◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2013/09/28（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は揉み合い相場だった。」
Ｍ「そうだな。日経平均も、TOPIXも先週末と比較すればさほど変わらずに今週を終
えた。ただ今週は中間配当などの権利落ちがあったからな。」
Ｔ「だよな。配当落ち分だけで日経平均80円程度もある。それを考慮すれば、実質
的にはしっかりと上昇したと言えるだろう。」
Ｍ「まあ大した上げでも無いが、9月はオリンピック招致成功などもあり、随分と上
昇してきたからな。その状況で権利落ちを無事こなしたと言うのは強いと言えるか
もな。」
Ｔ「ああ。何よりも今週は米国市場が軟調だった。木曜日こそダウは反発したとは
いえ、その前日までダウは5日続落となっていた。」
Ｍ「そうだな。FOMCという重要イベントを通過した後は、政局へと関心が向かった
格好だ。」
Ｔ「10/1からの新年度予算案が決まっておらず、与野党で協議が難航している。そ
れにより、今月末まで決まらないのではという警戒が意識されて相場の重しとなっ
ている。」
Ｍ「重要な決めごとになると、与野党揉めるのは毎度のこととはいえ、やはり直前
になると市場にはネガティブとなるからな。」
Ｔ「これだからねじれ国会はイヤだよな。重要な決めごとを、野党は駆け引きに使
う。今回、野党である共和党が狙っているのは医療保険制度改革、いわゆるオバマ
ケアの1年先送りだ。」
Ｍ「ああ。オバマケアは歳出増に繋がることで、共和党は反対している。」
Ｔ「昨晩、与党である民主党が多数を占める上院で、暫定予算案が可決した。これ
を週末にも下院で採決される見込みだが、可決する可能性はきわめて低い。」
Ｍ「恐らくギリギリまで粘る気だろう。下手すれば9/30深夜に決まると言うことも
あり得る。」
Ｔ「仮に9/30までに暫定でも何でも良いから予算案が決まらないと、10/1から政府
機関が閉鎖される事になる。」
Ｍ「ああ。それが長引けば来週末に予定されている雇用統計発表が出来ない見込み
だ。それこそマーケットには波乱要因となる。」
Ｔ「でも、どうせギリギリに決まるんだろ。」
Ｍ「どうだろうな。共和党は政府機関が閉鎖された場合の対応なども協議している
ようだし、今回思い切って閉鎖に追い込む事も考えている恐れもある。」
Ｔ「マジかよ・・・。」
Ｍ「まあ、1日2日程度なら影響も限定的だといえるが、閉鎖が長引くと大変な事に
なる。」
Ｔ「だよな。でも、現状では、与野党全く歩み寄る感じはなさそうだし、まさに平
行線を辿っているように思える。こんなんでは、本当に決まらない。」
Ｍ「ただ共和党は1週間程度という超短期の暫定予算案も検討しているようだし、と
りあえず政府機関閉鎖を避けるため、そういった策を打ち出す可能性もある。」
Ｔ「でも、それじゃ、すぐにまた懸念が強まるじゃないか。」
Ｍ「ああ。しかも米議会で決めるべき事は予算案だけじゃないからな。連邦債務上
限問題も控えている。」
Ｔ「予算案がまとまっても、債務上限問題が控えており、それでまた揉める公算が
大きいな。」
Ｍ「ああ。債務上限が引き上げられないと、最悪米国債の償還が出来ずデフォルト
になる。」
Ｔ「こりゃ、まだ暫く米国の政局混乱が米国株の重しになりそうだな。」
Ｍ「それは避けられそうもないだろう。まあ、市場も最悪の事態は避けられるとい
う見方が多い。どうせギリギリで話はまとまるって考えている。だからといって、
万が一を考えれば、無視は出来ない。」
Ｔ「ああ。万が一の影響があまりに大き過ぎるからな。」
Ｍ「それだけに株も積極的に買えないし、短期資金などは手仕舞いしておくという
向きも多いだろう。」
Ｔ「それで米株はダラダラと下げている格好だな。昨日も結局、予算案の不透明さ
から軟調な展開だった。」
Ｍ「今週末にまとまってしまえば、良いのだが・・・。まあ、厳しそうだけどな。
」
Ｔ「日本株にも多少なりとも重しとなるからな。」
Ｍ「当然だ。米国で波乱となれば、ドル売りに繋がり円高要因となる。昨晩だって
円高進行しているし、週明けになっても与野党の溝が埋まらないようだと更に円高
という恐れもあるだろう。」
Ｔ「だよな。既に実質下期相場入りしているだけに、国内勢の中長期資金も入りや
すいが、やはり海外勢が買わないと上値は追えないからな。」
Ｍ「ああ。やはり米国市場が軟調だと、海外勢はリスクオンの体勢にはなりにくい
。グローバル投資家は、当然米国株に投資しているわけだからな。」
Ｔ「国内でも来週は重要なイベントがある。10/1には、いよいよ消費増税を首相が
正式に表明する予定だ。」
Ｍ「ああ。それと一緒に経済対策も発表する予定であり、その内容が注目されてい
る。ある程度は既に報じられているが、目新しい経済対策が盛り込まれるかが鍵と
なる。」
Ｔ「それに米国の予算案の問題も絡んでくるだけに、非常に複雑な状況になりそう
だな。」
Ｍ「確かに・・・。いずれも良い方向に向かってくれれば良いけどな。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週の日本市場は揉み合い相場だった。」
Ｍ「そうだな。日経平均も、TOPIXも先週末と比較すればさほど変わらずに今週を終
えた。ただ今週は中間配当などの権利落ちがあったからな。」
Ｔ「だよな。配当落ち分だけで日経平均80円程度もある。それを考慮すれば、実質
的にはしっかりと上昇したと言えるだろう。」
Ｍ「まあ大した上げでも無いが、9月はオリンピック招致成功などもあり、随分と上
昇してきたからな。その状況で権利落ちを無事こなしたと言うのは強いと言えるか
もな。」
Ｔ「ああ。何よりも今週は米国市場が軟調だった。木曜日こそダウは反発したとは
いえ、その前日までダウは5日続落となっていた。」
Ｍ「そうだな。FOMCという重要イベントを通過した後は、政局へと関心が向かった
格好だ。」
Ｔ「10/1からの新年度予算案が決まっておらず、与野党で協議が難航している。そ
れにより、今月末まで決まらないのではという警戒が意識されて相場の重しとなっ
ている。」
Ｍ「重要な決めごとになると、与野党揉めるのは毎度のこととはいえ、やはり直前
になると市場にはネガティブとなるからな。」
Ｔ「これだからねじれ国会はイヤだよな。重要な決めごとを、野党は駆け引きに使
う。今回、野党である共和党が狙っているのは医療保険制度改革、いわゆるオバマ
ケアの1年先送りだ。」
Ｍ「ああ。オバマケアは歳出増に繋がることで、共和党は反対している。」
Ｔ「昨晩、与党である民主党が多数を占める上院で、暫定予算案が可決した。これ
を週末にも下院で採決される見込みだが、可決する可能性はきわめて低い。」
Ｍ「恐らくギリギリまで粘る気だろう。下手すれば9/30深夜に決まると言うことも
あり得る。」
Ｔ「仮に9/30までに暫定でも何でも良いから予算案が決まらないと、10/1から政府
機関が閉鎖される事になる。」
Ｍ「ああ。それが長引けば来週末に予定されている雇用統計発表が出来ない見込み
だ。それこそマーケットには波乱要因となる。」
Ｔ「でも、どうせギリギリに決まるんだろ。」
Ｍ「どうだろうな。共和党は政府機関が閉鎖された場合の対応なども協議している
ようだし、今回思い切って閉鎖に追い込む事も考えている恐れもある。」
Ｔ「マジかよ・・・。」
Ｍ「まあ、1日2日程度なら影響も限定的だといえるが、閉鎖が長引くと大変な事に
なる。」
Ｔ「だよな。でも、現状では、与野党全く歩み寄る感じはなさそうだし、まさに平
行線を辿っているように思える。こんなんでは、本当に決まらない。」
Ｍ「ただ共和党は1週間程度という超短期の暫定予算案も検討しているようだし、と
りあえず政府機関閉鎖を避けるため、そういった策を打ち出す可能性もある。」
Ｔ「でも、それじゃ、すぐにまた懸念が強まるじゃないか。」
Ｍ「ああ。しかも米議会で決めるべき事は予算案だけじゃないからな。連邦債務上
限問題も控えている。」
Ｔ「予算案がまとまっても、債務上限問題が控えており、それでまた揉める公算が
大きいな。」
Ｍ「ああ。債務上限が引き上げられないと、最悪米国債の償還が出来ずデフォルト
になる。」
Ｔ「こりゃ、まだ暫く米国の政局混乱が米国株の重しになりそうだな。」
Ｍ「それは避けられそうもないだろう。まあ、市場も最悪の事態は避けられるとい
う見方が多い。どうせギリギリで話はまとまるって考えている。だからといって、
万が一を考えれば、無視は出来ない。」
Ｔ「ああ。万が一の影響があまりに大き過ぎるからな。」
Ｍ「それだけに株も積極的に買えないし、短期資金などは手仕舞いしておくという
向きも多いだろう。」
Ｔ「それで米株はダラダラと下げている格好だな。昨日も結局、予算案の不透明さ
から軟調な展開だった。」
Ｍ「今週末にまとまってしまえば、良いのだが・・・。まあ、厳しそうだけどな。
」
Ｔ「日本株にも多少なりとも重しとなるからな。」
Ｍ「当然だ。米国で波乱となれば、ドル売りに繋がり円高要因となる。昨晩だって
円高進行しているし、週明けになっても与野党の溝が埋まらないようだと更に円高
という恐れもあるだろう。」
Ｔ「だよな。既に実質下期相場入りしているだけに、国内勢の中長期資金も入りや
すいが、やはり海外勢が買わないと上値は追えないからな。」
Ｍ「ああ。やはり米国市場が軟調だと、海外勢はリスクオンの体勢にはなりにくい
。グローバル投資家は、当然米国株に投資しているわけだからな。」
Ｔ「国内でも来週は重要なイベントがある。10/1には、いよいよ消費増税を首相が
正式に表明する予定だ。」
Ｍ「ああ。それと一緒に経済対策も発表する予定であり、その内容が注目されてい
る。ある程度は既に報じられているが、目新しい経済対策が盛り込まれるかが鍵と
なる。」
Ｔ「それに米国の予算案の問題も絡んでくるだけに、非常に複雑な状況になりそう
だな。」
Ｍ「確かに・・・。いずれも良い方向に向かってくれれば良いけどな。」
Ｔ「ああ。期待したいモンだ。」
