響は当然あるん
だが、ゼネラルエレクトリックが好決算を発表し相殺した感じだ。」
Ｍ「ああ。たださすがにナスダック指数は軟調だった。グーグルも決算嫌気し売ら
れていたことや、マイクロソフトの弱い決算の影響で半導体も含めたPC関連株が総
じて売られたからな。」
Ｔ「でも日本市場で言うTOPIXにあたるS&P500指数はしっかりとプラスで引けている
。このことからも、米国市場の強さがかいま見られる。」
Ｍ「まあ、米企業決算は来週もまだまだ多いだけに、楽観視は出来ないが、弱い決
算が相次ぐと言う懸念は、今週の動きからも大夫後退した感じだ。」
Ｔ「それに今週は何と言ってもバーナンキFRB議長の議会証言が注目された。ただ目
新しい発言はなく、市場への影響は限定的だったと言える。」
Ｍ「そうだな。結局、市場が注目している量的緩和縮小時期に関しては、今は決め
る時期ではなく、今後の景気動向次第だという考えを示している。」
Ｔ「ある意味、明確な発言は避けたという感じだな。」
Ｍ「ああ。ただ市場が非常に注目した議会証言という重要イベントを波乱無く通過
したことは、市場にとってプラスとなった。」
Ｔ「そんな感じだな。議会証言の内容を好感したというよりは、無事通過した事が
好感されたと・・・。」
Ｍ「まあ最悪、バーナンキFRB議長の発言次第では波乱という懸念もあったわけだか
らな。」
Ｔ「そうだな。米国市場がしっかりだったこともあり、今週の日本市場も昨日の朝
方までは堅調だった。」
Ｍ「日経平均は節目の15000円に迫る水準まで上昇したからな。今週は国内では参院
選を引けており、与党圧勝が想定されていることから売り込みにくさも強かったん
だろう。」
Ｔ「それに与党圧勝を睨んだ先回り買いも当然入っていただろうからな。」
Ｍ「ああ。ただ急ピッチな上昇ということもあって、昨日は選挙後の出尽くしを警
戒した売りが出てきた感じだ。」
Ｔ「だろうな。短期筋による先物に仕掛け的な動きもあったようだが、きっかけは
やはり、出尽くし警戒感の手仕舞い売りだろうな。」
Ｍ「恐らくそうだな。ただ昨日の下落はある意味、相場を冷やすという面では良か
ったと言える。やはり選挙直前まで上げ続けて、手仕舞い売りがろくに出ていない
状況だと、選挙後はどうしたって出尽くしになりやすい。」
Ｔ「だよな。そういった手仕舞い売りを昨日ある程度は出てきたと言うことを考え
れば、選挙後の出尽くし的な売りも乏しくなるという期待がある。」
Ｍ「だからといって選挙後に改めて上値を買い上がる向きが多くいるとも思えない
けどな。」
Ｔ「でも、選挙の結果を確認してから動き出す中長期資金だっているだろう。去年
の衆院選のように・・・。」
Ｍ「ただ去年の衆院選の時とは状況が大きく違う。あれから海外勢は日本株をかな
り買ってきた。それにアベノミクスの政策なども現状ではある程度は解っているわ
けだし、目新しいことが今後出てくる期待は乏しいだろう。」
Ｔ「確かにそうだな。」
Ｍ「去年の衆院選後には、アベノミクスが打ち出す政策や、金融政策などへの期待
があった状況だ。今やそれらは既に出てしまっているだけに、新たな期待買いとい
うのは、当然去年の衆院選後のようには入らない。」
Ｔ「逆に出尽くし的に手仕舞いに動く向きの方が多いかも知れない訳か・・。」
Ｍ「もちろん日本株を中長期的に買い向かってくる海外勢はまだまだ多いだろう。
ただ果たして去年の衆院選後のように、上値を積極的に買い上がってくるかは疑問
だな。」
Ｔ「なるほど。これから日本株を買いに来る海外勢は、ある意味出遅れ組で、今ま
で慎重に買いを控えていた向きだろうからな。そういう向きが、上値を積極的に買
い上がるとは確かに考えにくい。」
Ｍ「既に日本株を買っている海外勢にしても、更に日本株を買い増してくる向きも
多いだろう。ただそういう向きにしてみれば、既に保有しているだけに、上値を積
極的に買い上がる必要性は乏しい。」
Ｔ「いずれにしろ来週は要警戒かもな。昨日下げているだけに、下値は限られそう
だが、ひとまず出尽くし的な動きが見られても不思議はない。」
Ｍ「海外勢もそろそろ夏休みだ。手仕舞いして身軽になって夏休み入りするのか、
夏休み前にしっかり仕込んで夏休み入りするのか、別れるところだが・・・。」
Ｔ「いずれにしろ徐々に夏休み入りする海外勢が増え、参加者も減ってくると言う
わけだな。」
Ｍ「ああ。それだけに大きく動きやすくなってくる。閑散に売り無しとなればいい
が、閑散に買い無しとなるとやっかいだな。それに閑散により、イタズラする投機
筋が出てきても不思議はないしな。」
Ｔ「そうだな。とりあえず来週、選挙の結果をうけどういう展開になるのか注目だ
な。期待したいモンだ。」
