◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2014/11/08（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週も日本株はしっかりと上昇する展開となった。」
Ｍ「これで3週続伸だな。まあ今週上げたと言っても週明けに今週分殆ど上げてしま
った格好だが・・。」
Ｔ「先週末のサプライズ緩和を好感する動きが週明けも続いていたからな。まさか
の一気に17000円台乗せてきたからな。」
Ｍ「ああ。たった二日、正確には数時間だよな。日銀が追加緩和発表してから・・
。その数時間で日経平均は15900円くらいから17100円台まで上昇したことになる。」
Ｔ「その後は基本的に揉み合いだからな。やや荒い揉み合いだが・・。」
Ｍ「まあ、これだけ急ピッチに上昇したんだ。自然とボラは大きくなり値動きが荒
くなりやすい。」
Ｔ「ただ日銀がサプライズ緩和を発表してから明らかに海外勢の動向に変化が出て
いる。今週寄り付き前の外資系証券経由売買動向は連日大幅な買い越しとなってい
る。」
Ｍ「まあ追加緩和前も海外勢は買い越し気味にはなっていたけどな。ただ買いのボ
リュームが明らかに膨らんだ。」
Ｔ「為替市場も大きく動いた。ドル円は追加緩和発表前の1ドル110円辺りから115円
台まで円安が進行した。」
Ｍ「ああ。円買いドル売りのストップロスを続々と発動させ、ドルが対円で急進し
た。ある意味、パニック的な動きにも思える。」
Ｔ「それだけサプライズだったと言うことなんだろうけど、さすがに為替も急ピッ
チだよな。」
Ｍ「ああ。1ドル115円という節目を突破したし、更なる円安があるにしても、日柄
調整は必要な場面だろう。」
Ｔ「今日発表されたシカゴ投機筋の円売りポジション見ると円売り越し枚数は前週
より増加していた。ただ思ったほどではない。」
Ｍ「そうだな。投機筋の動向は市場への影響も大きい。投機筋が円を売れば円安に
なりやすく、円を買ったり買い戻したりすれば円高に向かいやすい。」
Ｔ「今日発表されたデータは11/4までの分だが、7万1651枚の売り越しとなっている
。その1週間前は6万7399枚の売り越しだったから、それほど増えたわけでもない。」
Ｍ「追加緩和してから日柄も無いからな。恐らく11/5以降、投機筋の円売りポジシ
ョンはかなり積み上がっている可能性はある。」
Ｔ「9月末には投機筋の円売り越し枚数は12万枚を超えていた。それを考えれば、投
機筋が今後も更に円売りポジション積み上げてくる余地はある。」
Ｍ「ああ。ただ円安になれば日本株も上がるという動きはいつまでも続くモンでは
ない。今週、円安進行しても日本株上げきれない場面も見せていた。」
Ｔ「そうだな。ただ今週は過熱感も強い状況だし、上げきれないのも無理はないだ
ろう。過熱感解消されれば、円安に伴い日本株も買われるという動きが再び強まる
期待はある。」
Ｍ「ただ円安にしても、これ以上円安行くにしろ日柄調整は必要だ。この辺で落ち
着いて日柄調整こなすのが好ましいだろう。」
Ｔ「そうかもな。為替市場に大きなインパクトを与える一つのイベントして昨日は
米雇用統計が発表された。」
Ｍ「ああ。雇用者数は市場予測をやや下回ったものの、失業率は想定より改善した
。前月分は上方修正されており悪い数字ではない。」
Ｔ「そうだな。雇用統計はもともとブレの大きな指標だ。昨日くらいのブレはある
意味当然で、市場予測下回ったと言っても想定の範囲内だろう。」
Ｍ「ああ。ただこの雇用統計をうけ為替はドル売り円買いの動きとなり円高へ進行
している。米株にも重しとなってた。」
Ｔ「雇用統計を嫌気したというよりは、雇用統計で出尽くしの動きになったと言う
方が正しいかもな。」
Ｍ「そうだな。それに米国は既に量的緩和終了となっているだけに、焦点は利上げ
はいつだと言うことになっている。経済指標は多少の弱含みがあった方が良いのか
も知れない。」
Ｔ「ああ。来週は日本株更に上値目指すのか、一服となるのか注目されるが、やは
りまだ過熱感高いからな。上げるにしても、日経平均17000円を大きく上抜いていく
とは想定しにくい。」
Ｍ「まあ来週は調整でも良いんじゃないのか。それを望んでいる投資家も多いと思
うぞ。その方が買いやすいからな。」
Ｔ「確かにそうだな。ただ押し目待ちに押し目無しってこともあるし、思ったほど
下げない可能性はあるんじゃないのか。」
Ｍ「まあ、新しい日銀砲を今週見せられたからな。11/5には1日で380億円もの
ＥＴＦ買いを実施した。」
Ｔ「黒田日銀になって、1日の買い付け額としては最大規模だ。その日の後場日経平
均は大きく戻してあげる展開となっており、これだけ買えばさすがに市場への影響
も目に見えて解るってことだな。」
Ｍ「そうかもな。下げたところでは、日銀砲が発射され押し上げられるという展開
は今後も何度も見られる可能性はある。」
Ｔ「それにより思ったほど下げないと言うこともあり得るわけだな。」
Ｍ「そうだな。何せ過熱感バリバリの高値圏で平気で380億円も突っ込んでくるんだ
からな。」
Ｔ「しかも11/5の日は前場さほど下げていたわけでもないからな。」
Ｍ「どんな買い方してくるかまだ読みにくく、安易に売るのも危険と見ている向き
も多いようだ。」
Ｔ「ああ。ただ11/6の日は大きく下げたが、日銀砲は発射されなかった。その日は
前場上げていて、後場売られた格好だ。」
Ｍ「そう言うパターンでも買いを入れてくるようになれば、それこそ売りにくくな
る。ただ前場上げていたなら、その日は発射しないのであれば、それを読まれて後
場から売り崩しにくる投機筋が出てくる恐れはありそうだ。」
Ｔ「そうだな。まあ来週、再び日銀砲見られるのか注目だな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週も日本株はしっかりと上昇する展開となった。」
Ｍ「これで3週続伸だな。まあ今週上げたと言っても週明けに今週分殆ど上げてしま
った格好だが・・。」
Ｔ「先週末のサプライズ緩和を好感する動きが週明けも続いていたからな。まさか
の一気に17000円台乗せてきたからな。」
Ｍ「ああ。たった二日、正確には数時間だよな。日銀が追加緩和発表してから・・
。その数時間で日経平均は15900円くらいから17100円台まで上昇したことになる。」
Ｔ「その後は基本的に揉み合いだからな。やや荒い揉み合いだが・・。」
Ｍ「まあ、これだけ急ピッチに上昇したんだ。自然とボラは大きくなり値動きが荒
くなりやすい。」
Ｔ「ただ日銀がサプライズ緩和を発表してから明らかに海外勢の動向に変化が出て
いる。今週寄り付き前の外資系証券経由売買動向は連日大幅な買い越しとなってい
る。」
Ｍ「まあ追加緩和前も海外勢は買い越し気味にはなっていたけどな。ただ買いのボ
リュームが明らかに膨らんだ。」
Ｔ「為替市場も大きく動いた。ドル円は追加緩和発表前の1ドル110円辺りから115円
台まで円安が進行した。」
Ｍ「ああ。円買いドル売りのストップロスを続々と発動させ、ドルが対円で急進し
た。ある意味、パニック的な動きにも思える。」
Ｔ「それだけサプライズだったと言うことなんだろうけど、さすがに為替も急ピッ
チだよな。」
Ｍ「ああ。1ドル115円という節目を突破したし、更なる円安があるにしても、日柄
調整は必要な場面だろう。」
Ｔ「今日発表されたシカゴ投機筋の円売りポジション見ると円売り越し枚数は前週
より増加していた。ただ思ったほどではない。」
Ｍ「そうだな。投機筋の動向は市場への影響も大きい。投機筋が円を売れば円安に
なりやすく、円を買ったり買い戻したりすれば円高に向かいやすい。」
Ｔ「今日発表されたデータは11/4までの分だが、7万1651枚の売り越しとなっている
。その1週間前は6万7399枚の売り越しだったから、それほど増えたわけでもない。」
Ｍ「追加緩和してから日柄も無いからな。恐らく11/5以降、投機筋の円売りポジシ
ョンはかなり積み上がっている可能性はある。」
Ｔ「9月末には投機筋の円売り越し枚数は12万枚を超えていた。それを考えれば、投
機筋が今後も更に円売りポジション積み上げてくる余地はある。」
Ｍ「ああ。ただ円安になれば日本株も上がるという動きはいつまでも続くモンでは
ない。今週、円安進行しても日本株上げきれない場面も見せていた。」
Ｔ「そうだな。ただ今週は過熱感も強い状況だし、上げきれないのも無理はないだ
ろう。過熱感解消されれば、円安に伴い日本株も買われるという動きが再び強まる
期待はある。」
Ｍ「ただ円安にしても、これ以上円安行くにしろ日柄調整は必要だ。この辺で落ち
着いて日柄調整こなすのが好ましいだろう。」
Ｔ「そうかもな。為替市場に大きなインパクトを与える一つのイベントして昨日は
米雇用統計が発表された。」
Ｍ「ああ。雇用者数は市場予測をやや下回ったものの、失業率は想定より改善した
。前月分は上方修正されており悪い数字ではない。」
Ｔ「そうだな。雇用統計はもともとブレの大きな指標だ。昨日くらいのブレはある
意味当然で、市場予測下回ったと言っても想定の範囲内だろう。」
Ｍ「ああ。ただこの雇用統計をうけ為替はドル売り円買いの動きとなり円高へ進行
している。米株にも重しとなってた。」
Ｔ「雇用統計を嫌気したというよりは、雇用統計で出尽くしの動きになったと言う
方が正しいかもな。」
Ｍ「そうだな。それに米国は既に量的緩和終了となっているだけに、焦点は利上げ
はいつだと言うことになっている。経済指標は多少の弱含みがあった方が良いのか
も知れない。」
Ｔ「ああ。来週は日本株更に上値目指すのか、一服となるのか注目されるが、やは
りまだ過熱感高いからな。上げるにしても、日経平均17000円を大きく上抜いていく
とは想定しにくい。」
Ｍ「まあ来週は調整でも良いんじゃないのか。それを望んでいる投資家も多いと思
うぞ。その方が買いやすいからな。」
Ｔ「確かにそうだな。ただ押し目待ちに押し目無しってこともあるし、思ったほど
下げない可能性はあるんじゃないのか。」
Ｍ「まあ、新しい日銀砲を今週見せられたからな。11/5には1日で380億円もの
ＥＴＦ買いを実施した。」
Ｔ「黒田日銀になって、1日の買い付け額としては最大規模だ。その日の後場日経平
均は大きく戻してあげる展開となっており、これだけ買えばさすがに市場への影響
も目に見えて解るってことだな。」
Ｍ「そうかもな。下げたところでは、日銀砲が発射され押し上げられるという展開
は今後も何度も見られる可能性はある。」
Ｔ「それにより思ったほど下げないと言うこともあり得るわけだな。」
Ｍ「そうだな。何せ過熱感バリバリの高値圏で平気で380億円も突っ込んでくるんだ
からな。」
Ｔ「しかも11/5の日は前場さほど下げていたわけでもないからな。」
Ｍ「どんな買い方してくるかまだ読みにくく、安易に売るのも危険と見ている向き
も多いようだ。」
Ｔ「ああ。ただ11/6の日は大きく下げたが、日銀砲は発射されなかった。その日は
前場上げていて、後場売られた格好だ。」
Ｍ「そう言うパターンでも買いを入れてくるようになれば、それこそ売りにくくな
る。ただ前場上げていたなら、その日は発射しないのであれば、それを読まれて後
場から売り崩しにくる投機筋が出てくる恐れはありそうだ。」
Ｔ「そうだな。まあ来週、再び日銀砲見られるのか注目だな。期待したいモンだ。」
