◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆ 2015/06/13（土）発行
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◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は波乱含みだったといえるが、終わって見れば先週末から言うほど下げず
に今週を終えている。」
Ｍ「ただ日経平均2万円辺りまで突っ込んだからな。夜間取引では日経先物は19900
円台前半まで付けている。」
Ｔ「黒田日銀総裁が国会で円安牽制とも取れるような発言したことがきっかけだ。」
Ｍ「ああ。これ以上の円安は考えにくい、というような事を口にした。」
Ｔ「日銀総裁が具体的に為替水準に言及するなんて珍しい。」
Ｍ「そうだな。市場では黒田日銀総裁の口が滑ったとか、単に機嫌が悪かったよう
だなんて見方も出ている。」
Ｔ「だよな。この発言に驚いたのか官房長官が日銀総裁の見解であり、必ずしも政
府見解とは一致しないなんてフォロー入れてきた。」
Ｍ「ただ、市場では円安牽制と捉えられても仕方ないだろう。これ以上の円安は日
銀も政府も困るんだなという裏読みが市場ではされてしまう。」
Ｔ「確かに・・・。でも米国は今後利上げに踏み切るんだし、日本は追加緩和ある
かは別としても、量的緩和政策はまだ暫く続ける見込みだ。結局は更なる円安も避
けられそうもないけどな。」
Ｍ「ただ黒田日銀総裁は、米利上げに関しても言及しており、米国が利上げしても
必ずしもドル高円安になるとは言えないと発言している。日本と米国の金融政策の
方向性の違いが既に市場に織り込まれていれば、米利上げしてもドル高円安にはならない可能性もあると・・。」
Ｔ「確かにそうだが、日銀総裁が言うべきことではないだろう。」
Ｍ「まるでエコノミストやアナリストみたいなことをいうモンだ。これだけ言われ
れば、円安牽制と受け止められるのも無理はない。」
Ｔ「だよな。ちょっとした専門家が言う分には、市場もこれほど反応はしない。た
だ日銀総裁が言っているんだからな。金融政策で為替を大きく動かすことが出来る
立場の人が・・・。」
Ｍ「この発言をうけドル円は短時間で2円も円高へと進行している。希に見る波乱的
な動きだったと言えるだろう。」
Ｔ「そうだな。その時に日経平均は20250円前後で推移してたんだが、黒田日銀総裁
の発言が伝わると円高進行をうけ日経平均は1時間足らずで2万円付近まで突っ込んだ。」
Ｍ「その前にはオバマ大統領がドル高牽制とも言える発言が報じられていた。まあ
、その後ホワイトハウスやオバマ大統領が報道を否定したようだが・・・。」
Ｔ「更に昨日はメルケル独首相が、ユーロ高牽制と言える発言をしている。」
Ｍ「ああ。ドル高が牽制され、ユーロ高も牽制、じゃあ円安牽制されている円を買
えばいいと言うことになる。」
Ｔ「確かにそうだな。そうなると、暫く円安へとは戻しにくくなってしまった感じ
か・・・。」
Ｍ「そうかもな。どんどん円高へ行くとは思えないが、まだ暫く揉み合いとなるか
もな。為替は・・。」
Ｔ「ただ来週は為替市場を大きく動かす可能性があるイベントが目白押しだ。」
Ｍ「そうだな。何と言っても最大の注目は米FOMCだろう。米国では経済指標の発表
も多い。」
Ｔ「FOMC声明文や、イエレンFRB議長の記者会見、それにFOMCメンバー達のFF金利見通しも注目される。」
Ｍ「いずれも利上げ時期を占う上で非常に重要だからな。」
Ｔ「まさか今回のFOMCでの利上げはないだろうけど、為替は利上げ時期を巡る思惑で結構動き見せそうだ。」
Ｍ「そうだな。来週は日本でも金融政策会合が行われる。先日の、終了後の会見で
は円安牽制発言に関しても記者からの質問が出てくるだろう。注目だな。」
Ｔ「欧州ではやはりギリシャ問題だろうな。来週はユーロ圏財務相会合が行われる。」
Ｍ「ギリシャ問題も為替に影響を与えるだけに、色々な思惑が交錯して動き見せそ
うだ。」
Ｔ「これだけ為替に影響を与えるイベントがあるんだ。来週一体どういう動きにな
るか読むことは難しい。」
Ｍ「その為替動向に株式市場も影響するからな。結構不安定な動きになるんじゃな
いのか・・・。」
Ｔ「だろうな。下手すりゃ毎日地合の流れが変わるなんて事もあるかもな。強い
相場になったり、弱い相場になったりと・・。」
Ｍ「投機筋にしてみれば腕の見せ所と言うことになるんだろうけど、中長期資金は
様子見に徹する可能性も高そうだ。」
Ｔ「ああ。投機筋には仕掛け的に動かしてくる向きが出てきても不思議はないから
な。これだけイベント多いだけに・・・。」
Ｍ「まあどういう動きになるにしろ、下げてもしっかりと戻してくるような強さ感
じる動きを見せて欲しいモンだ。」
Ｔ「そうだな。期待したいモンだ。」
◆◇地場者の立ち話～番外編～◇◆
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Ｔ「今週は波乱含みだったといえるが、終わって見れば先週末から言うほど下げず
に今週を終えている。」
Ｍ「ただ日経平均2万円辺りまで突っ込んだからな。夜間取引では日経先物は19900
円台前半まで付けている。」
Ｔ「黒田日銀総裁が国会で円安牽制とも取れるような発言したことがきっかけだ。」
Ｍ「ああ。これ以上の円安は考えにくい、というような事を口にした。」
Ｔ「日銀総裁が具体的に為替水準に言及するなんて珍しい。」
Ｍ「そうだな。市場では黒田日銀総裁の口が滑ったとか、単に機嫌が悪かったよう
だなんて見方も出ている。」
Ｔ「だよな。この発言に驚いたのか官房長官が日銀総裁の見解であり、必ずしも政
府見解とは一致しないなんてフォロー入れてきた。」
Ｍ「ただ、市場では円安牽制と捉えられても仕方ないだろう。これ以上の円安は日
銀も政府も困るんだなという裏読みが市場ではされてしまう。」
Ｔ「確かに・・・。でも米国は今後利上げに踏み切るんだし、日本は追加緩和ある
かは別としても、量的緩和政策はまだ暫く続ける見込みだ。結局は更なる円安も避
けられそうもないけどな。」
Ｍ「ただ黒田日銀総裁は、米利上げに関しても言及しており、米国が利上げしても
必ずしもドル高円安になるとは言えないと発言している。日本と米国の金融政策の
方向性の違いが既に市場に織り込まれていれば、米利上げしてもドル高円安にはならない可能性もあると・・。」
Ｔ「確かにそうだが、日銀総裁が言うべきことではないだろう。」
Ｍ「まるでエコノミストやアナリストみたいなことをいうモンだ。これだけ言われ
れば、円安牽制と受け止められるのも無理はない。」
Ｔ「だよな。ちょっとした専門家が言う分には、市場もこれほど反応はしない。た
だ日銀総裁が言っているんだからな。金融政策で為替を大きく動かすことが出来る
立場の人が・・・。」
Ｍ「この発言をうけドル円は短時間で2円も円高へと進行している。希に見る波乱的
な動きだったと言えるだろう。」
Ｔ「そうだな。その時に日経平均は20250円前後で推移してたんだが、黒田日銀総裁
の発言が伝わると円高進行をうけ日経平均は1時間足らずで2万円付近まで突っ込んだ。」
Ｍ「その前にはオバマ大統領がドル高牽制とも言える発言が報じられていた。まあ
、その後ホワイトハウスやオバマ大統領が報道を否定したようだが・・・。」
Ｔ「更に昨日はメルケル独首相が、ユーロ高牽制と言える発言をしている。」
Ｍ「ああ。ドル高が牽制され、ユーロ高も牽制、じゃあ円安牽制されている円を買
えばいいと言うことになる。」
Ｔ「確かにそうだな。そうなると、暫く円安へとは戻しにくくなってしまった感じ
か・・・。」
Ｍ「そうかもな。どんどん円高へ行くとは思えないが、まだ暫く揉み合いとなるか
もな。為替は・・。」
Ｔ「ただ来週は為替市場を大きく動かす可能性があるイベントが目白押しだ。」
Ｍ「そうだな。何と言っても最大の注目は米FOMCだろう。米国では経済指標の発表
も多い。」
Ｔ「FOMC声明文や、イエレンFRB議長の記者会見、それにFOMCメンバー達のFF金利見通しも注目される。」
Ｍ「いずれも利上げ時期を占う上で非常に重要だからな。」
Ｔ「まさか今回のFOMCでの利上げはないだろうけど、為替は利上げ時期を巡る思惑で結構動き見せそうだ。」
Ｍ「そうだな。来週は日本でも金融政策会合が行われる。先日の、終了後の会見で
は円安牽制発言に関しても記者からの質問が出てくるだろう。注目だな。」
Ｔ「欧州ではやはりギリシャ問題だろうな。来週はユーロ圏財務相会合が行われる。」
Ｍ「ギリシャ問題も為替に影響を与えるだけに、色々な思惑が交錯して動き見せそ
うだ。」
Ｔ「これだけ為替に影響を与えるイベントがあるんだ。来週一体どういう動きにな
るか読むことは難しい。」
Ｍ「その為替動向に株式市場も影響するからな。結構不安定な動きになるんじゃな
いのか・・・。」
Ｔ「だろうな。下手すりゃ毎日地合の流れが変わるなんて事もあるかもな。強い
相場になったり、弱い相場になったりと・・。」
Ｍ「投機筋にしてみれば腕の見せ所と言うことになるんだろうけど、中長期資金は
様子見に徹する可能性も高そうだ。」
Ｔ「ああ。投機筋には仕掛け的に動かしてくる向きが出てきても不思議はないから
な。これだけイベント多いだけに・・・。」
Ｍ「まあどういう動きになるにしろ、下げてもしっかりと戻してくるような強さ感
じる動きを見せて欲しいモンだ。」
Ｔ「そうだな。期待したいモンだ。」
